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線量計と奥の細道
著者 ドリアン助川
東日本大震災の翌年。著者は放射線量計を携え、芭蕉の『奥の細道』全行程約二千キロを辿る旅に出た。折り畳み自転車を漕いで行き、時には列車や車も利用。津波被害や放射性物質汚染を...
線量計と奥の細道
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線量計と奥の細道 (集英社文庫)
商品説明
東日本大震災の翌年。著者は放射線量計を携え、芭蕉の『奥の細道』全行程約二千キロを辿る旅に出た。折り畳み自転車を漕いで行き、時には列車や車も利用。津波被害や放射性物質汚染を被った地域では、無言の奮闘を続ける人々に出会う。三百年前の俳諧紀行に思いを馳せつつ、放射線量を測って進む旅。被曝に怯えと逡巡や葛藤を抱きながら、“生きる”を考えた魂の記録。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
目次
- 忘れてしまうこと―まえがきにかえて/1 深川~白河/2 かげ沼~平泉/3 尿前の関~村上/4 新潟~大垣/その後―あとがきにかえて
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紙の本
線量計を脳内変換
2022/02/16 14:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
線量計を携えて巡る奥の細道。線量計は放射線量を表示数だけですが、脳内で勝手に昔の「ガリガリ」音を発するガイガーカウンターに変換していました。
車ではなく自転車での移動だから気づくことができることや、知り合える人たちの様子が本書の随所に描かれています。読みながら感じたのは」」原発事故に「負けずに」と括ることがいかに難しいか、ということでした。挫折もあるし、離れたいが離れられない事情だってあり、声も上げずに耐え忍んでいる方々の姿も浮かんできます。
紙の本
しっかりと読みました。
2021/10/30 09:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自転車で、奥の細道を、線量を測りながら、ひとりで、行く先々での同行者や出会い。
ずしんと重い気持ちにもなったし、旅の風景の美しさも堪能した。読みごたえあり。