紙の本
ついつい入り込んでしまう!
2021/06/06 14:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼんぼん - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第3弾。第2弾まで読んで物語の世界に入り込んでしまいました。共感と応援しながら世界の中で読み進めることができたのが楽しかったです。
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寄りを戻した結衣と種田だったけど、トラブルにより種田は一時ヘルプの為仙台へと飛ばされる。そして、結衣も残業したがる部下に困惑し…
結衣も種田もプライベートの話し合いの時間を仕事の話し合いにしかしておらず、意思疎通が出来ずすれ違い、その上元カレの巧がヘッドハンティングしてくるのも追い討ちを掛けてきてドキドキしっぱなしでした。
昔結婚しようとしていた頃、あれだけ馬車馬の様に働いていた種田の内側がようやく今回明かされ、あの給料じゃ割に合わないって結衣の気持ちも痛いほど解りました。
出世なんて全く意図しなかった結衣が、出世コースへとコマを進まざるを得ないのが心配ですが、続編を待っています!
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本当に結衣ちゃん好き。残業大好きな同期に読ませたい!最後の自信満々な結衣ちゃんが最高だった。格好良すぎる。
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私自身は残業代など発生しない職種のため、残業代を発生させる為に遅くまで残って仕事をするという感覚が分からない…が、一般の仕事はそういう問題があるのか!と社会勉強。
結衣と種田がいつまで経ってもつかず離れずなかなかお互いの時間を作れていない様子が変わらないなあ〜と。
定時で帰る管理職。管理職が早く帰れば下も帰りやすいのか。それとも管理職のくせに早く帰るとは!と反感をかうのか。どっちもどっち。
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残業することは美徳。
そんなイメージに捉われている人はかなりいると思うけど。
でも、色々な理由で残業をやらなければならない人もいる。
こういう人、こういう企業体質に一石投じる本書。
自己肯定感がアップダウンする主人公。
後半ガーーって突き進み、実際には「?」って思うことが多々あるけど、読了感はスッキリ(笑)
こういうイケイケお仕事小説、案外好き♪
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今日本屋で見つけて、一気に3時間で斜め読み。前作がドラマ化されているので、読みながら脳内で映像化できていて、吉高由里子と向井理が、バリバリ仕事しながら、二人の関係を深めていってる。そして、あ~~ここで江口のりこ、いい仕事するやん。いやいや、まだドラマ化する話は全くない。だって出来立てホヤホヤの新刊ですから。この1年、働くというところから完全に離れていた私からすると、今、働いている全ての人達に、そうだよ。もっと皆評価されていいんだよ。ちゃんと報酬をもらう。残業代で誤魔化されたり、ダブルワークを認めてもらったって喜んだりするんじゃなく、基本給をきちんと上げてって要求していい。今の時代の労使交渉は、こういうのも有り。頭が固い労組の方々に一番読んで欲しい一冊です。
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2作で終わるかと思っていたが、まさかの3作目。
ドラマ同様、種田とよりを戻したところから、今作は始まる。
刊行自体は少し間が空いているが、作品は前作からの続き。
よりを戻した種田は、結衣と一緒に住むためにマンションを購入。そのまま、結衣の誕生日に入籍…
と、とんとん拍子かと思いきや、いきなり仙台へ出張。2週間以上、新居にも帰れない日々が続いており、入籍も延び延びに。
そんな結衣も、入社以来定時で帰るワークモデルとして、取材を受ける一方で、社内に蔓延る「生活残業族」との闘いを強いられていた。
今作で取り上げているのは、生活のために残業しなければいけないほどの会社の不当評価の問題。
結衣は入社以来、定時を貫き、33歳で管理職になっても、年収は役職手当を入れても480万円。新入社員で入った結衣は、その評価が決して悪いものだと疑っていなかったところが凄い。
しかし、30代前後の家族を抱える男性には、残業代の有無は死活問題。その為にわざと仕事を遅らせて、残業する人が増えていく。
残業代を減らす為に残業ゼロを目指す会社と、生活の為に残業をしたい社員の間で板挟みになる結衣。
仙台に行ったまま、戻らない種田の代わりにマネージャーの仕事もこなしながら、何とか会社との交渉に臨むが失敗続き。
そして、最後に結衣がたどり着いた方法が、今ではめっきりニュースでも聞かなくなった「ストライキ」それもデジタルを使ったもので、ラストのこのシーンは頭の固い創業族に対する一矢を報いた形で、読んでいてスカッとした。
全社員の賃上げ交渉は成功したものの、仕掛け人である結衣は異動することに。
ここで報復人事をぶち込んでくるところも、この作品ならではなのかも。そんなに何もかもうまくいかない。
いつもそんな気分にさせられる。
でも、今時、ベース給に見込み残業代50時間含むとか言う求人がざらにあって、50時間までは働けよ、と言われているようで、まだやった分だけきちんと残業代が出るネットヒーローは健全な会社だと思うのは、私だけだろうか?
