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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2021/04/26
  • 出版社: 宝島社
  • レーベル: 宝島社文庫
  • ISBN:978-4-7966-6903-0

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電子書籍

シャトゥーン ヒグマの森

著者 増田俊也

あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の電子化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』...

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シャトゥーン ヒグマの森

税込 618 5pt

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シャトゥーン ヒグマの森 (宝島社文庫)

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商品説明

あの超人気作家、夢枕獏氏が大絶賛した、第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作が待望の電子化! 「何年かに一度、時おり、動物パニックものの傑作が登場する。西村寿行 『滅びの笛』、吉村昭 『羆嵐』、志茂田景樹『黄色い牙』。本書、増田俊也の『シャトゥーン ヒグマの森』は、久かたぶりに出たこの手の話の傑作である」(解説より)
マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、ライオンの首を一瞬でへし折るパワーをもつ巨大ヒグマ、シャトゥーンが襲いかかる! 電話も通じない孤立無援の状況下から脱出することは出来るのか!?

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みんなのレビュー90件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

序盤のスピード感は圧倒的

2010/06/06 07:01

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:siki - この投稿者のレビュー一覧を見る

動物パニック物ってことは序盤は退屈なんだろうな、と思っていたら序盤から急展開で一気に引き込まれます。

絶妙なタイミングで挿入されるヒグマの恐ろしさについてのウンチクも相まって、かなりのハラハラ感が味わえ、名作の予感……なのですが、残念ながら中盤『だれが主人公なのか』がハッキリすると、以降急速に失速します。

というのも、序盤アレだけあっさりと登場人物たちを絶体絶命の危機に追いやったくせに、主人公たちだけは襲われてもたいした怪我もせずに危機を乗り越え、しかもそれに理由がないのです。知恵を絞って切り抜けるわけでも、ご都合主義な幸運に助けられるわけでもさえなし。
そのため、あれだけ恐ろしかったヒグマが中盤以降は着ぐるみのキャストにしか見えなくなります。これなら主人公は実は○○の達人だった、超能力者だった、ほうがましです。
その上、終盤、主人公のある人物に対する対応には倫理的にかなり問題があり、感情移入を妨げられます。本当に命がかかっている状況であれは……。

また、エピローグがなく唐突に終わるのも不満点。
物足りない、というより作者が放り投げたという印象すら受けます。

などと不満点ばかり書いてしまいましたが、全体としては少なくとも買って損したとは思いませんでした。ページ数も長すぎず丁度いい感じ。
中盤以降のマイナスを差し引いても、序盤の圧倒的なスピード感を味わうだけでも一読の価値はあると思います。

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紙の本

食事しながら読むのは御法度です!

2016/08/10 12:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kinya - この投稿者のレビュー一覧を見る

極寒の北海道・天塩。冬眠に失敗し、飢えて凶暴化した350キロの巨大ヒグマが研究者たちが集まる小屋に襲いかかる。孤立無縁の状況下から抜け出すべく、知恵と策略を練るも…。ひとり、またひとりと餌食に。これまで読んだヒグマものの中でも、むごさ、えげつなさ、 えぐさは群を抜く。

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紙の本

とにかく迫力

2017/08/14 22:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:K5 - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにもかくにも迫力の塊のような小説です。ヒグマが迫ってくる、その牙や爪まで見えるほどの映像喚起力があります。いっぽうで、場面の奥行きが見えにくい、というか、クマに襲われているのに子供ずいぶん冷静だな、とか思わなくはないですが、そんな疑問も吹き飛ぶくらいの迫力で、最後まで一気読み必至です。

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紙の本

残酷すぎて恐ろしすぎる…

2022/04/08 11:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

三毛別のヒグマ事件を知っている人だったら、この本の表紙を見てすぐにゾクッとするかもしれません。
読みやすさでいったら、それを元にした『羆嵐』『慟哭の谷』などより読みやすく、スピード感はあります。どちらかといったら、ラノベに近いテイストかも…。

ただ、ヒグマが強すぎる…というか、化け物じみすぎて、ちょっと引きます。
ヒグマの怖さなどは存分に伝わるのですが、人間側の行動を読みすぎ、ほとんどダメージも受けず…なおかつ、死んだ人間に対して執拗かつ残酷な仕打ち…。
史実の『羆嵐』にも、妊婦の女性や子どもに対して、「うっ」と口元を抑えたくなるような描写がありますが…この小説の惨殺描写はそれを超えています。

一気に読んでしまうほどの勢い、ヒグマに対する恐怖感はありますが、グロテスクなホラー小説を読んだような後味の悪さがあり、そういった本が苦手な人にはオススメできないなと思いました。

面白さはあるのですが、人を思いっきり選ぶといった点で評価は厳しめにいかせていただきました。
ここまでグロくなくてよかったかな…

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2009/06/16 22:46

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2009/06/24 02:24

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2009/07/04 13:06

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2009/07/27 05:25

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2009/10/24 07:59

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2010/01/18 20:46

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2009/11/28 19:57

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2009/12/08 01:52

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2010/01/27 09:22

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2010/02/20 22:47

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2010/03/17 01:11

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