魚は粗がいちばん旨い―粗屋繁盛記―(新潮文庫)
著者 小泉武夫
魚の粗(あら)ほど旨いものはない! 築地に日本初の魚の粗料理専門店・粗屋ができた。金目鯛の粗汁、烏賊の腸煮、皮剥の肝和え――通常は捨てられてしまう粗が、魚を知り尽くした店...
魚は粗がいちばん旨い―粗屋繁盛記―(新潮文庫)
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商品説明
魚の粗(あら)ほど旨いものはない! 築地に日本初の魚の粗料理専門店・粗屋ができた。金目鯛の粗汁、烏賊の腸煮、皮剥の肝和え――通常は捨てられてしまう粗が、魚を知り尽くした店主、鳥海五郎にかかると絶品料理へと大変身。はやる気持ちを抑え、今宵も粗屋の暖簾をくぐる。いったいどんな料理が待っているのか。粗を肴に酒を呑む、至福の時間の始まりだ。『骨まで愛して 粗屋五郎の築地物語』改題。(解説・太田和彦)
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粗って・・・
2023/01/03 11:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
築地のマグロ捌きの名物男、鳥海五郎が店を出した。それも魚の粗を使った料理の。
魚の粗の料理って思い浮かぶのはなんだろう?ブリ大根、鯛のあら煮に船場汁、酒盗もそうか。これくらいしか思い浮かばないが、この「粗屋」で供される粗料理の種類といったら・・・。読んでるとお腹が空いてくるのでご注意(笑)
超美味しく楽しく希望の膨らむ1冊。実践的科学者として、多くの食に関する随筆風の作品を記して来た著者の思い描く理想像を小説化したと推測。
2023/02/23 23:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
超美味しく楽しく希望の膨らむ1冊。実践的科学者として、多くの食に関する随筆風の作品を記して来た著者の思い描く理想像を小説化したと推測。科学的知見を適度に加味しつつ、美味しく楽しく面白おかしく物語は展開していく。その根底には、古き良き「勿体ない」思想が貫かれており、こうした食文化の見直しが現在の浪費型食文化の見直しに繋がってくれることを願うばかり。著者にしては珍しいフィクション小説である点にも注目。是非、続編も欲しい作品である。