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電子書籍
金太郎
著者 米内 穂豊
足柄山の金太郎は力自慢の男の子。いつもくまたちとすもうを取って遊んでいます。あるとき、侍の大将と出会い、けらいとなって都に行くことになります。1937年刊を現代仮名遣いで...
金太郎
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金太郎 (新・講談社の絵本)
商品説明
足柄山の金太郎は力自慢の男の子。いつもくまたちとすもうを取って遊んでいます。あるとき、侍の大将と出会い、けらいとなって都に行くことになります。1937年刊を現代仮名遣いで再刊。
昭和11年より出版され、昭和の子どもたちを夢中にさせた「講談社の絵本」から、選りすぐりの名作を新編集で復刊! 日本画・童画の大家たちによる本物の絵の美しさ・丹念さをご堪能ください。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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紙の本
WE LOVE 金太郎
2010/05/05 05:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
せっかく「子供の日」なんだから、それらしい本は何だろうと考えて思い浮かんだのが『金太郎』。
本宮ひろ志さんの『サラリーマン金太郎』ではなくて、ほら、五月人形とかで「金」の文字のはいった腹掛けをした、ぷくぷくした元気そうな男の子がいるでしょう、彼のこと。童謡にもあります。「まさかりかついだ 金太郎 クマにまたがり お馬のけいこ」、その金太郎。
でも、『金太郎』ってどんな物語だったのか思い出せない。クマと相撲をして投げ飛ばしている金太郎の絵はすぐに頭に浮かんだのだが。
そこで、手にしたのが、新・講談社の絵本シリーズの一冊、『金太郎』。
なにしろこのシリーズは昭和初期に出版された絵本を新編集にて復刊したというもので、この『金太郎』の巻は米内穂豊(よないすいほう)という歴史画を描いていた人の手によるもの。これが現代の絵本にはない風格があって、金太郎がとても強そうなのです。しかも滋味豊富なミルクキャラメルを舐めているような、甘い舌触りがなんともいえない。
思わず、金太郎に声援をおくりたくなります。
さて、その金太郎ですが、すもうでクマに勝っただけではなく、強さと優しさを武士に認められて京にのぼる途中で鬼退治までしてしまうのです。やっぱり金太郎は強かったのです。
最後はおさむらいになって故郷の山に帰ってくるのですが、りっぱな着物を着ていてもまさかりだけは担いでいる、おちