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不足を知る
2021/06/01 16:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に挙げられた本の数と内容に、頭を殴られた気がした。
読んでいない本がいかに多いことかと、愕然とした。たった「200冊」だというのに、これまでに読んできた本との分野の違いで、まだ何も知らないのだと思い知らされた。
これからまだ足りない所を埋めて行く作業が必要なのだと自覚しただけでも、今は良しとすべきか?などと自問しながらの読書だった。
他人の書棚を覗く機会に行き当たったような本でした。
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<目次>
はじめに
序章
第1部 人類の知の進化
第1章 宗教と神話
第2章 哲学と思想
第3章 経済と資本主義
第2部 人類の歴史に残る200冊
第1章 資本主義/経済/経営
第2章 宗教/哲学/思想
第3章 国家/政治/社会
第4章 歴史/文明/人類
第5章 自然/科学
第6章 人生/教育/芸術
第7章 日本論
<内容>
500ページに及ばんとする読書本。人類の叡智を詰め込んだもの。ブックガイドとしても優れる。読みごたえもあり、読みたくもなる。
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『独学大全』のような熱さや深掘りはない単なる名著紹介
「大全」と付けるのであればもう少し読書に対して、200冊に対しての軸のようなものを示して欲しかったが
だがこの200冊を読了しようとは思った
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宗教、哲学、経済の歴史をざっくり概観した後、200冊の書評(リストだけなら300冊)。難解と言われる本もなんのその、一体どうやったらこんなにちゃんと読めるんだろう。
積読しておいて、読む本に困ったときや、難解書の導入に使いたい。
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残念ながら自分にはあいませんでした。
各ジャンル毎に良書と言われる本をピックアップし、2ページに要約しているので、本の概略を知るには適していると思います。ただ自分の読んだ本数冊の概略を読んでみると、やはり2ページでまとめるのはかなり無理がある様に感じました。良書の索引本として活用出来るのでは無いかと思います。
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古典のブックガイドですね。
1部は、宗教、哲学、経済の概説が書いてありますが、
それぞれの入門書、概説書に書いてあるような事が書いてあります。
この著者の独自性はなく、冗長に感じました。
1部で全体の位置付けを行なっていると言っていますが、概説としては紙面が少なく、教科書的な記述になっています。
教科書的内容でしたら専門分野の哲学入門のような本の方が、分かりやすいと思います。
2部の200冊は、量がすごいです。
古典をこれだけ纏めた労力には敬意を表します。
網羅性があるので気になっているものをピックアップして読むのが良いと思います。
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非常に困難なビジネス経験を積んだ著者だからこそ紡げる、実践的かつ体系的な教養の書の入り口。哲学、経済、歴史、文化、そして日本論それぞれに、体型整理と名著の内容が紹介されている。自分自身の今の課題感によって、飛び込んでくる書物や内容は異なるだろうから、悩んだらまたパラパラ見て考える道標にしたい。
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第1部:人類の知の進化
本書の前半では、人類の知の進化を「宗教と神話」「哲学と思想」「経済と資本主義」という3つの軸に沿って見ていきます。この「大きな流れ」を押さえることで、
はるか昔の祖先から連綿とつながる人類の歩みを俯瞰的に捉えることができるばかりでなく、第2部で紹介する「人類の歴史に残る200冊」への理解が深まります。
第2部:人類の歴史に残る200冊
本書の後半では、「人類の歴史に残る本」を「資本主義/経済/経営」「宗教/哲学/思想」「国家/政治/社会」「歴史/文明/人類」「自然/科学」「人生/教育/芸術」「日本論」の7章立て
中でも1章の「資本主義/経済/経営」は、ビジネスリーダーの方々の読書の入口として特に重要です。
「近代経済学の父」と言われるアダム・スミスから始まる近代経済学とその後の資本主義が、現在の我々のビジネスとどうつながっているのかを知ることから始める
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圧倒的なインプット(読書)とアウトプット(著作)の量に驚かされた。いつか読もうと思っていた本が多く取り上げられており、改めて古典の重要性を認識した。
