読割 50
電子書籍
疫神記 下
著者 チャック・ウェンディグ , 茂木健
「カーカス・レビュー」「パブリッシャーズ・ウィークリー」ほか全米各誌絶賛の終末SF巨編奇妙な行進がはじまってから二週間、「夢遊者(スリープウォーカー)」と呼ばれるようにな...
疫神記 下
疫神記 下 (竹書房文庫)
商品説明
「カーカス・レビュー」「パブリッシャーズ・ウィークリー」ほか全米各誌絶賛の終末SF巨編
奇妙な行進がはじまってから二週間、「夢遊者(スリープウォーカー)」と呼ばれるようになったネッシーたちの一団は二百人を超えていた。嵐の夜、その姿を追うテレビカメラの前で悲劇が起こる。引き留める妻を巻きこみ、夢遊者のひとりが爆発したのだ。その光景が多くの人々に恐怖心を植え付けた。そして、とある神父がネッシーたちを “悪魔の巡礼団”と称したことが端緒となり、夢遊者を排除する動きが全米に拡大していく。
だが、人々は知らなかった。夢遊者が出現する六か月前、きわめて危険な病菌が解き放たれていたことを--。実業家のガーリンは事業計画発表の鍬入れの儀で洞窟を破壊。飛び出した無数のコウモリに噛まれ、謎の疫病に感染する。その後、狂気に囚われて姿を消した彼は、白い菌糸に包まれた変死体で発見された。ベンジーは菌糸が驚異的な感染力と致死性を有する病菌だと特定するが、すでにパンデミックは地球規模に拡大しつつあった。世界が崩れゆくなか、夢遊者たちだけは何事もなく歩き続けた。
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紙の本
疫神記 下
2022/11/03 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホワイトマスク、白人至上主義者、羊飼いなど三つ巴の戦いの新装はブラックスワンの欲望からくる新たな世界の構築であったという壮大な話でした。シャナの体にブラックスワンが憑依し、生き続け神になろうとするAIの話ということになりました。読んでいて面白い反面現実世界に起きた場合に恐ろしさも感じました。
紙の本
リーダビリティ抜群の大作
2022/07/03 06:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
上下巻合わせて1500ページにもなるのにさらに続編があるだと…!やや冗長なきらいはある(描写やストーリーが冗長でなくてとも普通に長い、そりゃ冗長にも感じられるわ)もののパンデミックSFとして、そしてこのコロナ禍に於いてなかなかに面白いエンターテイメントだった。SFの方に重点が置かれているのでパンデミックとしての恐ろしさがやや物足りなくて、もっとおぞましい描写であれよ!と思ってしまったがそんなことするとSFではなくホラー枠になってしまうから仕方ないか。