恐怖箱 霊山
著者 加藤一
「獣の道、霊の道。山にはもっと怖い道がある…」猟師が語る山の怪登山者たちの恐怖体験山の神に纏わる禁忌神宿り、魔が棲まう異界の恐怖実話33!山に神あり、異形あり。猟師や登山...
恐怖箱 霊山
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商品説明
「獣の道、霊の道。山にはもっと怖い道がある…」
猟師が語る山の怪
登山者たちの恐怖体験
山の神に纏わる禁忌
神宿り、魔が棲まう異界の恐怖実話33!
山に神あり、異形あり。猟師や登山者が山で遭遇した怪異を集めた恐ろしくも不思議な実話怪談集。
一族三代が山で聞いた奇妙な声。曾祖父がサンジンと呼ぶ謎の一家の正体は…「山の声」、
かつて呪い屋が儀式を行った忌山。そこには立ち入ると死ぬスポットが…「持山」、
山の洞窟で遭遇した不気味な老婆。老婆に名前を呼ばれた少年は返事をせずに逃げ帰るが…「呼ぶ山」、同じ場所に何度も出没するテント。中にはいつも犬の死骸が…「青いテント」、
突然山の景色が一変する怪異。季節外れのフキノトウに禍々しいものを感じた猟師は…「フキノトウ」
他、圧倒的畏怖と不思議に魅了される全33話!
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異界への入り口
2023/10/05 08:58
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投稿者:somaandsinko - この投稿者のレビュー一覧を見る
私自身は山に縁のない土地で暮らしていますが、見慣れた場所なのにおかしなことに巻き込まれた、おかしなところにいたという感じの、日常からふと異界を覗いてしまう話が好きなので面白かったです。
人でごった返す電車に乗っていた時とか繁華街を歩いていたら異界に迷い込む・・という都会的なシチュエーションでの怪異より、
何かがいるという気配は感じ、でもそれが何なのか断言できない、先が見通しにくい山野を不安げにさまよう方が圧倒的に怖い。
民話的な話はほぼなく、現代の話なのもリアル。
最初の短編はちょっとかわいらしい感じですが、まさに先の見えない真っ暗な山林のように、読み進み奥に分け入るうちに怖さがぐんと増してくる構成なのもよかったです。