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江戸の怪談がいかにして歌舞伎と落語の名作となったか
著者 櫻庭由紀子
江戸時代、芝居(歌舞伎)や落語、講談など様々なメディアで取り上げられ、人気を博していた怪異・怪談もの。実際に起きた事件を勝手に脚色したり、過激な演出をするなど批判されるこ...
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江戸の怪談がいかにして歌舞伎と落語の名作となったか
商品説明
江戸時代、芝居(歌舞伎)や落語、講談など様々なメディアで取り上げられ、人気を博していた怪異・怪談もの。実際に起きた事件を勝手に脚色したり、過激な演出をするなど批判されることもあったが、刺激的な題材や派手な演出が多くの創作者と観客を引き付け、エンタメの一大ジャンルとなっていた。
とくに「四谷怪談」など有名な怪談では、同じテーマ=元ネタでも媒体ごと、作家ごとにアレンジされて多様な発展を遂げてきた作品も数多い。
市井の噂話から始まり、様々な要素を取り入れていつの間にか化け物としてパワーアップしていったお岩さんの「四谷怪談」、かわいそうな娘から女スパイまでバラエティ豊かな設定を持つお菊の「皿屋敷」などなど……。
よく知られている名作の意外な成り立ちを知ることで、現代の歌舞伎や落語でそれらの作品を鑑賞する際の味わいも深まるはず。
本書では「四谷怪談」、「皿屋敷」、「牡丹灯籠」、「累」といった「江戸の四大怪談」を中心に、元ネタや作品ごとの変化の過程、それらを受け入れた観客のニーズや社会背景などを解説。
多種多様な「江戸怪談もの」の名作の魅力を楽しみつつ、当時の人々の心理や現代との共通点などの理解も深められる1冊となっている。
目次
- 【目 次】
- はじめに
- 第1章 江戸怪談の夜明け前
- コラム1 圓朝と伯円の百物語
- 第2章 江戸四大怪談その1 四谷怪談
- コラム2 「世界」にそって作られる物語
- 第3章 江戸四大怪談その2 皿屋敷奇聞 あの時のお菊
- 第4章 江戸四大怪談その3 牡丹灯籠 お露新三郎の因果の真相
- 第5章 江戸四大怪談その4 累草子 因果かさなる不合理性
- コラム3 怪談噺の祖・初代林家正蔵
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坂東玉三郎のお岩、よかった
2022/09/07 14:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
東海道四谷怪談は、お岩に坂東玉三郎、伊右衛門に片岡愛之助という、私にとっては最高の組み合わせを南座で観させてもらった。この本であらためて四谷怪談の面白さを再認識しているところです