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投稿者:なつみかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいると心穏やかでいられる、精神安定剤のような本です。諦めること、期待したいこと。定期的に読み返したいと思いました。
紙の本
諦めることについて考える
2021/11/05 17:37
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「諦める」という言葉からは、「挫折」のような…マイナスなイメージを抱くことが多いですが、この本を読むと、このイメージは間違っているかも…と思えます。
森博嗣さんの、きっぱりとした意見の書き方のおかげで何だか清々しささえ感じます。
とても面白かったです!
電子書籍
諦めが最良?
2023/11/11 22:47
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
悩んでいた同僚が、最近明るくなったと思ったら、この本を貸してくれました。割り切ったら、少し、楽になったと。時間は有限であり、いつかは諦めるときがくる、とか、他者や自分に期待しなければ、不思議と成功に近づくとか。
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森博嗣!って感じだった。
自分のために生きたいよねということとどんな物事にも真実なんて無いのかもしれない森博嗣の本を読むとしみじみ思う。
悩むということは考えること。
人間の精神は人を恨みやすくできている
自分をどう見るかを気にしたい
どんなに目立つことをしてもどんなに人から感謝されることをしても、それが仕事だったら、偉くもなんともない
期待しないで負けたときに拍手を送ることが、応援だし、愛ではなかろうか
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さよなら、努力。 「諦め」は最良の人生戦略だ。
「諦めるな、頑張るんだ! 」という時代はもう終わった。
何かを成し遂げた人は常に多くのことを諦め続けている
あなたにとって、何が有益で何が無駄か、「正しい諦め」だけが、最大限の成功をもたらすだろう。
「自分はこれでいいのか」と思っているすべての人へ。
仕事、人間関係、日々の雑事に見切りをつけた結果、夢をかなえた作家が独自の思索で導いた諦め方を伝授する
(目次)
第1章 諦めなければ夢は叶うか
「諦め」の理由を愚痴る人たち
「諦める」対象は大別して二つ
途中で諦めると、無駄になるものがある
諦め続けることで夢が叶う
「諦める」は悪いことではない
過去のものに囚われないこと
「諦めることなんて考えない」は危険
「目的は何か」を理解していない危険
抽象的に考え本質を見る
人間の最大の武器とは など
第2章 諦められないという悩み
Q 諦め癖がついています
Q 諦められない夢があります
Q 人を諦めるのが早い自分
Q 自分の人生、このままで良いでしょうか
Q 圧倒的な能力の差を見せつけられたときの諦め方
Q 諦めたら、やる気が出ない
Q 結婚を諦めたときの人生戦略
Q 夢を妥協するタイミングとは
Q やりたい仕事を諦めるべきか
Q この歳まで、なにも成し遂げられていない など
第3章 何を諦めるべきか
人を諦める
問題や努力を諦める
社会や環境を諦める
「諦める」は「期待」の反対語
損害の蓄積が引き金になる
「諦めた」と言いながら、まだ期待している
価値の比較によって諦める
後悔しないための方法
過去ではなく未来を諦めておく
人生のパラダイムシフトを など
第4章 諦めが価値を持つとき
「諦めきれない」には二種類ある
本当の「諦め」を体験したことは
諦めざるをえない例外
重大な「諦め」の体験
「諦め」ても人間に蓄積するものがある
誠実に努力することの価値
行動するまえに諦めてしまう人へ
仕事における人と人の関係性
期待をしない生き方
他者への期待に満ちた社会 など
第5章 諦めの作法
諦めるものはすべて「方法」である
価値があるものを諦める場合
どうしようもないもの、それは感情
納得を先送りする
他者を諦めさせる場合
「自分はこのままでいいのか」というもやもや
もやもや感は、リアルの自分に対する不満
自分で自分を救おうとする本能
小さな不愉快を大きくする人
「諦める」ことは有利な選択 など
第6章 生きるとは諦めること
人生は死へ向かう道
忌み嫌われる共通のゴール
死を諦めるか、諦めないか
死は綺麗さっぱりニュートラルだ
生きているうちに楽しもう
老後を心配する人が増えた
宇宙の果てまで思いを巡らせて
すべての人が孤独である
今の自分が寂しい理由 など
第7章 変化を選択する道について
人生の先が見えてくる���代
転職する場合のタイミング
諦めたことがないのは期待しなかったから
自分が「よくやったな」と思えるか
幸福は分かち合えない
自分なりのものを感じる能力
「金がない」「時間がない」のなら
「理解が得られない」「自分に能力がない」のなら
「夢」を分析することで別の道を探す
語ることで満足している人 など
第8章 他者に期待しない生き方
さっと諦める? とことん拘る
研究者も小説家も、拘れる職業だ
家族にも子供にも期待しない
他者への期待が重い諦めとなる
信頼されると、やがて幻滅される
期待しなければ腹は立たない
周囲のみんなのための自分
夢は夢のままで良いか
都会という環境は他者依存である
これが諦めの極意 など
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諦めるためには,それ相応の邁進があるからこそ.一つ一つの言葉が軽くなる昨今,言葉の定義から見直す,つまり,自分自身の生き方を見直す必要に迫られる.科学者は,元々データに基づき事象を構築していくので,言葉も根本から自分なりに定義し実践するため,違和感のない内容.結局根幹は,全ての事象を自分の頭で考え抜くことにある.
