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女性兵士という難問
著者 佐藤文香(著)
女性兵士は男女平等の象徴か?戦争や軍隊は、どのような男性や女性によって担われ、いかなる加害/被害関係を生起させているのか。既存のジェンダー秩序を自明のものとすることなく、...
女性兵士という難問
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女性兵士という難問 ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学
商品説明
女性兵士は男女平等の象徴か?
戦争や軍隊は、どのような男性や女性によって担われ、いかなる加害/被害関係を生起させているのか。
既存のジェンダー秩序を自明のものとすることなく、批判的に検証する。
本書を貫く主張の一つは、戦争・軍隊を批判的に解剖するにあたって、「ジェンダーから問う」という視角が不可欠である、ということである。
本書は、「ジェンダーから問う」ことが、戦争・軍隊を批判的に考察するうえでいかに重要なのか、この視点を有することで見えてくる風景を描くことにより示していく。
目次
- はじめに
- 第1部 ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学
- 第1章 ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学
- 第2章 戦争・軍隊の男性(性)研究
- 第3章 軍事主義・軍事化・家父長制
- 第2部 女性兵士という難問
- 第4章 女性兵士を取りまく困難
- 第5章 女性兵士は男女平等の象徴か?
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扱いにくい問題を扱う意味
2022/10/16 17:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性兵士について議論することは、長くフェミニズムの学究でも困難なことだったようだ。
博士論文からこの問題を研究し続けてきた社会学者である筆者が、なぜこの問題を研究するのか、その背景や意義をつづっている。
男女平等を訴えて女性も兵士になるべきだということではなく、ジェンダー視点から戦争や軍隊の存在を問うことで、不可視化されてきた問題をあぶり出している。
研究書なのでやや難しいが面白い。