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それは春に散りゆく恋だった
幼馴染の悠(はるか)の葬式に参列したのは十三回目、その死に顔を見るのは今日が初めてではなかった。デジタル時計が、三月三十一日を指し示す。本来であれば、明日からは四月となり...
それは春に散りゆく恋だった
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それは春に散りゆく恋だった (集英社オレンジ文庫)
商品説明
幼馴染の悠(はるか)の葬式に参列したのは十三回目、その死に顔を見るのは今日が初めてではなかった。デジタル時計が、三月三十一日を指し示す。本来であれば、明日からは四月となり、待ち望んだ春が来る。けれども、深月(みずき)は知っている。自分は春を迎えることができない、と。『約束。ずっと、俺のこと見ていて』――。三月の終わりになると、必ずこの男は死んでしまうのだ。そうして、時間は一か月ほど巻き戻り、あなたを喪う三月がまたやってくる……。たったひとつの、恋の奇跡に涙! 儚く切ないラブストーリー。
目次
- 序幕 永遠に来ない、春のこと/第一幕/幕間 壱/第二幕/幕間 弐/第三幕/幕間 参/第四幕/幕間 肆/終幕 それは春に散りゆく恋だった
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既視感はあるけど好きな話
2022/05/30 01:24
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3/29に必ず幼馴染が死ぬ。
そして3/1の幼馴染が故郷に帰ってきた早朝に戻る。
回数がわからなくなるほど繰り返した3月を、どうにか幼馴染を死なせないまま抜けたいと奮闘するループ系王道ラブロマンス。
言いたくないけどカゲ〇ウデイズですね!
13回繰り返すまで行動せず、対策練ったり考えたりしない主人公逆にすごすぎてびっくりしたわ。
悠くん普通に精神疾患だと思うけど、やってることクズすぎて笑っちゃった。
だからラストの主人公に促された告白を拒絶された流れ最高に良かった。
悠の感情が動くのは、深月とその家族にだけなんだね。
嬉しいや悲しいがわからない、と言いつつ深月達家族といるのが楽しいとか羨ましいとかそういう気持ちはわかる。というのが結構都合の良い設定だなぁと思ったり。
過去の深月の告白を拒絶した理由は一応説明されて理解したけど、それにしたって十年間の束縛はだいぶクズいヒーローだったから、ループで苦しんで病みかけたのは当然の報いだったのでは。
ようやくの春を迎えたから、一足飛びに結婚して家族になっちゃおうという発想は嫌いじゃない。
ループ系は本当に恋愛ものと相性の良いSFだよね。
多少のツッコミ所があっても好きだよチクショウ!