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近衛文麿と重臣たち 昭和の宰相第2巻
著者 戸川 猪佐武
軍部の圧力の前にもろく崩れ去る政党政治。二・二六事件、日中開戦と、ひたすらファシズムへの道をとる軍部に対抗・妥協・屈服していく斎藤実・岡田啓介・広田弘毅・近衛文麿・平沼騏...
近衛文麿と重臣たち 昭和の宰相第2巻
昭和の宰相 第2巻 近衛文麿と重臣たち (講談社文庫)
商品説明
軍部の圧力の前にもろく崩れ去る政党政治。二・二六事件、日中開戦と、ひたすらファシズムへの道をとる軍部に対抗・妥協・屈服していく斎藤実・岡田啓介・広田弘毅・近衛文麿・平沼騏一郎の歴代内閣の苦悩の軌跡ーー日本と他の連盟国とが別個の見解に立っているとの結論に達しました……。松岡外相の国際連盟脱退の演説である。ここに日本は孤立し、軍部の政治干渉は露骨になった。近衛なら……という期待を担って登場した近衛文麿にも、もはや軍部ファシズムを抑える力はなく、日本は日中開戦へ、戦争へと雪崩れて行った。
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勉強になったかな
2023/08/08 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とても面白かったですさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルからとても興味を惹かれました。
この作者には以前から興味を持っていて、とても読んでみたいと思いました。
他の作品も読んでいきたいです。
歴史的
紙の本
戦争突入前夜の政治
2022/12/27 16:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鎮文修 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻は斎藤実内閣成立から東方会と社会大衆党の合併交渉決裂までを描いている。
陸軍の政治介入は二・二六事件を境に加速する。当時は政党が親軍派と反軍派に分かれ一枚岩になれていなかったり、宇垣一成が総理大臣になれなかったり、肝の座った政治家が少なかったりという状況であった。非常時を前にしてなんとも頼りなかったのは間違いない。