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電子書籍
不動産激変 コロナが変えた日本社会
著者 牧野知弘
まもなく、不動産の姿は一変する! 新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている! 「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、...
不動産激変 コロナが変えた日本社会
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不動産激変 コロナが変えた日本社会 (祥伝社新書)
商品説明
まもなく、不動産の姿は一変する!
新型コロナ騒動が終了後、不動産の世界は激変し、まったく違う姿になっている!
「不動産のプロ」であり、長く現場の動向を観察してきた著者は、そう断言する。
いったい、何が変わるのか。
たとえば、従来社員一人当たり三坪で計算されてきたオフィスビル需要が急減するのは、リモートワークの常態化のため。商業ビルの淘汰は、Eコマースの拡大のため。そして、都心の超高層マンションのメリットは喪失し、郊外の戸建てが取って代わる……などなど。
社会が変われば不動産も変わる。その構図を明らかにし、業界の明日を大胆に予測する!
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紙の本
不動産の話ではない
2021/01/03 17:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが『不動産激変』となっているのに対して、不動産の話などほとんどしていない。タイトルをなぜこのようにしたのか理解に苦しむ。内容も読んでいて面白いと思えるものではなかった。
本書が主張していること自体は間違ってはいないと思われる。コロナによって、働き方が変わり、会社に所属して会社ファーストの人生を送り、会社に出社して会社内でコミュニケーションをして、1日を終えるのではなく、職能を重視してタスクをこなすということが仕事となるというものだ。そういった面はあるかもしれない。しかし、本書の主張するほどに劇的に変わるのかと問われると、そうともいえない部分があるのではないか。
日本人の通勤時間が長いことは問題だと思う。そして、都心に働きに毎日通勤するということは、都心近くに住む必要が生じ、住居費が掛かる。本来は郊外にオフィスを立地させて、企業の構成員が近くに住めるようにすれば、住居費や時間でメリットがあるのに、無駄に都心にばかりオフィスを作るから、本書がいうような日本人が業界のことだけに精通し、文化を理解しないサラリーマンが量産されるのだ。本書はもっとそのことに言及してほしかった。
47歳定年の提言などは、滅茶苦茶だろう。別の会社で役員をやっても良いなどというのは、日本の労働市場をわかっていないということではないか。ある会社での競争に敗れた者が、他社で役員の椅子を手に入れることなどどうしてできようか。現実的でないと思われる。
さて、本書はタイトルが不動産とあるが、不動産の話というよりは、働き方の話である。やはり、タイトルと内容が違うと高評価にしづらい。