筆者のアザラシ愛が伝わる一冊。
2022/11/08 13:11
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投稿者:fuku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットの記事で筆者のことを知り、読んでみました。
アザラシの生態、アザラシセンターの仕事の苦楽、環境問題など、読みやすくまとまっていました。
他の動物に関しても常々思いますが、アザラシもよく人間を観察しているし、頭がいいのですね。
とにかくイラストや写真が可愛いので癒されます(笑)このセンターに行ってみたくなりました。
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普段Instagramで可愛い姿を見せてくれるアザラシ達の生立ちだったり、アザラシを可愛いだけではなくもう一歩踏み込んでみると漁業の被害だったり温暖化による流氷の問題だったり。
今までSDGsとか意識高い事言ってんな〜と鼻で笑ってたけどアザラシの為ならもう少し自分も出来る事やろうと思えました!
最後の章は今まで印象に残っているアザラシを5頭紹介されてるのですが、どの子も可愛くて亡くなってしまった子の話ではウルッときてしまい飼育員さんが本当にアザラシが好きなのが伝わってきました。
いつか絶対にとっかりセンターにもアザラシシーパラダイスにも行きます!
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幼少期の好きが高じて獣医師免許を持ちながらも飼育員になった岡崎さんの行動力がすごい。好きを仕事に出来て楽しいことばかりではなかったけど、幸せと言い切れるその姿勢が羨ましい。アザラシの頭の良さ、生体、個々の性格、環境、そしてもちろんアザラシの可愛さを再認識出来る本。それにしても本からアザラシ愛が伝わってきますよ。オホーツクとっかりセンター行きたくなってきた。(ガリンコ号には乗ったことあるから近くには行ったはずなんだけどな
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これでもかっ!!ってくらい著者のアザラシ愛が溢れていました。最初から最後までアザラシの可愛いさにメロメロ。
「ゴマフアザラシ」、「ワモンアザラシ」、「クラカケアザラシ」、「アゴヒゲアザラシ」、「ゼニガタアザラシ」
アザラシの種類ごとの説明も分かりやすい。
アザラシの生態、賢さ、恋模様、トレーニングの様子も知れておもしろかった。
表情も、振る舞いも、いかに感情豊かで愛らしいかが文章の端々からヒシヒシと伝わってくる。
飼育員さんと個性的なアザラシたちとのエピソードにほっこり。
著者の何がすごいって、アザラシのそばにいたくて獣医師免許を取り、獣医師から飼育員としてアザラシ保護センターへ転職。
やりたいことに真っ直ぐで潔い!
地球温暖化による生息数減少、漁業被害など、アザラシを取り巻く問題について。
「オホーツクとっかりセンター」の保護・繁殖・教育普及活動を通して広く社会に認知され、アザラシが生きやすい環境につながっていけばいいなと思う。
作中、著書「海獣学者クジラを解剖する 」で知られる国立科学博物館勤務の田島木綿子さんも少し登場して嬉しくなりました。
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私の獣医師免許はアザラシのそばに居るための手段でしかなかったから。(p42)
獣医師免許を持つ飼育員の岡崎さんのアザラシ愛はもちろんのこと、アザラシがいかに賢くて愛くるしいかが伝わってくる一冊。
表紙のアザラシの絵に魅了されて購入したが、北海道で暮らしているのに知らなかったアザラシの抱える問題や、アザラシの保護活動に対する賛否等、岡崎さんのエッセイの中から勉強になることがいくつもあった。
特に、アザラシを目的に紋別を訪れる人が増えれば飛行機の利用者が増え、空港路線の維持、そして地域医療に貢献する話が印象に残った。
医療に直接関わらなくても、その町を何かで活性化させることができれば、地域医療にも貢献できるんだなと思った。
他人に理解されなくても、自分が好きなものは大切にしよう。いつか、理解者や応援してくれる人が現れることを信じて。
ちなみに、私はやっぱりワモンアザラシが好きだなぁ。
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幼い頃からのアザラシ愛は途切れることなく、著者を日本唯一の
アザラシ保護施設へと導いた。その飼育員による、奮闘エッセイ。
カラー口絵8ページと文中にモノクロのアザラシの写真、
イラストが秀逸。
第1章 私とアザラシとの出会い
第2章 いざ、北海道紋別市へ。アザラシ救助の日々
第3章 野生復帰に向けた訓練とリリース
第4章 アザラシ5種ととっかりセンターのアザラシたち
column01~04、参考文献(サイト情報含む)有り。
アザラシが好き過ぎて一途に突き進み、初志貫徹!
