笑えるのに切ない
2021/03/13 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tamayo04 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著書の他の作品を図書館で借り、あまりに面白いので過去の作品を読んでいたところ、ちょうど新刊が出ていたので買いました。ぽんぽんと弾むような文体で読みやすい上、主人公が頭の中の言葉ひとつひとつがいちいち笑えます。弟のくだりなど切ないですが、リアルで人生の悲しさも味わえる小説でした。解説で言及されていたように、主人公の置かれた立場は女性問題やジェンダーの観点から見ても深読みできる内容ですが、それをこれだけ笑える小説に盛り込むのがすごいと思います。
それから著書紹介の写真と紹介が素敵です。
投稿元:
レビューを見る
いやはや、途中からまさかの急展開。クセが強くて誰彼にでもは薦められないけれど、孤独死が怖い、もうすぐアラフォーのわたしにはめちゃくちゃ刺さった。
投稿元:
レビューを見る
書店で並んでいたのを見て、読んでみたくなった。買う気はしなかったので、図書館に入るのを待ってすぐ予約したので、素早く借りられた。
結婚を焦って、婚活に励む内容だけど、どこまでが事実で、どこからが小説なのかわからない。
30代が一番結婚を焦るような気がする。結婚しないと人生終わりだとまで思ってしまうこともあると思う。40代になるとうまくいっていない夫婦を見かけることも多くなるし、自分なりの生活スタイルもできて、そこまで焦らなくなると思う、もちろん人によるけど。
マッチングアプリを使っての婚活の話はリアルだなと思った。おそらくこんな感じなんだろうな…
「俺は、自分が何を欲しいかちゃんと自覚して、全力で獲りにいく女性が好き。あれこれ言い訳をして、自分には無理だと勝手に決めて、欲しいものから目をそむけて逃げてしまう人には魅力を感じない。」刺さるなあ。
作者の言動がぶっ飛んでいるので、笑えるやら呆れるやら。でも、最後は割とまともな結論に達していた。「年齢や周りの目を気にして生きるのはバカなこと」
投稿元:
レビューを見る
なんだろう。
もっと笑い飛ばせる話かと思ったけど、
結婚というより恋愛がしたいと
書いてあったように、少し結婚への向き合い方が、
ズレてる気がした。
前向きに努力しているのに、ハズレの男を
引いてしまう感じを期待してしまってた。
投稿元:
レビューを見る
まずしょっぱなから著者の釣書が。身を削っての婚活私小説?らしい。「私はね、55歳になったあんただよ。今も独身で孤独だわよ」ある日29歳の南さんの前にみすぼらしいオバさんが現れる。未来からやってきた自分。こうはなりたくない!本気で婚活しないと!という物語だが、まあとっ散らかった内容。赤裸々でお下劣な文章。コミカル風だがヘビーな急展開。煙に巻かれたようなラスト。思ってたのとは全然違ったが意外と考えさせられた。とりあえず作中の南さんが男性を見る目がない、というのだけはハッキリわかった。賛否わかれるであろう1冊。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれて手に取った本
数年前からの婚活ブーム…というより
もはや、出会いのひとつの形となっている婚活アプリ
軽い気持ちで始める人からガチで!の人まで様々だけど
最初このタイトルなのでガチの人かと思っていた。
読み進めると、結婚がしたいのかどうかすら
自分でも分かってないけど
年齢とか子供とか親とか…結婚しなくちゃ!って
焦ってる(ばばぁに焦らされてる?)ストーリー?
色んな事があって(もちろん結婚のチャンスも)
ラストが真理かなって。
死なないために生きるパワーをくれるのが
婚活なのかも。
いつか自分もって夢を与えてくれたり
この不安から救い出してくれるかも、とか。
投稿元:
レビューを見る
初・南綾子先生。情熱的なタイトルと五月女ケイ子さんのカバーイラストに圧倒され買ってしまいました笑
一言で言うなら性的なさくらももこ。
多少嘘を混ぜて書いてあるとはいえ、焦りから都合のいい女(セフレ)になってしまった事や大事な人との別れ、そして、さり気なく漢検2級をカンニングした事まで書かれており、「さらけ出す勇気」が凄い。
過去に「君の小説は下品でなく無品」と言われたと書かれており少し納得してしまったが(失礼)、それでも面白いからいいじゃない!って思います。
ところで「ヤシガニみたいな顔」ってどんな人なんでしょうか…とても気になります笑
南先生はもう執筆されていないのでしょうか? だとしたら残念でなりません。
先生の過去作も読んでみたいと思います!
