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【頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!】音楽シーンのトップを走り続ける桑田佳祐が「週刊文春」連載エッセイで初めて明かした自身の原点、憧れの音楽家、バンドへの情熱。
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現在66歳の桑田佳祐が2020年から文春に連載した本。
『頭もアソコも言いたいことを言っておきたい』だ。
毎週の締め切りに追われる大変さと書いて遊んで、
楽しんでいる文章もあり、著者である桑田の日常と頭の中が少し見えてきて、嬉しい気分になる。
本書以外でも読んだ気がするが、デビュー曲の
『勝手にシンドバット』は曲名がパクリのサンドイッチだ。
そして、なんとイントロ(ラララの部分ね)もスティービーワンダーの曲を拝借しちゃったらしい。
こんな調子で結構、告白めいた事も書いている。
作曲についても、こう言っている。
『作曲なんてものは、潜在意識の中にいつの間にか
記憶されたものが、偶然出てきただけに過ぎず、
神がかった才能でも何でもない』ということ。
サザンオールスターズのデビュー日が6月15日。
今年2022年で44周年。
その記念日は何か楽しいイベントを行っている。
2018年が40周年、キックオフライブ。
2019年はデータブック刊行。
2020年はコロナ禍に横浜アリーナで無観客配信ライブ。
2021年は映画『稲村ジェーン』のDVD発売。
さて、今年は何をやるんだろう?楽しみだ。
本書では、桑田氏がこの言葉が印象に残った。
『おそらく、一生音楽人生宣言をさせて頂きます。』
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【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
ポップス歌手の耐えきれない軽さ/桑田佳祐
桑田佳祐が作り出す世界が好きです。
在宅勤務が日常となり、仕事の合間の休憩は決まって、古いサザンサウンドを口ずさみます。
”いとしのエリー”と検索すると、歌詞とコード進行が即座に、iPadの画面に現れます。
ギターをつま弾きながら、キリギリスだった頃の学生時代にもどり、すぐリフレッシュ。
私の青春のカーステレオからは、いつもサザンオールスターズでした。
60歳を過ぎても衰えることのない創作活動を続けている桑田さんの
エッセイを2日間かけて、一言一句も読み落とすことなく、背筋を伸ばして、読み終えました。
(全くフォトリーディングのカケラもない読書です)
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図書館で借りた。
週刊文春にて連載されていたらしい桑田佳祐のエッセイ集。桑田佳祐氏の性格が滲み出ており、楽しく読める本。
昔話も多いので、今となっては、50年代~60年代の貴重な文化資料的な側面もあるような気がした。それを惜しげもなく、しかし恥ずかしながら語っているのは貴重。
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桑田さんのまとまった文章を読むのは初めてですが、エッセイという形になっても、その文章が「紛れもなく桑田佳祐の言葉」というカラーをはっきりと持っていることにまず圧倒されます。
過去にサザンのライブを観たことがありますが、とにかく「目の前の相手を楽しませる」ということにかける本気さに感動しました。音楽から文章になっても、その根っこにあるサービス精神は変わっていない気がします。
個人的には文章もいいけど、やはり桑田さんには音楽を作ってほしい、という思いもあり悩ましいところですが…。
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桑田佳祐の斜に構えない自然体の語りが心地良い。先ず巻頭から下ネタ満載で毒気に当てられる。サザンというバンド名や『勝手にシンドバッド』という曲名の由来のいい加減さ、イントロをスティービー・ワンダーの 『Another Star』から拝借した話など、躊躇なく明かす。とはいえ、「アーティスト」の濫用に「いつの頃からか、歌うたいを「アーティスト」だなんて呼ぶようになったけど、あれ、ナンなんだろうね?アタシは小っ恥ずかしくて、とてもじゃないけと自分の事をそんな風に呼べやしませんよ。」とか、「真面目に語られるエンタメや芸人・タレントほど、つまらないモノは無い。行き着くところ「権威」や「人の道」で武装しないと、芸事も成立しないとしたら…ツライよなぁ。」などと揶揄するなど風潮への辛辣な意見も興味深かった。読みながら列挙された楽曲をもう一度聴いてみたくなる本でした。
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最後にCDを買ったのっていつだったっけな…(汗)
一応、聴きたい曲はiTunesで買ってるし、タダで聴き逃げしてないし、きっとセーフだよな…。
くらいの、うすーくうすうすに音楽と付き合ってきたアタクシ。
ライブとかは音楽に詳しいイケてる奴が行くとこでにわかファンで眼鏡根暗の行くとこじゃないし、教室の後ろの方でギター弾いてるようなグループとは交わりもしなかった10代を送ったアタシ。
なぜこの本を手に取ったか?理由はひとつ。
’サザンオールスターズの曲、ひいては桑田佳祐さんの曲が好きで、彼の言葉に興味を持ったから’。これに尽きる。
特段追っかけてきた訳ではないけれど、今のスマホにも数曲は桑田さんの歌声が入っている。中学の音楽の授業で『TSUNAMI』が取り上げられ、未だに先生の説明は何故だか覚えている(エッヘン)。
前置きが長くなりましたが…本書は桑田佳祐さんの目を通した、昭和・平成の日本音楽界を振り返った資料的な側面を持つ一冊。
また、コロナ禍現在において活動に様々な制限がある中で、いちミュージシャンとしての葛藤や模索がありありと桑田さんの飾らない言葉で綴られている。
音楽史・サザン史に詳しい方から見てどうなのかはわからないが、少なくとも私にはとても楽しく新鮮な気持ちで読めた。
まずは〈日本のロック、舐めんなよ‼︎〉での内田裕也さん。実際、実は歌声って聞いたことがないような。けどロックンロールの魂そのものみたいな存在には違いない。シェケナベイビー!