アザラシ保護施設で直に触れられる幸せ溢れるアザラシ愛と、
日々のアザラシ保護と飼育に奮闘する姿の潔さ、
そしてアザラシを巡る環境問題を真摯に語る、エッセイです。
紆余曲折しながらも、想いは真っ直ぐアザラシ愛。
その間の出来事や獣医師として働いた事、様々な出会いが、
ちゃんと彼女の成長の糧になっています。
オホーツクとっかりセンターでの1日の仕事や、
アザラシ保護の現場の様子、保護したアザラシへのケア、
継続飼育と野生復帰予定の飼育の違いについても、詳細。
保護活動についても、漁業の被害や地球温暖化の影響等と、
保護の可否の苦悩にも、きちんと踏み込んで語っています。
そして、アザラシの種類での違いと、とっかりセンターで
出会ったアザラシたちの話は、彼等への愛しさと想いが
溢れんばかりの文章で綴っています。研究者ではなく、
アザラシの側に寄り添いたい飼育員を選んだのも、納得。
読後、とっかりセンターのサイトでアザラシたちの写真を
見ました。うん、キョロちゃん可愛い。読んだからこそ、
その愛しさが見えてくるんだなぁ。
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アザラシ好きによるアザラシ紹介本。
といっても、著者は獣医資格を持っている飼育員で、アザラシ保護活動を積極的に行っていることもあり、幼稚さはなく、かつ学術的過ぎることもなく、サイエンスに興味のある人にちょうど良いレベルではないでしょうか。
冒頭に「皆さんには『これが好き』と心から思えるものがあるのだろうか。周囲に理解されなくても、誰かに胸を張って語れなくても構わない。(中略)自分でも頭のネジが、控えめに言っても2~3本外れていると思う。」とあり、突き抜けるっていいですよねぇ、羨ましいと思いつつページをめくりました。
アザラシの生態に特段の興味がない人でも「アザラシの溺死に遭遇したことがある」とか、「イカが好きなアザラシが多い」とか「味の好みが固体によって違い、ホッケが・・・云々」など、トリビアも載っていて読みやすいと思います。
この本を読めば、アザラシのオス・メスの区別もできるようになりますし、5種類のアザラシ「ゴマフアザラシ」「ワモンアザラシ」「クラカケアザラシ」「アゴヒゲアザラシ」「ゼニガタアザラシ」の概要も知ることができるようになります。
が、仕事に役に立つとかはないでしょう。
息抜きにどうぞ。
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以前、流氷を見に紋別に行った時にとっかりセンターにも行って「かわいい!」とは思ったものの、そこまで興味がわかなかったアザラシ。
ここ数年、ひょんなことからとっかりセンターのSNSをチェックするようになって、その愛くるしさだけでなく賢さや生態にもジワジワと興味をもつようになりました。
この本では前半は著者が飼育員になるまでのお話(これもその熱意と紆余曲折が読みごたえありました!)、その後はアザラシの生態や飼育員の仕事、保護活動、さらには「保護後にリリースをすることが幸せなのか否か」といったテーマまで、アザラシのあれこれがとにかくつまっていてその面白さに一気に読んでしまいました。
何より、著者の岡崎さんのアザラシ愛が、しっかりした文章なのに随所に溢れまくっていて読んでいてニヤニヤしてしまうこともしばしば。
ねるおくん、みなちゃん、ようちゃん、かつのりくん…いつも写真でみている子のエピソードは読んでいてキュンキュンしたし、SNSをかなり昔まで見返してしまいました。
私も気づけばアザラシに夢中…というと大げさだけど、この本のおかげで他の動物よりも興味度合いがドドン!と上がった気がします。
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アザラシが大好きで大好きでアザラシの保護と飼育を仕事にしてしまった人の本。
紋別のトッカリセンターアザラシランドで熱意を持って主食した著者の半生とアザラシ物語。
すぐ読めるし、愛が感じられるし、アザラシの勉強になるし
読んで良い本。
イラストもかわいい。
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アザラシ保護施設オホーツクとっかりセンターで働く作者の奮闘記。アザラシ保護施設ってあったんや。アザラシ好きやから一度とっかりセンター行ってみたい。アザラシの賢さや首の伸縮のエグさ、他にも初耳話ばかりで面白かったしよりアザラシ好きになった
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アザラシの賢さに驚くと共に、元気さや明るさ、繊細さや優しさが伝わった。でも漁とアザラシ保護の難しい兼ね合いも書かれており愛でるだけでない良本。難しいことが山ずみだと思うが、オホーツクとっかりセンターを応援したい
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アザラシかわいいですね。赤ちゃんアザラシなんて全動物の中で一番ラブリーです。
そんなアザラシ愛に小学校の時目覚めて、そのままアザラシ飼育と救助にひたすら邁進している女性の本です。
アザラシと言っても色々な種類がいて、それぞれ個性があるんですね。冒険もののノンフィクション読んでいるとアザラシというのは食料にしか見えませんが、これ読むと急激にアザラシシンパになりそうです。
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本当にアザラシが可愛い
このとっかりセンターはもちろん、水族館に行ってアザラシを愛でたくなります
動物の赤ちゃんって基本的に可愛いけれど、アザラシの赤ちゃんは格別に可愛いと思います
真っ白でふわふわ
本当ぬいぐるみみたい!
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あざらし好きな私にとって魅力的なタイトル
著者のあざらしに対する愛が溢れていて、とても心が温かくなった。
あざらしに対する知識も増えて、水族館で見るあざらしに対する見方が変わりそう!いい意味で。
あざらしのためにもゴミの分別など環境に良いことをしようと思えた。
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小さい頃からアザラシが大好きな著者が、北海道のアザラシ保護施設で働き、そこでの活動を描いたエッセイ。保護されたアザラシの育て方や種別ごとの生態が詳細に書かれていて、本当にアザラシが好きだというのが読んでいて伝わってきた。
機会があれば、是非筆者の働いている施設へ訪れてみたい。