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コンビニたそがれ堂 星に願いを
著者 村山早紀
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
コンビニたそがれ堂 星に願いを
コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
大事な探しものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。今回のお客様は、お隣のお兄ちゃんに告白したくて頑張る少女、街角で長くコーヒーをいれてきた喫茶店のマスター、子どもの頃、変身ヒーローになりたかった青年・・・夜空の星に切なる願いをかけた時、やさしい奇跡が起こる――。つまずきがちな毎日に涙と笑いを運んでくれる、好評シリーズ第3弾。
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紙の本
私の願いも星は叶えてくれるでしょうか・・・
2010/05/20 14:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きなコンビニたそがれ堂シリーズ・第3弾。
さてさて、今回のお話は…
私の好みは、『喫茶店コスモス』
二人の思い出のコスモス。
毎年、必ず一緒に見ようと約束していたのに…
コスモスが原因で喧嘩をしてしまった喫茶店のマスターと奥さんの老夫婦。
いつも通り、一晩眠れば…と思っていたのに…。
マスターに何が起こったか、私は気付かずに読んでしまいました。
約束も果たせず、喧嘩をしたまま…は、やっぱり想いが残ってしまいますね。
それではあまりにお互い悲し過ぎる…。
マスターからコーヒーの入れ方がたそがれ堂に伝授されるエピソードも素敵。
コスモスのママさんや、かつての常連さんが、このコーヒーを飲んで、あれ…?というようなお話も今後あるのでしょうか。
楽しみです。
コンビニたそがれ堂は、大切な本友さんから教えていただいた本です。
本友さんも、第三弾を読まれたかしら…。
星に願いを…
いつか再び本友さんと感想を語り合える日が来ますように…。
紙の本
もしや「対象外」か?とも思えるほどの清らかさが。
2012/01/11 20:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
少女、若い男性、年配の男性。それぞれが経験する「別れ」。そして未来へ歩いて行く姿。それまでの「過去」がけして捨てたもんじゃない、自分なりに幸せな生き方をしてきた、と気づく。過去を振り切るのではなく、それは「今」の自分を作り上げたものであるし、未来に向けて進んでいくための時間。
「コンビニたそがれ堂」は、「今」困ったことが起きた人に「必要なもの」を提供するお店です。一見、「欲しいもの」ではなかったりするかもしれないけれど、それが自分の力になる、背中を押してくれるきっかけを与えてくれる。日常に現れる不思議な世界ですが、それを受け入れる登場人物たちの純粋さと、生きることの素晴らしさを再確認するストーリーに、心あたたまります。
そのコンビニは「信じる者にしか見えない」、ハダカノオウサマ的な存在ですが、本当にそれを欲している人の前だけに現れます。そこに損得勘定はなく、純粋に「ヒトとして」の気持ちがあれば、目の前に現れてくれるようです。そして、そこでは、自分が忘れていた何か、に気づかせてくれます。それは、「過去」の出来事だったりしますが、その過去と「今」がつながっていることを気づかせてくれるんですね。
ともすれば、「今」だけを考えることがあります。あるいは「過去は捨てて」という人もいます。ですが、今の自分があるのは、過去があったから。過去に行動したこと、思ったこと、これらがつながって、重なって、今があるんだよね。
「今」も、一瞬後には「過去」になってしまう。今を大切に生きること、過去を大事にすること。未来へ「夢」を持つこと。生きていくための「基本」的なことですが、大人になると忘れてしまうことがありますね。
物語では、コンビニたそがれ堂があらわれて、忘れていた何かを思い出させてくれますが、現実の世界でも、そんな「コンビニ」があるのかもしれない。それに気づいていないだけで。何がきっかけになるか分からないよね。
丁寧なストーリー展開と、あたたかい登場人物。「幸せ」って何か、を考えるきっかけをもらった気もします。もちろん自分だって、最期には過去を「よかった」と考えたいと思う。それには「今」を気持ちよく生きることしかない。
「星に願いを」過去を大事に、未来に向かった歩いて行く人に向けた言葉として、大切にしたい。
【ことば】世界には、まだまだ不思議なことがたくさんある...それはみんな見えないだけで、ふりかえればきっと、子どもの頃空想したとおりに、そこにある。消えたりはしていない。
そうなんだよね。「ない」と決め込んでいるから、ふりかえらないだけ。子供の頃に信じていたことは嘘じゃないんだ。そういう場面になったら、少しだけ振り向いてみよう。きっと何かが見つかる。そして前を向いて歩いて行けるんだ。
紙の本
優しい視線を感じる
2023/02/12 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
必ずしも自分の思うようにならないこともあるこの世の中。
伝えたいと思っていたことも伝えられないこともある。
あるいは、答えはわかっていても自分の気持ちに正直でいるためにあえて伝える勇気。
そういうやり場のない気持ちを温かく見守り、そっっと次への後押しをする店長。
すてきです。
紙の本
こんな世界でも生きて行くのは悪くない
2017/09/14 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
超ステキなお話でした。
喫茶店コスモス、本物の変身ベルト。
物語が少しリンクしてましたね。
シリーズにとって、とても重要な風早の町の歴史も書かれてて。。。
冗談みたいな変身ベルトの物語には、感服。
生きていく、ってこんな世界でも悪くない(^-^)b