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揚羽の夢~知らぬ火文庫~
著者 朱川湊人
平安鎌倉の世を襲う、疫病、地震、そして戦争。廂の下、猫と身を寄せ合い暮らす青年、自らを“喰い残し”と名乗る顔の抉れた女、影のない美しき三姉妹の尼――。源平合戦の片隅で、長...
揚羽の夢~知らぬ火文庫~
揚羽の夢 (知らぬ火文庫)
商品説明
平安鎌倉の世を襲う、疫病、地震、そして戦争。廂の下、猫と身を寄せ合い暮らす青年、自らを“喰い残し”と名乗る顔の抉れた女、影のない美しき三姉妹の尼――。源平合戦の片隅で、長明の胸に小さな火を灯し、消えていった忘れがたき人々。八百年の時を超え、今、私たちの心を震わせる、儚く切ない物語集。直木賞作家が『方丈記』『平家物語』を奔放にアレンジ!
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平安末期を記す
2022/07/25 16:37
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
方丈記と平家物語は、内容が全く異なるとはいえ、同時代に成立し、同じ時代の社会を別の視点で記していることから、共通点も少なからずある。人の世の移り変わりは、川の流れのように必定のものであり、人々の存在は泡沫であり、はかなかった。この物語は、二つの物語をつなぐ形で進行するが、混じりそうで混じらない趣きがあった。どこかぎこちなく、また読みづらい点もあり、不思議な感じであった。