おとうと(新潮文庫)
著者 幸田文
高名な作家で、自分の仕事に没頭している父、悪意はないが冷たい継母、夫婦仲もよくはなく、経済状態もよくない。そんな家庭の中で十七歳のげんは三つ違いの弟に、母親のようないたわ...
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商品説明
高名な作家で、自分の仕事に没頭している父、悪意はないが冷たい継母、夫婦仲もよくはなく、経済状態もよくない。そんな家庭の中で十七歳のげんは三つ違いの弟に、母親のようないたわりをしめしているが、弟はまもなくくずれた毎日をおくるようになり、結核にかかってしまう。事実をふまえて、不良少年とよばれ若くして亡くなった弟への深い愛惜の情をこめた看病と終焉の記録。(解説・篠田一士)
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弟への愛
2002/07/25 01:05
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投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不良少年とよばれ、結核によって亡くなった弟への愛情を描いた物語。家庭の状況もそんなに良くはない中で、姉の弟に対する愛情が美しさと悲しみを帯びています。幸田文さんの繊細な文章の表現力に感動しました。風景の描写なども目の前にその景色が感じられるほどです。姉弟の話と重ねるとこの小説の好さが増すような気がします。