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過労死110番
著者 森岡孝二 , 大阪過労死問題連絡会
「過労で人が死ぬはずがない」といわれた当初から,遺族の声なき声に耳を傾け続けてきた無料電話相談.今や「KAROSHI」は,英語の辞書にも載る日本発の言葉となった.だが依然...
過労死110番
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過労死110番 働かせ方を問い続けて30年 (岩波ブックレット)
商品説明
「過労で人が死ぬはずがない」といわれた当初から,遺族の声なき声に耳を傾け続けてきた無料電話相談.今や「KAROSHI」は,英語の辞書にも載る日本発の言葉となった.だが依然として過労死・過労自殺が減る兆しは見えない.「過労死」を死語にするための一歩として,その救済のための闘いの歩みをたどり,今後の課題を見据える.
目次
- はじめに 過労死のない社会を目指して
- 過労死の現状と「働き方改革」の行方(森岡孝二)
- 過労死110番の三〇年(松丸正)
- 取材を通して考える(織田柳太郎)
- 遺族の話・1 夫を、そして父を家庭に取り戻すために(平岡チエ子)
- 遺族の話・2 夫の生きた証、一〇年九か月の闘い(寺西笑子)
- 遺族の話・3 まるで無法地帯の職場が奪った息子の命(中間博光(仮名))
- 【リレートーク】「過労死」を死語に
- 大阪過労死問題連絡会 略年表
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紙の本
すべての労働者に読んでほしい
2020/04/17 07:27
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
全ての働く人、その家族に読んでほしい。60頁ほどなのですぐに読める。働きすぎて死に至ることが全く認知されず、今でいう過労死が「急性死」や「“いわゆる”過労死」と呼ばれていた時代から、会社に、社会に殺された遺族は闘っていた。人口に膾炙する前から過労死を問題として取り上げてきた遺族、弁護士、記者の話を少しずつ集めたブックレット。特に心に残るのはリレートークの織田さんの最後の言葉。人には悲しいことやつらいことを忘れようとする本性がある。しかし過労死で家族を失った遺族はその本性に抗い、何十年も闘ってきたのだ、と。