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電子書籍
最高の任務
著者 乗代 雄介
第162回芥川賞候補作の表題作と、傑作中篇「生き方の問題」を収録。「手紙」と「日記」を通して、「書く」という行為の意味を問う――。野間文芸新人賞受賞の気鋭による青春小説集...
最高の任務
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最高の任務 (講談社文庫)
商品説明
第162回芥川賞候補作の表題作と、傑作中篇「生き方の問題」を収録。
「手紙」と「日記」を通して、「書く」という行為の意味を問う――。
野間文芸新人賞受賞の気鋭による青春小説集!
「最高の任務」
大学の卒業式を前にした私は、あるきっかけで、亡き叔母にもらって書き始めた、小学生の頃の日記帳をひもとく。日記を通して語られていく、叔母との記憶……。
「生き方の問題」
僕は、2歳年上の従姉に長い手紙を書き送る。幼い頃からの思慕と、一年前の久しぶりの再会について……。
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紙の本
吉野朔実のマンガみたい
2022/12/23 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「最高の任務」は謎も含んで、好みのど真ん中。吉野朔実の漫画のようだ。これは「日記」。「生き方の問題」はエロマンガの題材のようだったのが、最後に不穏さをはらんで、中途半端に終わるが、不思議な面白さ。こちらは「手紙」。ここまで乗代作品を読むと、一貫して「書くこと」と「読むこと」の一致を夢見み、その本質的な不一致を悲しんでいるように思える。何種類か同種のキャラクターを組み合わせて色んな作品でシミュレーションをやってるみたい。何のためのシミュかは分からんが。翻訳のような、ちょっと不自然な言葉使いは意図的なのかな。