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黒川さんのとりせつの本は、昔から好きで読んでいました。
母との関係は昔から私にとっては、とっても大切なissueでした。
強烈な母との関係をうまく行かせるにはという内容ではない。
でも、根本的な脳科学的にみた違いがあって
それを理解するだけでも、関係をうまく行かせることができる部分がある
という内容で、私の長年の悩みをスッキリ解決はしてくれないものの
気持ちを少し楽にしてくれるにはよい本だった。
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先月、実家の母に会いに帰った。
老いてきている…さて、どうしたものか。
母は、働いていたので、干渉するタイプではなかった。
むしろ、私の方が彼女に対して干渉しているかも。
そして、気が付いたのは…
義理の母に対して、私は甘え上手で、家事下手な嫁だったのか~だから、色々お世話をしてくれたのか~ありがとうございました。
他の感想は、下記のブログに書きました。
・「母のトリセツ」から、世間の撃退法と親子の身体機能について学ぶ!
http://smilesmileyou1.seesaa.net/article/484331287.html
私の感想は、本の趣旨とは違うかもですが…。
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脳科学・人工知能研究者である黒川伊保子氏、かつての嫁として、我が子の母として、そして息子の嫁の姑として、「母親」という生き物の生態を見つめた著者が「母親との上手な付き合い方」を展開する新書。
教員という仕事をしていると、問題行動を起こす生徒の多くは母親との関係に問題を抱えている。母は子を愛するが故に、子は母の愛を理解しているが故に、皮肉にも苦しんでいる。母親の過干渉は「病」に近いと考えてきたが、本書を読んでその認識を改めた。
脳科学の知見から、というよりは著者の個人的な人生経験からの話が多かったが、その分実感を伴うもので世の母親は共感できることが少ないないのだろう。
父の愛は「さざ波」、母の愛は「津波」。その原因を身体の動かし方のタイプの違いや日本語の言語構造という斬新な観点から読み解き、さらにその解決方法を提案する。
もちろんそんな簡単に解決できるような問題ではないが、有効に働く家庭も一定数いるのだと思う。
親に苦しむ子どもたちにも読んでもらいたいが、それよりも世の母親に読んでほしい。自分を客観的に見る良い契機となるのではないだろうか。
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たまに入り込んでくる母親の余計な一言、行動に苛々もあり、、と思いこの本を手にしたけど、
自分の子供や妻への接し方の参考にもなり、ストレスがかなり軽減された。
もっと早くにこの本に出会っておきたかった!
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「歳を取ったら、おばあちゃんみたいになりたい」と、我が娘が評する実母。
明るくて優しい自慢の母ではありますが・・・楽しいおしゃべりが、いつの頃からか同じ話のリピートに!
『第4章 母親をつき放しつつ喜ばす方法 /情報交換ではなく、情を交わす』に、『母との会話の目的はただ一つ。母を癒すこと。』とあります。
現在は繰り返しの話にイライラした時期は過ぎ去り、「はい、はい」と聞き流していました。(母よ、ごめんなさい。ちなみに、出来た娘(孫)はちゃんと聞いています)
でも、目的を『母を癒す』に変えると"優しい心"で聞ける♪と嬉しくなりました。目から鱗です。
黒川伊保子さんの著書は、『夫婦脳』(十年ほど前)からお世話になっています。
分かりやすく楽しい文章が好きです。
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人は、誰でも老いていく。
母親が老いることを、哀れに思ったり、寂しく思ったりしなくていい。
新しい命が生まれて、古い命が場所を譲っていく。ただそれだけのことだ。
母たちの脳は、子どもを持ったことだけで、9割がた満たされているのだから。
あなたを得ただけで、母の人生に、ゆるがない価値が生まれたのだ。
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驚くほどつまらなかった。
母と娘の関係について書かれていると思って手に取ったが
(そしてそれについても書かれているが)、息子と母、
息子と嫁について言及している部分が多いし、目新しさはない。
新書というよりエッセイだった。
『夫のトリセツ』は読んでみたいが。
1か所心に残ったのは、
年老いた母が何度も同じ話を繰り返したとしても、
それを話すことが母にとって幸せならば聞く。
と書いてあったところ。
同じ話を繰り返すのは、幸せを反芻したいからにちがいなく、
そういう意味では愚痴を延々繰り返す母でなくてよかった、と思う。
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心にだけ謝る。気に障ったこと、むっとさせたこと、心配させたことに謝る。母子の一体感があるから、母は機嫌よく迎える。>結構大変。参考になるよ、ありがとう。心配かけて、ごめんね。で行動を変える必要はない。廣戸聡一4スタンス理論。親と子でタイプが違うとき親の指導がうまくいかなくすることがある。>これは確かにそう。やればできるではなく、できることできないことを見極めてできることをやる。何言ってるの、365日24時間お母さんのことを考えているから、電話があれば何があったかとどきっとして心配になった。たわいもない話を聞かせる。愛を伝える。ネガティブマザーにはどうした、何かあったと聞いたうえで、ポジティブ話を突っ込む。
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書かれていることができるのであれば、この本は必要ない。幸い、私自身の我が子とは付かず離れずほどよい距離を保っているが。
著者の姑とお嫁ちゃんの関係が素敵すぎて、嫉妬する。
「毒のある母を持つ人には、もしかすると生ぬるいトリセツかもしれないが...」
