断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す2【電子書籍限定書き下ろしSS付き】

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投稿者：ぽち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作終わりに婚約者に内定され良い感じなシルヴェスターとクラウディアでしたが、今作では隣国の王弟ラウル（前世でクラウディアの見受けを願った人）が当て馬として登場。
ただ、２人がクラウディアを争うでなく、バーリーの状況やハーランドとの情勢なんかもちゃんと絡んでて読みごたえがあり、面白かったです。
レステーアっていう新たなクラウディア信者も増え、続巻が楽しみです！

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

政争の一貫で留学してくることになった隣国の王弟は、逆行前の娼婦時代に身請けを申し出てくれた客だった。
彼に対する懐かしい気持ちなどもありつつも、シルに恋したディアは王国に傷を付ける形で政争に巻き込もうとした隣国から自国の利益を得てシルの役に立ちたいと動く。
その過程で多くの人をたらし込む話。

逆ハーは苦手なんだけど、今回ディアがたらし込んだ人数女性陣のが多いからなんだかな(笑)
一応ヒーローも固定だし、二人の恋の駆け引きも直球だったり変化球だったり楽しいんだけど、特に欲望だだ漏れなシルが素直すぎて好き。
前回がシルのためといいながら自分のために行動する異母弟が悪役だったなら、今回の悪役はディアのためといいながら自分のために行動する人物だった感じで、構造的には面白かった。
しれっと次巻以降の伏線をまいて繋げていくところも上手いと思うし、ディアがどれだけたらし込んでもシル一筋で揺れないので安心して読める。
シルとのいちゃいちゃ攻防が思惑にハマって読んでて楽しいのもずるい。
ただ逆ハー要員が増えていくなら読めなくなるかもしれないなぁ。