- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2021/02/19
- 出版社: ビジネス社
- ISBN:978-4-8284-1622-9
日本いまだ近代国家に非ず
著者 小室直樹
「特捜検察や尖閣問題のデタラメは、なぜ生じるのか?制度だけ輸入し、近代のエートスを知らないからだ。民主主義への無理解が日本を滅ぼすことを完全論証!」偉大な政治家と政治屋と...
日本いまだ近代国家に非ず
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商品説明
「特捜検察や尖閣問題のデタラメは、なぜ生じるのか?制度だけ輸入し、近代のエートスを知らないからだ。民主主義への無理解が日本を滅ぼすことを完全論証!」偉大な政治家と政治屋との違い。官僚の本質。民主主義のコスト。近代裁判の原則。等など、稀代の大学者が田中角栄を俎上に、解りやすく論じる。
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書店員レビュー
この本の著者、小室直...
ジュンク堂書店藤沢店さん
この本の著者、小室直樹はもうすでに他界してしまいましたが、
フルブライト留学生としてアメリカで世界基準の学問を学んだ
知の巨人であると言われています。
専門は社会学、経済学、政治学など幅広い。
彼の書く文章は独特のテンポで面白く、一般人でも読めるように
平易に書かれています。
かの有名な副島隆彦氏や宮台真司氏も彼の弟子として
知られています。
彼の思想的傾向は天皇制断固支持でゴリゴリの保守なのですが、
タイトルを見て分かるように日本の官僚制度に対してすこぶる厳しい。
この本では、日本はデモクラシーならぬ役人クラシーと
皮肉をまじえています。
戦後にデモクラシーを理解し、それを実行したのは
田中角栄ただ一人と断言。デモクラシーはお金がかかるもので、
金権腐敗はある程度は仕方がない。それを国民一人一人が
理解していないと、戦前の日本のように軍部の暴走を招くと
鋭い指摘。
この本はいわゆる田中角栄全面擁護論として以前出版された作品
を改訂して、新たに世に出されたものです。
今読んでも、時代が彼の思想に追いついていないということを
再確認させられる一冊です。
藤沢店 社会担当