紙の本
原作あり
2016/03/29 15:19
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投稿者:マレ山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作は 榎田尤利さん原作ということで今までの峰島さんとは
雰囲気が違っていましたが泣ける?シリアス?も良かったです。
紙の本
海にまつわる三編のお話
2017/04/30 14:09
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
榎田さんのショートもあります。
はっきり言ってどれも地味な話です。
が、心にジンワリ染み込んでくるような読後感がありました。
表題作は全てを失い重病になった男が、かつての恋人だった男の故郷の海を訪ねる切ないファンタジー。
海と王子様は自殺志願の自称王子様と、四十路の冴えない銀行員のお話。
蜜柑の海は、故郷に帰りたくても帰れない事情のある男と幼馴染みのお話。
それぞれ良かったのだけど、海と王子様はこれからというところで終わってるのでその後の展開が気になりました。
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なわこサンの初コミックスが好きだったので2冊目も楽しみに購読。 …好みではなかった~(泣)
なわこサンの作風は、表情が豊かでキャラがとても生き生きしてるのが魅力だと思う。 今回のコミックスは原付のせいか、その魅力が逆に鼻についた感じに思えてすごく残念。 作為的というか、なわこサンが原作者の意図を増幅させようとした印象が際立ってしまい、言動や表現がオーバー気味に感じられた。
特に王子さまの話は読んでいてこっぱずかしくて、好みから一番遠かったなぁ★ 人気あるけど原作の重い空気感がイマイチ自分に合わないのかも。
なわこサンのオリジナルが読みたい…( ;∀;)
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とても良かったです。
大半が読んだことある作品でしたので、割愛しながら読みました。
が、ヘビースモーカーは何度読んでも涙が滲みます。
王子様は初見でしたので、とても良かったです。王子が素敵です。ヘタレだけど。かっこいい(笑)
蜜柑は雑誌で読んでて、少し痛かったので今回は飛ばしてしまいました。また時間が経ったら読みたいです。
後日のショートストーリーもとても素敵でした。
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表題作は、「泣けるBL」の榎田尤利センセ原作の作品。読んだ時落ち込んだのを思い出しました。いかにも榎田センセらしい主題のせいか、萌えないし重いし。初読では、他の作品と束になって泣く事を催促されたような脅迫観念にビビりました。でも、こうして「海」にまつわるオムニバス作品になった形になって改めてじっくり読むことができて、印象がかなり変わりました。
泣けるBL初回限定の榎田センセ書き下ろしペーパーの話が収録されているので、和久井の心情もきちんとつかみ取ることができます。
「海と王子様」は、人生大逆転のイイ話。人に何と言われようと、マジメにこつこつ我慢の人生を歩んできたさえないバツイチ男の前に現れたのは、海で自殺しようとしていたキラッキラの「王子様」w
前途洋々で挫折知らずだったダンサー王子は、ケガをして踊れなくなったことで自棄になり入水自殺を試みたのですが、おじさんに「僕の人生と入れ替われ」と怒られて目が覚めます。
人生何が起こるかわからない!
いろいろスッキリ爽快な気分にさせられます。
こちらも榎田センセによる胸キュンな後日談ショートが収録されています。
「蜜柑の海」は、幼馴染み同士の話。方言がいい味出しています。上京する理由が親との不仲だけじゃなかったのが切ないです。
無口な晃司がとても頼もしくて、すてきでした。蜜柑が郷愁と恋心、そしておじいちゃんの思い出の象徴として、とても大切な役割を果たしています。
思わずホロリとさせられちゃいました。
描き下ろしの後日談、晃司の言葉にまた胸がいっぱいになってしまいました。やられた。
特典SSペーパーは、榎田センセの「蜜柑の海」番外編。
離れ離れに暮らしていても、しっかりラブラブな二人です。
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めっちゃよかった。どの話も好き。海とヘビースモーカーは泣けるBLで読んでたけどやっぱ泣ける。海と王子様のその後のぞの後が読みたい!蜜柑の海前編だけ読んだことあった。続き読めてよかった!
