- 販売開始日: 2021/07/26
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-901033-0
銀の鎮魂歌
甘く切ない恋の記憶と、臓腑を抉る過去が混在する帝都――。2年ぶりに帰郷したのは放浪の吟遊詩人キラ。若き帝王ルシアンの元小姓で、幼なじみの乳兄弟だ。王の寵愛を一身に受け、互...
銀の鎮魂歌
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商品説明
甘く切ない恋の記憶と、臓腑を抉る過去が混在する帝都――。2年ぶりに帰郷したのは放浪の吟遊詩人キラ。若き帝王ルシアンの元小姓で、幼なじみの乳兄弟だ。王の寵愛を一身に受け、互いしか目に入らない幼い恋をしていた二人。けれど、キラと妹姫の仲を誤解したルシアンが、激しい怒りと嫉妬に眩み、城から放逐してしまったのだ。そんな二人が再び邂逅する時――運命が狂気を孕んで動き出す!! ※口絵・イラスト収録あり
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BLではなく古きよきJUNE
2022/04/23 14:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:vin - この投稿者のレビュー一覧を見る
多分20年くらい前の小説の新装版です。
今どきの「ポップで明るくかわいい男の子たちの甘い恋愛」というBLのメインストリームとは別物。
当時オリジナル版を読みましたが、非常に耽美で重苦しくてこれぞJUNE!という作風にドはまりしました。
まさかの新装版発売で、今になって電子書籍で読める日が来るとは…としみじみしてしまいました。
結末もいわゆるBLぽくはありませんが、耽美、美麗、異世界ファンタジー、切ない、などのワードにピンときた方は一度読んでみてください。
作者買いです
2021/09/16 10:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:elmo - この投稿者のレビュー一覧を見る
二重螺旋、幻惑の鼓動と大好きな作家です。この作品も良かったです。BLには珍しく、ハッピーエンドではありませんが、印象に残る最後でした。涙しながら、読みました。読み返しても、泣けてきます。ハッピーエンドをお望みの方は悲しい最後に心痛いかもしれません。
悲しい
2021/07/29 13:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M - この投稿者のレビュー一覧を見る
攻めの深すぎる愛と執着が仇となって強い憎悪に変わってしまう話。
最期を故郷の花吹雪を観て迎えたいと、
ささやかな願いだけを抱えて帰ってきた受けの生き方が高潔で、そして悲しい。
最期も悲しくて涙が出る。
辛い一冊だったけど、とても印象的で好きな話だった。
懐かしい!名作ですね
2021/07/27 09:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔々小説JUNEで読みました。なんとも切ない終わり方がいつまでも抜けないトゲのように心にもやもやと残っていたのを思い出しました。魂の伴侶の片方が死んでしまうと残ったもう片方は生きていけないという言葉が出てきます。キラが死んでもルシアンは生きていくのですが、魂はキラと一緒に死んだんですね。そうしてやっと二人は結ばれた。ラストのルシアンの笑顔が幸せそうです。そのかわり周囲がなんとも悲惨ですけど、特に奥さんが。まだ正気だった結婚式の初夜で世継ぎを授かっていればよいけれど。王国の終焉の始まりを予感させつつ、そこまでは描かずに物語を終わらせて。今のBLなら裏技で絶対現世でハピエンだよね。
せつない!
2021/06/29 16:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二重螺旋を読んで、吉原先生の他の作品も読んでみたくて今回読了しました。あとがきにもあるように、悲恋、執着、純愛と受取方次第とありましたが、私は最初、悲恋だと感じましが、再読してやはり純愛なのかなと。
キラの愛、ルシアンの愛、同じ愛なのにこうも違ってしまうなんて…深いなぁ愛って。BLという括りでは束ねられない作品でした。
こうなるしかなかったんだろう。
2021/07/03 21:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜橘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今のBLはほとんどすれ違いとかがあっても最後にはなんとかなってハッピーエンドになるんだろうな~と気楽に読んでいけるけど。
話の進む先に優しい部分なんかが見えない、なのに読み進めずにはいられなくてきつかった…
この話にはこの終幕しかなかった。とは言うものの、なんともやりきれない…
新装版で加筆修正されたとのこと。
初出よりはマイルドになっているのかな。