女が愛に生きるとき
著者 田辺 聖子
男と女のあいだには、深くて難儀な愛がある。愛ほど幻想、錯覚、誤解にみち、人間を喜ばせたり苦しめたりするものはあるまい。しかし、人生にはこれが必要だ。とりわけ女性にとって、...
女が愛に生きるとき
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商品説明
男と女のあいだには、深くて難儀な愛がある。愛ほど幻想、錯覚、誤解にみち、人間を喜ばせたり苦しめたりするものはあるまい。しかし、人生にはこれが必要だ。とりわけ女性にとって、愛は行動と心理の拠点である。「人生の楽しみは人を愛し、人から愛されること」という著者が、愛を軽快に語る人生論。
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体が丈夫でまじめなら、どうにもでもなるらしいわ、ほんとうに。
2001/02/23 19:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はこの本に実はものすごく心打たれた。
田辺聖子というと「おっちゃん」「日本酒」「カラオケ」「スヌー(かわいがっているスヌーピーのぬいぐるみの名前)」「宝塚」など、明るくてふわふわしたイメージしかなかったが、その人生哲学にはなかなか筋の通ったものがある。
「つまらない作品が売れなくなれば、生きるためには他の仕事を探せばよいだけだ。まじめで丈夫でさえあれば、何とか命をつなぐことが出来る。そして家族、友人など愛するものに囲まれ、好きなことをして一生を送ればよい。」
「毎日の生活を大事にし、好きな人に囲まれ、チョコレートを楽しんだり、バラやレースの服を愛したりして人生を送るつもりだ。」
これらの言葉は私の人生観を変えたかもしれない。
人生についてだけでなく、別れに関しても「愉しい別れ、スマートな別れ、美しい別れはあり得ない。」と断言。
読み応えのある本だった。