半壊の花【期間限定試し読み増量】

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投稿者：mimimi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『転じて恋と〜』がとても良かったので、読んでみました。
前後編の表題作と１本、短編が２本収録されてます。

誰も見分けがつかない双子。二人の違いをひと目で気づいた子と三人でつるんでいた高校時代。卒業して連絡が取れなくなっていたけど、双子の片割れが事故死した通夜の日に再会して、な話しと、
子供時代のトラウマで超怖がりになった古いアパートの大家さんと、そこに住んでる大学生の、恐怖が結んだふたりの気持ち（笑）、な話しと、
絶対に朝ごはんだけは作ってくれない、彼女持ちのレストランシェフとずるずるSEXし餌付けされてる、料理に興味のないライターが一歩踏みだす話しと、
田舎の高校生だった頃付き合っていたけれど、進路の別れとともに自ら離れてしまった主人公が、大人になって名の知れた画家になったかつての恋人の存在に、再びこみあげる想い、な話し。

どの話しも良かったけど（おまけまんがでの補完がまたよろし）、最後の別れた恋人同士が再会するまでの話しが一番ぎゅいんぎゅいんキた。

隠し事なんて出来ないド田舎だから、付き合っていても何も出来なくて、秋だけは伸びた稲穂が二人の手を繋いでる姿を隠してくれる、とか！　あーもー、純情萌える。
前後編だけど、きれいにまとまってます。

作家買いをしてしまうのがまた１人増えてしまったな。

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投稿者：れんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

短編ですが、全て高いクオリティで読ませてくれる作家さんの凄さ。唸ります。本当に心の機微に気持ちを動かされます。どのキャラクターもステキ。

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投稿者：うさぎ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ランキング上位にいた「52ヘルツの共振」で初めて早寝先生の作品を読んでハマり、そこから前の作品にも興味がわき、ちょうどセールだったので試しに購入しました。
短編集でどの作品も良いです。泣ける。
特に「稲穂に帰る道」は、スマホも携帯も無い時代の、田舎の高校生の淡い恋愛を描いていて、別れのシーンは超泣けます。え、悲しすぎる…と思いきや「稲穂につづく道」でしっかりハッピーエンド。ホッとしました。
早寝先生の他の作品も読んでみよう～

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投稿者：ペンギンまま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー作ということで、短編集でした。
表題は前後編。早寝先生らしく、ちょっと切ないお話。単話は2つ。最期の続きもの、「稲穂〜」は揺さぶられました。
どれも趣ある作品でした。その後のお話もみんな描いてくれていて、すごく良かったです。

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投稿者：ねむの木　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

電子読了
中編2作と短編2作
力のある作家さんは、短編もやはり上手いですね。

デビュー作とのことで、絵は現在の作品より画面が荒いというか“ガサガサ”した印象がありますが、それがこの作品世界にはとても合っています。
何よりストーリーのクオリティが高く、しかも作品のテイストが全く被っていない。
改めて凄い才能の作家さんだなと思いました。

これまで読んできた作品から“どこか不思議な要素のあるお話”が持ち味の作家さんだと思っていましたが、本作は王道の恋愛物です。
そして王道もやっぱり上手い。
心温まるストーリーをぜひ堪能して欲しいです。
全ての作品終わりに入る通し絵や、おまけの後日談もそれぞれのキャラクターが立っていて楽しいですよ。

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投稿者：vanilla　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

その中でも、同級生達の純愛『稲穂に帰る道』『稲穂に続く』が秀逸です。
静かに、胸につまる切なさがいい。この話に★5

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投稿者：はいね　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

絵は好みではないけど
表題の双子は成田さんの『CIPHER』を思い出した。
たぶん誰もが「自分が特別＆解ってくれる」人を愛しく思わない訳が無いというか・・・求めていると思います。うん。
豊が男らしくて良かった。
「稲穂にかえる道」良いですね～。
その後も良かった♪

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投稿者：キーマ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

心がきゅっとなる短編集でした。
どの作品も良き……。心はきゅっとなりましたが、すべてくっつくのでハッピーエンドですね。
試し読みで暗い話とか、もしやメリバなんじゃないかと警戒していましたが、全然方向性が違いました笑
最後に出てくる左手の描写など、丁寧で、読ませる作品です。

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投稿者：ここてる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

切ないながらも最後はハッピーエンドでよかったです。絵は少し荒いかなと思いましたが、心理描写などがしっかりしていたので全く気になりませんでした。

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投稿者：みずき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

デビューコミックのようです。
全体的にノスタルジックというかセンチメンタルというか、少しもの悲しい気持ちになる作品が多いです。
まあ、その後の長編もそのようなテイストが多いので、この作家さんは元からそういう方なんだろうと思います。
切なさや悲しみの中でも、幸せになろうとする誠実さがまた泣けてきます。