電子書籍
横山光輝で読む三国志
1800年の時を経て、なぜ『三国志』はいまも面白いのか?横山『三国志』を読み進めながら、吉川英治から湖南文山、羅貫中、陳寿までの『三国志』の独自性とその魅力を楽しく徹底解...
横山光輝で読む三国志
横山光輝で読む三国志 (潮新書)
商品説明
1800年の時を経て、なぜ『三国志』はいまも面白いのか?
横山『三国志』を読み進めながら、吉川英治から湖南文山、羅貫中、陳寿までの『三国志』の独自性とその魅力を楽しく徹底解明。これまで誰も書くことのできなかった感動?の“三国志”。
連載開始50周年!! 横山「三国志」の名場面116ページ、著者撮影の三国志ゆかりの地写真など54点掲載。名場面もゆかりの地写真も、そして図版もすべて著者の心のこもった名文キャプション付き。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「横山光輝おそるべし」に納得
2022/03/06 21:50
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:迫淳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三国志歴33年、諸葛亮ファンの私にとって、『横山三国志』は原点です。本書は、25巻からなるカジュアルワイド版に基づき、1『桃園の誓い』から25『秋風五丈原』まで、25の章で構成されています。どの章から読んでも、三国志ゆかりの名所写真や研究成果も踏まえて解説されており、新たな発見もあります。私は、劉備が諸葛亮に「遺狐を託す」名場面の、19章『孔明の南蛮行』を最初に読みました。劉備と諸葛亮の「せめぎあい」「緊張関係」があったとする著者の論に、横山三国志がどのような影響を与えているのか? まさに「横山先生おそるべし」でした。 三国志演義→吉川三国志→北方三国志→宮城谷三国志の順で小説を読んできましたが、本書で、漫画ならではの臨場感と心理描写の魅力を再認識し、横山先生の、読者への配慮と様々な工夫がよく分かりました。吉川三国志をもとに描いたとは言われていますが、その面白さは、横山先生オリジナルの歴史観や資料解釈に基づいた、整合性の高い描き方にあるのだと納得できました。有名な『むむむ』などの簡潔なセリフの背景も楽しく読めました。そして、全文を通して、著者の諸葛亮への思い入れが伝わってきたのが嬉しかったです。