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信長の血涙
著者 杉山大二郎
チーム信長の成功譚。そこから見えてくるのは、信長のリーダーシップだ。――作家 伊東潤氏、推薦!生き馬の目を抜く戦国の世――国は荒み、民百姓は飢えていた。「俺に力を貸せ! ...
信長の血涙
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信長の血涙 (幻冬舎時代小説文庫)
商品説明
チーム信長の成功譚。
そこから見えてくるのは、信長のリーダーシップだ。
――作家 伊東潤氏、推薦!
生き馬の目を抜く戦国の世――国は荒み、民百姓は飢えていた。
「俺に力を貸せ! この地獄の世を、新しき天下に変えるのだ」
天下静謐の理想に燃える大うつけの信長だが、常に国境を敵に脅かされ、その貧弱な兵力では尾張統一すらままならない。小豪族の集合体である尾張は、重石となっていた信秀の死後、力の均衡が崩れて無法地帯になりかかっていた。
やがて織田弾正忠家の家督を巡り弟・信勝が謀反との報せが届くが……。
涙もろく情に厚い、若き日のまったく新しい織田信長を描く傑作歴史長編。
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信長の抱く夢
2022/06/22 18:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田信長の若き頃、弟・信勝を討つまでの大うつけ時代を描いた、読んだことがないような物語だった。織田家の棟梁となり、どのように尾張の地と民を治めようかともがく姿が、魅力的に描かれる。国造りの先の姿を、天下静ひつ、国境も、戦争もない日本を造り出そうと、仲間を引き寄せ、チーム織田信長を生み出す。将、リーダーの器は、そこに満たされる志の大きさによるとすれば、信長はやはり、とびぬけて大きな器を持っていた。信じすぎるが故に、後には裏切られることが多くなるのだが、人を信じることが、行動力につながったのは、間違いない。