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原作者の榎田先生も、作画の峰島先生も好きなので購入しました。
内容は
表題作の二人
サラリーマンとバレエダンサー
幼馴染の二人
の3作品。
全部が海に関わるようなお話です。
榎田先生、峰島先生ともに描き下ろしページつき。
個人的には2作目がとてもツボでした。
悲恋かと思いきやそんなことないので、楽しめると思います。
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わりと面白かった。表題より、蜜柑畑の話しがよかったなー。途中つらい展開でしたけど、最後がよかったなーと。まあでも全体的にさらっとしてるイメージですけど(*´・д・`)
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2014/01/27
【好き】短編は美しい。 表題作、二人が別れてから20年。癌を宣告された畠(はた)が死んだ和久井の過去と現在を振り返りあの時認められなかった気持ちを受け入れる。 和久井視点のSSと併せると悲恋だけに泣けるが畠の幸せを願わずにはいられない。 他→『海と王子様』怪我で自殺しようとしたバレエダンサーと不幸体質な冴えないお人好しバツイチリーマン。 まだ始まっていない二人の続きが気になる。 『蜜柑の海 前中後編』この話が一番長かったのでまとまってた。 幼なじみ:晃司×継巳。 イトコの存在は許せないが、彼が居たからこその二人かもしれないと思うと複雑だな…。 遠恋でもこの二人なら幸せになれる気がするのが救い。
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「泣けるBL」に収録されていた表題に、
・蜜柑の海
・開幕のベルが鳴る前に
に榎田尤利さんの小説が収録。
ヒリヒリと痛いけど、せつなくて甘い
話が好きな(まあ榎田さん好きな方と
同義なのだけど)方にはおすすめ。
峰島なわこさんの絵や漫画もとても素敵だった
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ノスタルジックな空気漂う短編集です。
切ない話が多いですが、読了後に凪いだ海のような穏やかな気分になれる本でした。
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表題作だけはアンソロで読んでいました。
これが唯一、「泣けるBL」で泣けるような内容だったような。
どの話もじんわり来るお話で、大体BLで短編集は尺の所為か物足りない事が多いのですがこれはそんな事なかったです。
どれもしっかり描かれていて、読み応えありました。
私は矢張り、怖くないオカルトが好きなので、表題作がお気に入りです。
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▼あらすじ
榎田尤利が峰島なわことのコラボのために書き下ろした“海”シリーズが遂にコミックス化。
海がある町を舞台としたドラマティック長編作品、甘く苦く心に染みいる全3編。描き下ろし有り。
重病を告知された男が再会するかつての最愛の恋人とは…「海とヘビースモーカー」
新進気鋭バレエダンサーと冴えないバツイチ男のキセキの出会い「海と王子様」
故郷に戻りたくても戻れない男を救う幼なじみの10年愛「蜜柑の海」
榎田尤利ショート小説「海とヘビースモーカー」と「海と王子様」の後日譚を収録。
***
"泣けるBL"という事なので死ネタと切な過ぎる話が苦手な私でも果たして大丈夫だろうかとおっかなびっくりしながら読みましたが何て事はなく、最後まで楽しく読めました。
表題作の「海とヘビースモーカー」は多分、収録されているお話の中では一番切ないテイストのお話かと思いますがラストの展開は温かな感情がじんわりと胸に広がって、「良いお話だったな…」と切ないけど気持ちの良い余韻に浸る事が出来る内容だと思います。
でも個人的に一番良かったと思ったのは「海と王子」というお話で、傷付いた王子様(バレエダンサー)と何処にでも居そうな普通の冴えないおじさんというアンバランスな関係が非常においしかったのと、田端さんの素朴さな可愛さにやられました。
それに田端さんが声を荒げて自分の生い立ちを語るシーンはかなり胸に来るものがあって…凄く人間的なにおいのする作品だなぁと感じました。
でもとにかくこのお話が読めただけでも買って良かったなぁ…と思えるぐらい全体に渡って田端さんが可愛いので、オッサン受けが好きな方には是非読んでいただきたいです(笑)
そしてこの本の中で一番ページ数が多いのは「蜜柑と海」というお話ですが、此方は多分、三つのお話の中では一番シリアスだと思います。
表題作が切ない系ならこっちはシリアス系です。
なので途中、ちょっと胸が痛むシーンがありますがそれでも最後はハッピーエンドだし、途中で胸が痛んだ分、かなりスカッ!とするようなシーンも最後の方にあるのでご安心を(笑)
どのお話も短編ですが短編だという事を忘れるぐらい一つ一つのお話が良く作り込まれていて、飽きて目が滑るという事もなく楽しく読み終わる事が出来ました。
ふとした瞬間にもう一度手に取って最初から読み直したくなるようなそんな凪いだ海のような優しい印象を持った作品だと思います。
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榎田尤利が峰島なわことのコラボのために書き下ろした“海”シリーズが遂にコミックス化。
海がある町を舞台としたドラマティック長編作品、甘く苦く心に染みいる全3編。描き下ろし有り。
重病を告知された男が再会するかつての最愛の恋人とは…「海とヘビースモーカー」
新進気鋭バレエダンサーと冴えないバツイチ男のキセキの出会い「海と王子様」
故郷に戻りたくても戻れない男を救う幼なじみの10年愛「蜜柑の海」
榎田尤利ショート小説「海とヘビースモーカー」と「海と王子様」の後日譚を収録。
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センチメンタルな気持ちになってしまった。
死んでしまった人が悲しい。
悲しいけど、いつか死んでしまうんだ、みんな。