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入社以来、定時で帰る姿勢を変えない東山結衣を主人公とした“会社員”小説の第3弾。今回は結衣の対極に位置する“なんとかして残業したい”社員たちと会社の板挟みになって苦悩する。ぼくは1秒たりとも長く会社にいたくない派なので定時で帰るために全力を尽くすが、定時まではちんたら仕事して残業時間から目を輝かす人がいるのも知っている。効率を上げれば仕事を増やされ、結局残業になるという悪循環も経験済みだ。様々な思いを読み取りながら読了した。おもしろかった。
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面白かった!
それに元気をもらえた!
そんな話でした。
こんなリーダーいたら、仕事の効率上がるでしょう。誰も職場に長時間いたくない。
とは言うものの、少し生活に余裕も欲しい。
思い当たることは多々あるし、耳もいたい。
でも、読了後の感想は、面白かった!に尽きます。
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前2作同様、ただ面白いだけでなく、ちょっとだけ考えさせられるところがある。
今回のテーマは「生活残業」。
その根底にある日本の会社の仕組みとか、日本の経済の問題とかがわかりやすく書かれている。
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『わたし、定時で帰ります。』シリーズ第三弾は、そもそもの土台である残業問題。
収入を上げるために残業を積み上げる生活残業、という観点だけでなく、残業が多いほうが評価が上がりやすい、という構造に切り込む。
このシリーズは、散りばめられたエピソードが勤め人あるあるというところがより物語に没入させてくれる。その上で、現実にも残業ゼロという会社がある以上、残業に依らない活動はあるはずだ、という東山の主張は物語の理想論ではないリアリティがある。
それ故に、あえて残業している訳ではなくても残業ゼロのためにどんな手も使うほどではない、残業が常態化している自分のこれまでと対比したときに、胸に刺さるものがある。
このシリーズは基本的に前向きに終幕するが、一刀両断な問題解決ではなく、現実の中での最適解を求めて奮闘して落としどころを見つける物語と感じている。それだけに、物語中で煙たがられる塩野谷よりも既に年齢を重ねている自分としては、今作は一番問題が近いことで入り込みやすく、読後はより一層のモヤモヤを覚えた。
ただそれは不快なものではなく、わが身に引き換えて(残業に限らず)課題を考える契機を与えてくれるもので、これからの展開も非常に楽しみ。
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感動と読んだ後の爽快感がたまらないです。
1巻〜3巻までを一気読みしました。
ドラマ化されたことは知っていましたが、ドラマは見たことがなかったので、どんな話なんだろうと。
過去の歴史人物達から、現在起きている仕事の残業問題などを考察するくだりが面白い。
基本的に会話文が多いので、スラスラ読めます。
登場するキャラクターも愛くるしく、想像しながら楽しみました。
早くも続編が出ることを期待しています。
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賃上げ交渉!ネオストライキ!生活残業についてのことを読んでいて、非常に納得してしまった。効率よく時間内に働いて、給料も上がる、すばらしいと思う。効率化が苦手な人にはたまったもんじゃないかもね。『この無駄な単純作業を早く終わらせたいという思いの強さが新しい技術を生む』とても共感!無駄な作業ばかり増やしてダラダラやるのは私も好きじゃない。
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ウェビナーを使って全社を巻き込んでのベア交渉なんてすごい!と思ったら、既にベアの下地が着々とできてたりもして「そうきたかー!」と思わず声が出てしまった…
最後の方「これでいいの?」ちょっとモヤったけど面白く読めました。
王丹の本業(?)が意外で今回一番びっくりしたポイントかも。
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これからどんどん偉くなって女島耕作みたいなシリーズになるのだろうか。
馴染みの中華料理屋で会社の事をしゃべりすぎてる、常連のおじさん達が実は名のある方々でいつか助けてもらう予感あり。