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幸くらべ
著者 倉阪鬼一郎
大火を生きのびた赤子、双子の江美と戸美が、悪党退治の大手柄!二人あわせて「江戸」となる江美と戸美は、のどか屋はじめ三軒の旅籠のかけもち手伝いに。折しも上方から偽薬の悪党ら...
幸くらべ
幸くらべ 書き下ろし長編時代小説 (二見時代小説文庫 小料理のどか屋人情帖)
商品説明
大火を生きのびた赤子、双子の江美と戸美が、悪党退治の大手柄!
二人あわせて「江戸」となる江美と戸美は、のどか屋はじめ三軒の旅籠のかけもち手伝いに。
折しも上方から偽薬の悪党らが来て……!
岩本町で焼け出された先の大火のとき、のどか屋の時吉とおちよは一石橋の蔵のかげで泣いている双子の赤子を見つけた。見拾てはおけないから、保護して江美と戸美と名づけた。赤子は有徳の人、井筒屋の善兵衛にあずけられ、十三年が経った。双子の娘は、のどか屋はじめ三軒の旅籠をかけもちの手伝いに入って……。折しも上方から偽薬の悪党らが江戸にやってきたのである。
*本書に登場する小料理*
・海老と小柱のかき揚げ ・玉子粥 ・あさり玉子丼 ・常節の松笠煮
・白魚の筏焼き ・高野豆腐の揚げ煮 ・ 鰹の焼き霜づくり
・蛸と大豆のやわらか煮 ・胡瓜と竹輪の梅酢和え
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