投稿元:
レビューを見る
『婚活1000本ノック』もすごかったけど、今作も勢いがすごい。何度も笑って、何度も落ち込んで揺さぶられてジェットコースターかっての。その勢いのまま一気読み。一番笑ってしまったのは弟が山伏になってしまったシーン(不謹慎だったらごめんなさい)。30代後半の結婚したい独身女性にオススメしたい一冊。南さんは売れないって散々言ってたけど、私は南さんの本はわりと好きです。でも図書館派だけど(笑)
投稿元:
レビューを見る
結婚したいというよりは、しなきゃいけないという義務と、したいのかという自分の気持ちとの葛藤とか。
なかなかに女性はめんどくさいなということを感じる。
投稿元:
レビューを見る
アラフォーになってこのまま気ままな独身を貫くのもいいと虚勢を張りつつ、内心では一生独り身かと焦る女性の気持ちが赤裸々に書かれていて、頷ける部分も多かった。
ただ、たまに言い訳っぽい表現がくどく感じたことと、ギャグ?に笑えなかったところがマイナスポイント。
リアルならとことんリアルに書き切って欲しい気がした。
投稿元:
レビューを見る
この主人公のような人とは絶対知合いになりたくない。婚活を理由に男をあさり、気に入らない相手はバカ男・クソ男呼ばわり。アラフォー女の暴走に血の気が引く。
投稿元:
レビューを見る
南さんのことは、この本の冒頭にも収録されている「ばばあのば」を「文芸あねもね」で知りました。
南さんより年上の自分は、そういう市場に出て行ったらこれより酷い扱いを受けることになるのかと辛かった。
あと何十年これを繰り返すのだろう、と怖くなりながらも、結婚ってやっぱり結婚さえすればよいから、というものではないと感じる主人公に共感。
それにしてもどこまで事実かわからないけどさらけ出しっぷりがすごい。
投稿元:
レビューを見る
女性は特に年齢に価値があるというか、婚活市場では若さこそ強み。
ある程度の年齢を過ぎると、婚活は不利になっていく。
なのに理想は高くなるばかり。
だからだめなのだと言われても、わかっていても止められない。
相手の嫌なところばかり目がいって、上手くいかない。
妥協して合わせてた相手に振られるとか、お互いすごく嫌ですね。
年齢を理由に女性としての価値がないと言われるのとか、思わずイラっときてしまったのは、ちょうど今私がその年齢にいるからかもしれません。
人を年齢だけで判断するなよとも思いますが、それが現実ですね。
婚活仲間の中で、結婚できた人とできない人。
その差は何なのか。
婚活している人には参考になる作品かもしれません。
年齢によっては、私のようにぐさっと刺さる可能性があるので注意が必要ですが。
投稿元:
レビューを見る
「捨て身の恋愛小説」って帯に惹かれて(笑)
この著者の本はまだ2冊目だが、妙にリアルで、普段人が言えないモヤモヤしたものを替わりに吐き出してくれてる感じがする。。
妙に親近感が湧き、妙に納得して、妙にハマってしまう。。
他の作品も読んでみたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
おもしろかった
婚活する筆者の実話にフィクションを混ぜた話
フィクションにしても筆者の写真も載ってるのにあけすけに婚活中の悩みとか葛藤を書いててすご!っ何度も思った
文章を書いて生計を立てている身として、言葉にならないとか筆舌に尽くしがたい、とかいった表現は使ってはならない。と昔えらい編集者に言われたことがあるけど、私は全然本が売れてないから筆一本では生計を立てられずせこせことバイトをしているのでいいのである。とか書くのがこの筆者(南さん)ってかわいいなって思った
南さんが結婚相談所で知り合った無難な人と婚約して自分の母に合わせた時の母の対応がよかった
39歳なのに来年には子供欲しいとか簡単に発言して、できなかったらどうするの?っていう質問にもちゃんと答えられず40代で婚活してる女性を見下してるような発言をして南さんを幸せにします!って宣言した相手のことをつまらない人だね、あんな人と無理に結婚しなくていいよ、孫も望んでないよ、みたいに結婚=幸せって決めつけてないところがよかった