紙の本
合わなかった。
2023/02/18 18:02
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて言うか軽すぎる?軽すぎた感じで
私には会いませんでした。
短編集ってのがそもそも一瞬で読み終わっちゃうから
私には向かないのかもしれない。
短編でももっと深くえがいてくれたら面白かったかも。
紙の本
甘酸っぱい
2023/05/05 19:25
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生少年少女の甘酸っぱさではありません。
自意識過剰になる年頃の少年が自分の凡人さを自覚しながらも大切な友人が傷つかないように事件解決を導き出します。その心根がちょっと切ないのよね。
主人公は二年生男子。少しずつ名前が分かっていく演出も何だか憎い。
紙の本
青春のほろ苦さが懐かしい
2022/07/08 21:41
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投稿者:晴丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み応えのある青春群像劇。
次作にも期待。
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タイトルと表紙の絵から、学校を舞台にどんなストーリーが展開されるのだろうか、と期待して読んだ。
高校の陸上部員2年の清瀬がメインとなって、生徒会選挙や部室で起こった事件などの謎解きをしていく。
清瀬は、自分自身を部活でも勉強でも目立つことのない地味な普通の生徒だと評しているが、その冷静さと客観的な洞察力は、見る目のある者には一目置かれているようだ。
その見る目のある者というのが、部活の先輩で保育園の頃から一緒の佐竹。
佐竹がメインとなる章もある。
2人それぞれの視点で語られる、文化祭や部活を共にする生徒達の像がリアルで、確かにこういうヤツいたな(現役の学生なら、現在形の読者も多いだろうが)と、その物語の状況を立体的に立ち上がらせてくれる。
しかしね、今時の高校生はこんなに大人なんだろうか…。
netgalleyにて読了2022.6
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高校を舞台に、日常の謎を絡めて描く5つの連作短編。
生徒会長選挙の白票の謎、荒らされた陸上部部室の謎、合宿中にいなくなった後輩の行方、女子中学生の仲間はずれの真相、文化祭のパンフレットが遺棄された理由など、謎自体はそこそこ。
だけど幼馴染の天才スプリンター・ユウへの主人公・清瀬の複雑な思いが終始描かれ、そこに陸上部の先輩・佐竹優希も絡んできて、青くてヒリヒリとした青春の痛みを感じさせる青春群像劇に仕上がっている。
自己評価がすこぶる低い清瀬には次第にイライラしてくるものの、優希に諭され自分を少し肯定できるようになるラストにはちょっと感動。
米澤穂信の古典部的なシリーズものになってくれるといいな〜。
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作品紹介にあった「青春群像劇」って言う言葉がぴったり。推理もののような学園ドラマのような、恋愛なのか友情なのか、いろんな感情とか状況があちこち描かれていて、ちょっとした理不尽さや不自由さにチリチリしながら生きていた時代をちょっと思い出した。是非他の本も読んでみたい。
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なんだか私にはあわなかった‥読んでいてまわりくどいというのか、読み進めるのが億劫になっちゃった作品でした。私の感性の問題なのかもしれないです‥。
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第42回小説推理新人賞を受賞した著者のデビュー作。作中の登場人物が披露する“それっぽい”推理が否定された上で真相が明らかになるロジカルなミステリーでありつつ意外に(?)人間の心情に迫るドラマ性も兼ね備えている。安楽椅子探偵に対する批評を含めて読後感がすっきり爽やかとはいかない点は好みが分かれるか。
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Amazonの紹介より
第42回小説推理新人賞受賞作を含む全5篇の連作短篇集。
高校を舞台に、何かと同級生と比べてしまったり、将来に悩んだり、圧倒的な才能を持つ生徒を前に諦めてしまったりする高校生男女が、自分は何者なのか?
これから先の自分は?
と悩みながらも答えに行き着く姿を日常の謎を絡めて描く青春群像劇。
全体的にビターでピリッとした青春ミステリーでした。
相手に対する「顔」の印象は、ほんの一部分でしかないことを改めて突きつけられました。最初に思った「顔」と真相が明らかになった後の「顔」の印象はガラリと違っていて、もどかしい思いがありました。
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『落としどころ探し青春学園ミステリーへようこそ』
クールだね。どことなく感情を抑えたような清瀬らの身の回りで起きた事件の、面倒なことにならないよう落としどころを探りながら真相を暴いていく5編の連作短編集。こんな青春もありかなと思わせる独特の雰囲気だな…
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【収録作品】その意図は見えなくて(「見えない意図」改題)/合っているけど、合っていない(「50グラムは重いのか」改題)/ルビコン川を渡る/その訳を知りたい/真相は夕闇の中
高校生の学園ミステリ。推理して真相を見つけることよりも、真相をふまえてどう落としどころを見つけるかが大切、という連作のよう……なのだが。
喜々として的外れの推理を展開するダミーの探偵役が類型的なのは、デビュー作だから仕方がない(?)として、解決がほんとうに落としどころを見つけたものとは思えない。
ワトソン的立ち位置を選び、ヒーローに傷を付けないよう心を配る主人公はナイーブで、このあとヒーローに裏切られるパターンかと考えていたが、とりあえずこの作品ではそこまでではなかった。
惜しむらくは、清瀬に焦点が当たっているから、清瀬の目を通した姿しか描かれておらず、ユウの印象が薄い。
あとは、清瀬のねじれ具合や氷室ら上位カーストの自意識がイタかった。
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黙して調整役を担う人は、今、真のヒーローだと思う。
キャラが立っていることとか、個性とか、そんなものがまるでイチバン大事みたいに扱われることにはもう辟易としている。
だからこの本は、本当におもしろかった。見逃されがちな真のヒーローに光があたって、嬉しかった。
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合っているけど、合ってなくて、そして、正解はなくて。
思春期の、未成熟で不完全な少年たちの描き方が秀逸だった。
作者の書きたいものがしっかりあって、プロットもしっかりしてて、人物も書き分けられられてる。
ユウについて、読者への余計な説明などが一切なく、最後まで清瀬に焦点を当てているところがいい。(説明セリフは興ざめなので…)
描きたいのは「清瀬」だから、描く必要がないと考えた部分は、思い切りよく切り捨てる潔さ。でも、清瀬の今後を予感させるのは、やはりユウの存在があるから。
一見裏回し的な役割の清瀬の心のうちがうまく表現されていて、書き手ので力を感じる。
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人の死なない学園ものミステリー。
ちょっとした事件が起きて、それを冷静な清瀬が解いていく話が多い。
この清瀬、犯人を明かすことに興味がない。むしろ、犯人なんて分からなくていいというスタンスで、探偵役が張り切っている他のミステリー小説と比べると新鮮だ。
生徒会長の選挙で不正が行われた可能性を探るとか、部活の合宿中に部員が自らの意思でいなくなるとか、そんなに大事になる事件ではないというのもあるが、清瀬が張り切らない理由は別にある。
一見、冷静で近寄り難いように思えるけれど、本当の清瀬を知っている人もちゃんと存在していて良かったと思う。
部員失踪事件では、見事間違った推理をさせられてしまった。しかも一度推理を思いついてしまうと、他の思考が見えてこないのが悪い癖だ。
私にはまだまだ見抜く力が足りないな。
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生徒会長選挙での不自然な量の白票。
荒らされた部室。
合宿中にいなくなった生徒。
など、高校生活の中で起こった謎を解き明かす。
謎の解明と共に浮き上がる、思春期の揺らぎ,葛藤、友人関係、悩み…
警察沙汰にはならなり事件に高校生自らが挑む学園ミステリー。