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P+D BOOKS 海軍
著者 獅子文六
真珠湾攻撃をテーマにした青春小説。 薩摩人・谷真人と牟田口隆夫は、同い年で幼なじみ。ふたりは旧制中学に入ると、ともに海軍に強いあこがれを抱く。真人は首尾よく兵学校に合格し...
P+D BOOKS 海軍
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海軍 (P+D BOOKS)
商品説明
真珠湾攻撃をテーマにした青春小説。
薩摩人・谷真人と牟田口隆夫は、同い年で幼なじみ。ふたりは旧制中学に入ると、ともに海軍に強いあこがれを抱く。真人は首尾よく兵学校に合格し、どん亀と呼ばれながらも着実に力をつけていく。しかし、隆夫は軍人になれず、やがて画家の弟子に。
別々の道に進んだかと思われたふたりだったが、何かに導かれたように再会し、真人の口利きで隆夫は軍属として軍艦を描く仕事を得る。そして昭和16年12月8日、真人たちは真珠湾で勝利を収め、隆夫はその光景を描くが――。
モデルは真珠湾攻撃で殉死した横山正治少佐。戦時中の1942年に「朝日新聞」に連載され、第14回朝日文化賞を受賞した、“青春小説”というべき傑作に、単行本未収録の「戦時随筆」9篇と、『海軍』の後日談「軍神」を収録。
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紙の本
決して、戦争賛美の小説じゃない
2021/05/21 22:49
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、私が大好きな作家・獅子文六氏が本名の岩田豊雄名で戦中に朝日新聞に連載していたもので、真珠湾攻撃の「九軍神」の一人を描いたということから戦後に「戦争協力作家」として「追放」の仮指定がされたが、その後解除されたということだ。戦争賛美の臭いが強い作品だと嫌だな思いながら読み進んだのだが、すんなりと海軍にはいった谷と画家になった牟田口という二人の青年の世界に入り込むことができた、さすがは獅子文六で、何の心配もする必要がなかった、当然のことなのだが。ひねくれものの私はやはり、すんなりと海軍兵学校に入隊した谷より、軍人になれず、軍人を恨んで画家を目指した牟田口を応援してしまう、しかし、そんな私を尻目に彼らの友情は復活する、よかった、よかった