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芸術は社会を変えるか? 文化生産の社会学からの接近
著者 著:吉澤弥生
美術館やギャラリーに収まっていた芸術は、閉ざされた領域を飛び出して都市空間や地域社会へと広がっている。地域住民とアーティストの共同制作、美術教育、医療や福祉の領域での芸術...
芸術は社会を変えるか? 文化生産の社会学からの接近
芸術は社会を変えるか? 文化生産の社会学からの接近 (青弓社ライブラリー)
商品説明
美術館やギャラリーに収まっていた芸術は、閉ざされた領域を飛び出して都市空間や地域社会へと広がっている。地域住民とアーティストの共同制作、美術教育、医療や福祉の領域での芸術活動-近年では芸術の社会化がますます推し進められ、私たちの日常にある創造性や表現の可能性を再考する契機になっている。また、NPOとの協働など、文化政策が多様なかたちでおこなわれ、芸術文化の公共的な位置づけが見直されてきている。2000年以降の大阪の文化政策を契機に生み出された“芸術運動”の調査をもとに、文化政策の現状、創造の現場が直面した困難と可能性、制度とオルタナティヴの相互作用、労働やアクティヴィズムとの関連性などを論じて、社会を変えていく契機となる芸術活動のあり方を描き出す。
目次
- はじめに
- 第1章 地域文化の担い手たち
- 1 C/P(カルチャーポケット)
- 2 大阪市芸術文化アクションプラン
- 3 アートプロジェクトの記録とメディア
- 第2章 文化政策と市民社会――大阪の事例を中心に
- 1 日本の文化政策
- 2 大阪市と新世界アーツパーク事業
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