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武蔵 残日の剣
著者 稲葉稔(著者)
「今、時が求め導く真の境地。深き人間味溢れる剣豪武蔵の兵法の極意。己磨きの武の道を求めて止まない私の心は、この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」――俳優...
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武蔵 残日の剣
商品説明
「今、時が求め導く真の境地。深き人間味溢れる剣豪武蔵の兵法の極意。己磨きの武の道を求めて止まない私の心は、この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」――俳優・武道家 藤岡弘、時代小説の雄が、知られざる晩年の武蔵を活写した本格剣豪歴史小説!徳川家康の天下統一により太平を迎えた世――戦国の動乱を剣士として生き抜いてきた宮本武蔵も老境に達していた。将軍家剣術指南役となった柳生宗矩に対抗心を燃やし、生半可な仕官の道は選ばなかった武蔵も、島原の乱に従軍し負傷したことで老いを実感し、終の棲家を求めていた。熊本藩主・細川忠利から客分として招かれた武蔵は、当地で指南役を務めつつ、手伝いの清に支えられながら安らかな日々を送るようになる。やがて、自らが究めてきた兵法の極意を伝えるべく、岩戸・霊巌洞に籠もり『五輪書』の執筆を始めた。武蔵が最後に到った境地とは?
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武蔵 残日の剣
2024/01/07 10:42
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投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本武蔵の中年・晩年・最期が描かれていて大変興味深く拝読いたしました。
島原の乱から、熊本入り、そして藩主である細川忠利から客分として扱われ、忠利やその後の藩主である光尚との親交からこの地に骨を埋める覚悟を決めます。
城下では藩主をはじめ沢山の門弟に剣の手ほどきを行い、二天一流の名声は増すばかりでありました。
もとは忠利も柳生新陰流を取り入れていたことで、柳生十兵衛が武蔵に刺客を放ったりする。
また藩主と八代の三斎との関係性の心配事も取り上げられています。
屋敷の手伝いの清や弟子との関係も面白く描かれています。
晩年、霊巌洞に籠り「五輪書」を書き上げた精神力には恐れいりました。