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電子書籍
辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版
著者 著者:城山 三郎
足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒となっていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水地として沈めようとして...
辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版
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辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 改版 新装版 (角川文庫)
商品説明
足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒となっていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。
銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水地として沈めようとしていたのだ。
反対運動の指導者、田中正造は、村を守るため、政治権力に法廷での対決を挑む。
だが、それは果てしなく、苦難に満ちた闘いだった。
日本最初の公害闘争を巡り、権力の横暴に不撓不屈の精神で立ち向かった人々を描いた伝記文学の傑作。
解説・魚住昭
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紙の本
中途半端
2024/05/27 17:36
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投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中で話が終わっており中途半端感は拭えない。要は初めての公害問題だが解決までは長い道のりで落ちが見えないと言ったところ。最初の公害事件なだけに抵抗勢力は国家も含めて巨大で、解決できないままに主人公、田中正造は亡くなり、それを引き継いだ宗三郎も難渋のままでこの話は終わる。犬死にした田中正造とそれを引き継ぐ宗三郎、果たして結果は?で終わってしまっており、中途半端に感じる。調べてみると約百年近くかかった公害問題だったようで、解決するまでの長いトンネルに入ってしまった話の前半。できれば落ちも書いてすっきりした方が良かったと思う。その方がこの甚大な被害をもたらした公害に最初に立ち向かう英雄とその後継者の話で終わるが、「その後も解決せずに長らくかかったものの民主主義や人権重視の見方が強まり、それ以降も引き継いだ雄志の力により解決に向かった」との説明を入れることにより落ちが見えすっきりする。