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放課後ひとり同盟
著者 小嶋陽太郎
「なにか護身術習えば？」痴漢に遭った女子高生の林は、友人にそう提案されるがまま、パルコの屋上にいる「蹴り男」に会いに行く。その男は、降ってくる不幸を阻止するために、空に向...
放課後ひとり同盟
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放課後ひとり同盟 （集英社文庫）
商品説明
「なにか護身術習えば？」痴漢に遭った女子高生の林は、友人にそう提案されるがまま、パルコの屋上にいる「蹴り男」に会いに行く。その男は、降ってくる不幸を阻止するために、空に向かって蹴りを続けていると言うが……(「空に飛び蹴り」)。離婚寸前の両親、体と心の性別の不一致、永遠に叶わぬ恋。一人きりで悩んで今にも心が爆発しそうな時、この本はきっとあなたの味方になる！ 青春連作短編集。
目次
- 空に飛び蹴り/怒る泣く笑う女子/吠えるな/ストーリーテラー/僕とじょうぎとぐるぐると
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紙の本
悩みと向き合えたら
2021/04/24 05:43
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投稿者：ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
作中に『悩みというのは個人のものだし、それを他人が完璧に理解できる、ということはありえないから。』という一文があるけど、登場人物みんなそれぞれ悩みがあって、深刻さは本人にしかわからなくて、でも、それでも、人と関わって悩みをどうにかしようと足掻く。
解決できれば、それは確かに幸せだろう。
でも、たとえ解決とまではいかなくても誰かと悩みを共有したり知ってもらえるって、実はそれだけでほんの少し救われたりするのかもしれない。
登場人物は10代がほとんどだけど、いろんな世代の人に読んでもらいたい一冊です。