そして〈みんな松田優作になりたかった〉での松田優作さん。怖い!けど、カッコイイ…。コミュニケーションの奥義のようなヒントも得られた。
p151「魂のガマン汁」ってフレーズが好き。
〈浅川マキの世界〉で紹介された浅川マキさんの歌はぜひ聞いてみたい。「「濃く淹れたブラックコーヒー」みたいな人」(p294)というフレーズから物凄く興味が湧きました。
「世の中に蔓延る『真っ白礼讃』志向」(p401)というのは物凄くわかる。いちいちフィクションや創作の領域にまで尤もらしく口出しする勢力は一定数存在するけども、あんまりに杓子定規にし過ぎると表現の分野は息詰まってしまうと思う。元来、日本人って’陰翳礼讃の精神’を持ち合わせ、本書曰く「グラデーションを楽しみ、慈しむ文化」(p398)であった筈。なるほど。
…などなど、読んでいると色んなことに考えを致すことが出来る奥深いエッセイ。
文章の中にはストレート過ぎて人によっては眉を顰めたくなる部分もあるのかも知れないが、そういった毒も喰らうことで人間が出来ていくというものではないか。
ファンならずとも、十分楽しめる一冊。
ファンであれば尚の事、堪らないのでは。
3刷
2022.2.18
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これは、"桑田佳祐の歴史"だ。
桑田さんの全てが詰まっていると言っても過言ではない。
人生、音楽のルーツ。
400ページ以上あって、読み応えもある。
読んでいると、桑田さんの声で脳内再生される。
綿々と、音楽の先達の血を受け継いでいるというのはまさにそうで、桑田さんの曲は昔どこかで聴いたことのあるような気持ちになる。
それは、きっと今まで自分が聴いてきた音楽と絡まり合ってきたからだろう。
これからも、桑田佳祐が作り出す音楽を聴き続けたい。
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桑田佳祐氏の著作は全て読んでいると思います。
「ただの歌詞じゃねえかこんなもん」の2冊や
確か週刊プレイボーイで連載されていたエッセ
イをまとめた「ケースケランド」。
いずれもこれらの著作では自身の歌詞へ込めた
思いや、その時代の音楽とサザンオールスター
ズの立ち位置を語る内容であったと記憶してい
ます。
しかしこの本では、もっと深く時間という縦軸
を掘り下げていると思います。
桑田氏自身のルーツなども大いに語っているの
です。
やっぱり桑田氏も年をとったのかなあ(失礼)
往時を振り返って「あんなことがあった」「こ
んなことがあった」と語るがことく、書き綴ら
れているのです。
決して年寄りの(失礼)繰り言だけでなく、軽
妙な雑談のような文体で(この文体は新しい形
です。昭和軽薄体という文章がありましたが、
これは令和軽薄体と言っていいかもしれない、
と思いました)語られる内容は、まるでラジオ
を聞いているようです。
小学生の時に「ザ・ベストテン」で初めて聴い
たサザンオールスターズと歩んだ40年間の幸せ
を改めて感じることができる一冊です。
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桑田さんが2020年から1年半、週刊文春に連載したエッセイ。生い立ちから、学生時代、デビューの頃、愛する昭和歌謡、洋楽、音楽界、そしてコロナ禍での生活について、おどけた調子ながら、その奥には桑田さんの自由で前向き、優しく厳しく、それでいてちょいとシャイな生き方が見えてくるようです。
サザンのデビューはワタシが小学5年の頃で、あれから44年。まさに人生を共に過ごしてきたことになります。本書で紹介されるエピソードの数々は、自分の人生の懐かしいシーンとともに思い出されるものばかり。桑田さんとサザンは欠かせない存在を超えて、すでに人生の伴侶です。
ファンの方にはお奨めの一冊です。
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桑田さんらしいライトな書き振り。しかも、確かな音楽の造詣に裏打ちされていることは感じられる。でも、若い頃書いていた「ロックの子」なんかの方が面白かったような気がする。桑田さんも、年取って柔らかくなったのかなあ。
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読み応えばっちしの一冊。
桑田さん、こんなにトップスターなのに意外に謙虚。
男性では尾崎紀世彦、女性ではちあきなおみをNO1に挙げてるとこも納得。
稲村ジェーン、WOWOWあたりで放映してくれないかな。
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歌詞が好きで小さい頃から聴いていたが、色々な視点があるからこそ。洋楽や歌謡曲も、ラジオ番組を聴かなければ興味を持たなかったと思う。
当時の狙いなども赤裸々に綴っているし、音楽史として、音楽批評家の本よりも楽しく読める。いわゆふ通向けの音楽をかじっても、長くいつまでもとなると、サザンを聴いてしまう。その理由がわかった気がした。
サザンや桑田佳祐の歌は、大人になってから聴くとまた違う印象を持つので、いつ聴いても色あせないと思う。
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やっぱり、毎週チビチビと読むのに適している。
それは耐えられない軽さなのか
あるいは桑田節の濃さなのか。
後書き前、425ページの桑田佳祐の顔、表情は良いね。
満足感が素直に、嫌味なく出ている。
なこなかよく出来た人なのだ。
後書きも必読だ。
あとがき
「女房の日記」
Yoko Hara
原 由子
読む価値アリ。
結局、最後は女房に握られている。
Happy Wife, Happy Life
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のっけから下ネタ全開だったけど、全体的にステークホルダー(と言うのか?)への感謝とレジェンドたちへの賞賛だった。
もう少し桑田さんやメンバーのエピソードが読みたかったな。
拓郎や小田和正へのオファーの話は面白かった。
原坊のあとがきも良かったね。
エリーへの愛も。