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著者の趣味趣向でオススメの本を羅列するのだはなく、各分野ごとに体系的に勧めてくれおり、順序に沿って読み進めるだけどその分野のどのような推移を辿ってきているのかを大雑把に掴むことができる。第1章の大枠の流れを説明してくれている部分と合わせて、本書を通して総合的に学ぶこともできている、ありがたい。
学問の端緒は哲学にあり、そこから派生して自然科学隆盛の世界に偶然にも生きている私ですが、人間の究極命題、私とは?世界とは?を探究し続けるアプローチが仔細化しているだけで、目的は共通してるのではという印象。
200冊全てを読破できれば良いのですが、まずは今の自分により興味が惹かれたものから順にチャレンジしていく所存ですり
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p5 瀬島龍三 幾山河:瀬島龍三回想録
p7 電力の鬼松永安左エ門 実業家がひとかどの人物に成長するには闘病、浪人、投獄のどれかを体験しなければならない
p14 ハンナ・アーレント エルサレムのアイヒマン
p19 読書の目的は、本をたくさん読むこと、たくさんの知識をみにつけることではない。良い本をじっくりと読んで、それを自分のものとした上で、さらに自分の頭で考えることを目的とすべき
p58 ユヴァル・ノア・ハラリ サピエンス全史 人間が獲得した虚構を信じる力が神話を生み出し、見知らぬ人同士の協力を可能とし、社会を作り上げ、宗教、国家、法律といった想像上の秩序を成立させていった
p99 弁証法というのは、同じ問題について2つの相対立する立場がぶつかり合っている状態から、その矛盾を新たな次元で統一する止揚(アウフエベン)と通じて、高次の段階へ至るというもので、定立、反定立、総合という三段階で説明されます
ヘーゲル 精神現象論
p107 西洋哲学と東洋哲学では真理の捉え方が異なる
西洋ではプラトンの時代から、真善美の3つを価値ある理想(イデア)として追い求めた 西洋では言葉が重要な意味を持ち、真理も言葉によって表現できると考えられてきた
仏教の真理は言葉では説明し尽くすことができないものだとされています 仏教では、存在の究極的な姿としての真理を真如といい、これは「あるがままにあること」を意味します。しかし、言葉は不完全なものであることから、本当の真如は悟りを開いた仏陀にしかわからないとされています。、このように言葉では言い表せない真如を、離言真如といいます
p108 そもそも中国には古くから言は意を尽くさずのように、言葉は不完全なもので、人の心は正確に伝達できないという考え方があります。
東洋哲学と西洋哲学では実在の捉え方も違います
西洋哲学 真の実在は自然を超越した場所にあるとされています
東洋哲学 真の実在は個々人の内面にもとめられます
ナオミ・クライン ショック・ドクトリン
道元 正法眼蔵
広井良典 人口減少社会のデザイン
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本書は、2部構成になっていて、1部では、人類の知の進化として、宗教と神話、哲学と思想、経済と資本主義の概略が著者によって示される。
第2部では、200冊からなる書評が続く
一章 資本主義、経済、経営
二章 宗教、哲学、思想
三章 国家、政治、社会
四章 歴史、文明、人類
五章 自然、科学
六章 人生、教育、芸術
七章 日本論
200冊の書評は凄い。自分がここで挙げられている本をどれだけ読んだのか?数えてみたら18冊(タイトル)だった。 読んだからどうって訳でもなく、趣味として気になるタイトルが有れば読む程度の自分としては、意外に多かったか?
仕事にも役に立つ本として読むとしたら、どんな本が良いかなぁと思ってる40代位の人向けの本です。
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分野ごとに歴史的名著たちの概要と関係性を俯瞰して把握できる。
この本を読むだけで紹介されている200冊の内容を理解することは不可能だが、書店で何か一冊でも見つけると「おっ」と思って手に取るようになる。そんなきっかけを与えてくれる一冊。
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古今東西の哲学、科学、経済、宗教など古典を網羅した大部なガイド本。著者は金融業界出身でバブルやリーマンショックを経験し、リーダーに求められる教養の必要性を説く。作家が解説する読書ガイドよりは説得力があり、学際的で知的刺激が与えられる一冊。
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200冊のあらすじと解説を見開き1ページで述べている
分野別の目次になっているが
巻末に年表が有り、歴史とその時代の有名図書を紹介している。
年表から気になった本から読み込む。
子供と片っ端読みたい