- 販売開始日: 2021/11/01
- 出版社: ベレ出版
- レーベル: BERET SCIENCE
- ISBN:978-4-86064-118-4
4次元以上の空間が見える
著者 著:小笠英志
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
4次元以上の空間が見える
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
4次元空間から宇宙人や怪獣や未来人が現れるようなシーンを空想して胸を躍らせたことはありませんか?この本ではイラスト、イメージ図、座標を駆使して、だれもが一度は思いをめぐらせた4次元空間、さらに5次元空間、6次元空間…を直感的にとらえられるようにしています。数学や物理によって理論的にきちんと考え、きちんと考えられている“n次元”のトピックをより身近に感じることのできる本です。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
「見えた!」ような気がする
2006/08/25 01:10
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲベリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
SEという仕事柄、4次元以上の配列(「テーブル」と言ったりもするが、まあデータの並び方だと思ってください)の取り扱いは平気である。端的に言って、ある特定の場所のデータを指定するのに数字を1個使うか(1次元配列。例えば「トイレ待ちの列の前から2番目」とか)、2個使うか(2次元配列。例えば「教室内の右から3番目の列の前から4人目」とか)、3個使うか(3次元配列。例えば「団地の中の4号棟の5階の東から6番目の部屋」とか)だけの差である。後はただ、場所を指定するための数字を4個使う、5個使うと、自分がデータを扱いやすいように増やして行くだけである。
だが、そんな風に日常使ってはいても、実際にそれらの配列をイメージできるかというと、上の例にあるように3次元までが限界である。3次元までははっきりしたイメージが浮かぶが、4次元になったとたんに頭の中がこんがらがって、何だか訳の分からないぐねぐね曲がったものしか浮かんでこなくなる。
この本の書名を見て、「ほんとかな? もし本当に見えたら楽しいだろうな」と思って読んでみた。結果は…「見えた!」ような気がする。そしてそのイメージは、図らずも馴染みのあるぐねぐね曲がったイメージそのものであった。
自分が数学者と同じイメージを持っていたということで嬉しいような、もっと画期的なイメージを見たかったということで悲しいような…単純計算の繰り返しもはまるが、時にはこんな頭の柔軟体操(アクロバット?)も必要かも。