電子書籍
ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで
著者 永井 康徳 , ミューズワーク(ねこまき)
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ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで
さいごはおうちで ねこマンガ (在宅医たんぽぽ先生物語)
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病院ではなく、住み慣れた自宅で安心してさいごを迎えるという選択肢があります。瀬戸内の実話をねこストーリーマンガで。
●すべての大切な人に読んでもらいたいマンガ
●日本では、病院で亡くなる人が8割。
でも、住み慣れた自宅で安心してさいごを迎える選択肢があります。
●瀬戸内の在宅医たんぽぽ先生の実話を、
大ヒットのマンガ「ねことじいちゃん」「トラとミケ」などの
ミューズワーク(ねこまき)さんのあたたかなマンガでお届け。
永井 康徳(ナガイヤスノリ):医療法人ゆうの森理事長 たんぽぽクリニック医師。2000年に愛媛県松山市で在宅医療専門クリニックを開業。職員3人、患者ゼロからスタートする。「理念」「システム」「人財」において、高いレベルを維持することで在宅医療の「質を高めること」を目指してきた。現在は職員数約100人となり、多職種のチームで協働して行う在宅医療を主体に入院、外来診療も行う。2012年には市町村合併の余波で廃止となった人口1100人の町の公立診療所を民間移譲した。このへき地医療への取り組みで、2016年に第1回日本サービス大賞地方創生大臣賞を受賞。全国での講演会や専門職向けの研修会など、在宅医療の普及に積極的に取り組んでいる。
ミューズワーク(ねこまき):2002年より名古屋を拠点にイラストレーターとして活動を開始。コミックエッセイをはじめ、犬や猫のゆるキャラマンガ、広告イラストや、アニメも手がけている。ねこまきとの共著に70万部超の大ヒット「ねことじいちゃん」シリーズ(KADOKAWA)や、心がほっこりする「トラとミケ」シリーズ(小学館)など人気作品が多数ある。
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紙の本
最期に立ち会えなかった重荷が取れた。
2021/09/08 21:59
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的な話になりますが、
私は母、祖父母の3人を看取ってきました。
最初は、母でした。
難病と告知を受けたのが、私が中学生の時、
余命は3〜5年でした。
しかし、母は、呼吸器を拒み、入院も拒み、
自宅で朝8時からのヘルパーさん、24時までのヘルパーさんの、ほぼ、24時間体制での介護を続けて、
10年生き続けました。
これは、本当に、ヘルパーさん、訪問看護師さん、往診の先生、ケアマネジャーさん、その他の関係者様のおかげです。
「声が出ないんでしょ?なら、呼吸器は付けません。
延命治療もしません。」
ずっと母が言ってきた言葉でした。
最期は、実家を離れていた私の元に、
8時のヘルパーさんから、訪問看護師さんへと連絡いき
電車に飛び乗りましたが、間に合いませんでした。
私が側にいられたら…
大学生で就職活動真っ只中だったのと、
大腿骨を骨折して、介護状態になった祖母を
実家に置いて、私は学校近くに住んでいました。
あとは、卒業制作と、卒業論文だけの日々
就職活動なら、実家からでもできただろうに…
しかし、要介護5の母は、ほぼ休みなく
誰かしらヘルパーさんが家に来ている。
心休まる時が無い。と、イライラして、家を飛び出したのです。
実家に着いて、母の顔を見ると、笑っているようでした。
これが、眠るように亡くなる。ということなんだ。
私はそう感じました。
点滴も、吸引も、呼吸器もせず、
この本の言葉を使うならば「枯れるように逝った」のです。
なので、祖母が体調を崩して、入院した時は
延命治療はしないで下さい。と伝えました。
しかし、ある時お見舞いに姉と行くと
祖母の心臓付近には、点滴がされていました。
「中心静脈や…」姉がうなだれるように言いました。
本書にもある
「治し、施す医療」です。生きるための治療。
それが病院なのだから仕方ないのですが、
もし、たんぽぽクリニックに出会えていたなら。
祖母は苦しみなく逝けたのでしょうか…。
祖母が亡くなり、次は祖父が老人ホームに入ることになり、できる限り、食べたいものを食べさせてあげよう。と
糖尿病にも関わらず、コンビニのカフェオレに
3gの砂糖を入れ、どら焼きを持って、老人ホームへ。
「ここのもんは、不味い。」そういう祖父に
こっそりと、カフェオレを渡すと
ゴクリ。と飲んで、親指を立てて、
グーサインをしました。
最初こそ、どら焼きも半分食べれていたのが、
一口になり、耳が聞こえなくなり、
孫の私と姉のこともわからなくなり、
容体が急変し、入院に。
意識が朦朧として、大きく肩を上下にしながら呼吸をする祖父は、医者の「今日がヤマですね。」から
10日も経ってから、母と祖母の元へ逝きました。
祖父も、中心静脈点滴でした。
たしかに中心静脈点滴をすれば、延命はできます。
ですが、それを生きていると呼べるのでしょうか。
この本に出会って、家で看取ることの幸せさ
点滴を止めるということを良しとしているお医者様がいてくれていることが、嬉しく思いました。
3人の死に目には、残念ながら立ち会えていません。
しかし、この本に
「呼吸が止まる瞬間に立ち会うのが大切なのではなく、お母様が楽に逝けることがいちばん大切なのです」とあり。
ずっと立ち会えなかったことの重荷が取れた気がしました。
もっと「治し、施す治療」から「寄り添う治療」へと変わって行ってくれれば、良いなと思いました。
電子書籍
温かい気持ちになります。
2021/07/27 05:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きゅう。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
在宅緩和ケアの理想的な施設だと思います。
ねこまきさんの描く、猫の登場人物にほのぼのします。
最期は、本人と家族が望む場所で迎えられたら、
それ以上幸せなことはないのでしょう。