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春どきのフレッド伯父さん
著者 P・G・ウッドハウス , 森村たまき
ウッドハウスの全小説中、否、世界文学史上、もっともイカれていて、ハチャメチャで、ナイスなキャラの持ち主といわれたフレッド伯父さんが、あのブランディングズ城で大暴れ。英国ウ...
春どきのフレッド伯父さん
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春どきのフレッド伯父さん (ウッドハウス名作選)
商品説明
ウッドハウスの全小説中、否、世界文学史上、もっともイカれていて、ハチャメチャで、ナイスなキャラの持ち主といわれたフレッド伯父さんが、あのブランディングズ城で大暴れ。英国ウッドハウス協会の「一番好きな短編」投票でも堂々のトップを獲得した「ゆけゆけ、フレッド伯父さん」もあわせて収録。
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紙の本
まさにイギリス風ユーモア
2021/12/12 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物はだいたい貴族で、舞台もロンドンのクラブや貴族のお屋敷。しかしイギリスらしさを味わえるのはそのお膳立てではなく、途方もないハチャメチャコメディ加減。
フレッド伯父さんは出たとこ勝負の好奇心旺盛、活動力に際限の無い人物で……この人が根っからの悪人でなくて良かった……さもなければ世界は新世紀を迎えられなかっただろうから……金欠の甥の借金返済のため、次々と騒動を起こしつつ金策に邁進する。
うまくいきそうでいかず、ハラハラドキドキ、ワッハッハの連続で、見た感じ分厚いが長さは気にならない。むしろあと何十冊も書いてくれていたら良かったと思う。(と名残惜しい読者のために、伯父さん初登場の短編が収録!)
故北杜夫がウッドハウスを礼賛していた、覚えがあったが、その時図書館で借りたジーヴズものが古く……たぶんページを開くと壊れそうな装丁とか活字の大きさとか……挫折した。その後はとんと御無沙汰していたが、いつの間にやら読みやすい装丁と活字の新訳が出ていた!(気づくのが遅かった)
このウッドハウスコレクションは気軽に手に取り、ページを開いて繰り返し読むのに適した良本。訳文もほどほどに20世紀で、ちょっと古めかしさも醸し出しており読みやすい!