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めっちゃおもしろい。
平凡な日常を諦める、みたいに「諦める」という言葉を使っているだけで、実際には将来に向かって進んでいると思った。
自分的には、他にしたいことはたくさんあるけど、それらを諦めて、この本を読んだって感じか。実際にしていることの対には、かならず何かを諦めていると思う。諦めているのではなくて、最善の選択ができているんだと思う。物の言い方ひとつなだけでは。
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個人的にこの新書自分の中で大ヒット。
諦めるということの定義によってこうも価値観がかわるのだなぁと目からウロコ。
諦めると、憧れることを辞めるのは別で大抵の人は後者であるという。自分を含め周囲を見渡しても確かになるほどそれはそうだ。
「大人になること」にたいする作者の見解も面白い。理性で感情をコントロールできない大人は子どもがえりをしているか未熟かというのはたしかに他人を諦める際にすごく参考になる考え方かもしれない。
何せ私個人が森先生の考え方やキャラクタのファンなのでとても楽しく価値観のアップデートができたように思う。
私も諦める、をやっていくぞ。
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他者に期待しない。
他者から自分への期待は相手の勝手だと割り切る。
なかなか難しい感情のコントロール。しかし他者に振り回されず、自分の人生に集中するために意識してみようと思う。
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森博嗣さんの本を初めて最後まで読みました。小説はまだ読んだことがありません。村上春樹さんのエッセイはとても好きだけど、いくつか読んだ小説はどれもピンとこなかった。出す本がことごとくベストセラーになること以外、私にはこのお二人の共通点は見つけられませんが、なんとなくピンとこないのではないか、という気がして、これまでずっと森さんの小説には二の足を踏んでいます。これからも読むかどうかは分かりません。
父が亡くなったときと同じ年齢になり、仕事も自分の子供と同じ年代の活躍が眩しく見えるようになりました。「これまでこうやって上手くいってきた」「これからもこれまでと同じ自分のスタイルでやっていきたい」…という拘りを諦めることは、これからのテーマです。悲観的にならずにそう思うヒントが得られました。
第6章「生きるとは諦めること」からは本当に一字一句森さんの言葉に共感できました。
「諦める」とはネガティブなことではなく、ニュートラルな状態になることかなと思います。
「こうあらねば」とか「こうありたい」とかから自分を解放しつつ過ごしていきたいなーと、下の子の大学卒業を目前にしてそろそろ子育て終了のシングルマザーは思うのでした。
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言ってることはこれまでと似たような感じ。
相変わらずの生活を送っていてやはり森博嗣は素晴らしい人物だと思った。FIREが話題に上がるが氏はとっくに実現してる。先取る人だ。
スバルさんと3回目にあったときに「結婚をしないか」と言ったとか。このお二人の関係性はミステリィだ。
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『諦めの価値』
森 博嗣 著 読了
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久しぶりの読書は
敬愛する
森博嗣氏の新書から
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なんとも
森氏らしいタイトル 笑
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一般的には
ネガティブなイメージで
使われがちな
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「諦め」
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と言うワードを
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これでもか!と
丁寧に説明してくれている
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森作品が
どれもそうであるように
.
本書も、漏れなく
読み手を選ぶ
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目次を見ただけでも
.
「生きるとは諦めること」
「諦めなければ夢はかなうか?」
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と、なかなか挑戦的である
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森信者である私は
30代半ばで
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デビュー作
「全てがFになる」に出会い
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並々ならぬ衝撃を受け
同時に救われた
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幼少期から
一人で居るコトに違和感がなく
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集団の中では
居心地の悪さしか感じず
.
モヤモヤとした
人生を過ごしていた中
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「それも有りだ」と
.
きちんと言葉で
説明してくれたのが
森作品の数々だった
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本書は
正に、あの時
言って欲しかったコトが
凝縮されている
.
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そんな中
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「その人を救うのは
その人自身である
その人の気持ちが切り替わるコトが
最大の要だからだ」
.
「人は、他者によって救われるコトは
稀であり
他者の援助はきっかけになるだけで
本人が本人を救うのである」
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もう、至極最もなコトではあるが
改めて言われると
泣きそうになる
.
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スティーブ・ジョブズも
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「最も重要な決定とは
何をするかではなく
何をしないかを決めることだ」
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と言っているように
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「諦めの価値」とは
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人生において
無数の取捨選択をする上で
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必ずついて回るモノであり
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それを加速させるコトで
より、自己の本質に
近づくコトができるのではないか
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人生の折り返し点を過ぎて読む
森作品は
また一入である
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#諦めの価値
#森博嗣
#読書好き
#ブクログ
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自分にも他人にも期待しないようにしよう。
自分が勝手にこうあってほしいと考え、期待しているから、思ったとおりにいかないとイライラする。
常に客観的に判断できるように、心がけたい。
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こうあるべき自分に縛られて、息切れ気味だった時「諦めの価値」というタイトルに惹かれた。自分に期待しない、他人にも期待しない。あれもこれもと複雑に考え過ぎて、人の目を気にするのはやめる。著者の本は数冊読んでいるが、毎回奥様とのエピソードが興味深く楽しみにしている。読み終えた後のスッキリ感...今回も森博嗣ワールドでした。
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楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。の言葉にもら悲観的な計画は盛り込まれている。
柔軟な思考は大切。ある種多様性を認めること。
だと思っていたことも、斜め裏くらいには
良い意味での諦めがあったのかもしれない。