すみません、その通りです。
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年老いた母との会話で穏やかに話したいのになぜかイライラしてしまったり、母の事を思ってアドバイスしているのに全く聞いてくれなかったり、どうしたら上手く関係が築けるのかなぁーとそのヒントがみつかればと思って読んでみました。
”基本、母は子を、服従させることで守ろうとしているのである““母親と違う脳を持ち、母親とは違う身体をもって生まれてきた、脳が違えば、脳が心地よいと思う事象がまるで違うのだ“なるほど、なるほど。母親の希望どおりなんかにはなれないが愛は返してあげればいいのだと。母のトリセツの根幹は、服従ではなく、愛そのものを返すこと、これが全てだとも。人生達人のコツは、自分の「できること」と「できないこと」を見極めて、できることを活かし、できないことは別の誰かにやってもらえばいいと腹を括ることである。全方位に期待してくる母親、不得手なところばかりに光を当てる母親は、人生の害であるとも書かれている。世間を振りかざす母親から自立するには世間に翻弄される、オリジナリティのない母親を悲しんでやり、ケチだなぁを加えてもいいのだそうだ。心配しなくてもこれぐらいで母親との縁などきれないそうである、母親の「余計なお世話」は、「ありがとう」と「ごめんね」で受け流す。母親との電話は、「案じること」から始める。「母親を幸せにする」導入を心がける、母親は、子どもを産んだその日から、「気にかかること」をクローズアップして、それが悪い方向に転んだケースを想像し、子どもに危険が及ぶ前に先手を打って、子どもを守って生きてきたのだから記憶の中から、気にかかることを一番先に思い出して、それを綿密にかつネガティブにクローズアップする癖が抜けないのだそうだ。共感は最高の親孝行で気持ちだけに共感すること。「心」はできるだけ受け止めて、「事実」はクールに処理をする、というやり方が大事とも。大人になった子どもに、親は心がけて、プライバシーの空間と時間を確保してあげなければいけない、暮らしのプライバシーが大事。シンデレラのちゃっかり力を見習わなければいけない、ちゃっかりできるということは、相手の悪意を探らないということだそう。のびやかに生きる為には重要なポイント。ちゃっかり力が美しい資質だなんて。母親の話の繰り返しにイライラしたときは、会話の目的を思い出して欲しいそうで、母と子の会話なんて、ある時期から、情報交換する会話ではなく、情を交わす会話に変化しているということ。母たちの脳は、子どもを持ったことだけで、9割がた満たされている、ゆるがない価値が生まれたのだから日々忙しくしていて、親孝行もしないでいることに、後ろめたい思いもしなくて大丈夫だそうだ。年老いていく母を悲しむのではなく、みんな誰しも通る道、残された時間を楽しく笑顔で会話できたら、それだけでもういいんだろうなぁーと思えました。ついついネガティブな話題にいきがちな会話もこのトリセツを読んでからちょっとした気持ちの持ちようでかなり母とのやりとりがスムーズにそして憂鬱な気分にならずに過ごせています。対、主人に対しても同じような心構えで接するようになりました。とにかく自分が幸せ気分でいられる会話をしようと思っています。
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母の気分に引きずられない。
ありがとうとごめんなさいを言っておく。
母親から自立する、違う人間と思う。
長い話を止めるには、自分の話を織り込む。
愚痴には共感だけする。
情報交換ではなく、情を交わす。
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子は生まれてきただけで親孝行がほとんど完了しているので、親の顔色を気にして生きる必要はない。この言葉に救われた〜
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母にとっては「娘」 息子たちにとっては「母」である私
母との同居が始まって 「娘」でいる時間が増えてきて
自分が子どもの時「いい子」を強烈に求められていたことを思い出して ちょっと憂鬱になったり…
いろいろケアが必要になってきた母と どのような距離感で接するのがいいのか…って迷ったり
親としては親離れしようとしている息子に ちょっと寂しさを感じたり…
そんな時に 書店で見つけて迷わず手に取った1冊
語りかけるような文章で書かれていて読みやすい
本の中に書かれているような「母」として「娘」としては… なかなかできないことも多いかも…だけど
ちょっとエッセンスとして知っておくということだけでも 読んでみる価値はあるかな…と思う
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トリセツを妻、夫、定年夫婦、娘と読んで、今度は母を読みました。母とは別居してますが、月一で会いに行ってます。同居している弟から「お母さんはネガティブなことばかり言う」と指摘されたようです。そうかもしれません。私より弟がこの本を読んだ方が良かったかな?まあ、会いに行った時には、できるだけ話を聞いて共感してあげようと思います。
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28才にもなり、親に完全に依存しなくても生きていられるようになった。ただ、父との関係を発端にどうやって接すればいいかわからず、頭を悩ますようになっていた。
そんなときにこの本を取った。
相手がなにを考えているのか解きほぐすことができた。
そして、私も母が異常な人だと決めつけては、家族としての関わりを絶った方がいいんじゃないかとすら思っていた。
でも本当は、子どものことを心配していて、子どもがいたから生き甲斐になっていた。だから完全に独立するとは、母の大きな生き甲斐を奪うことになってしまう。
だからこそ、この本を読んで、どんなに家庭環境が変化しようが、母というレッテルは、一生持っていてほしいなと思うようになった。
うまく頼る。うまく共感する。
でも自分の人生は自分で作り、母の考えは聞いても実行するかは別。
大人としての母との繋がり方を考えさせられる、よい本でした。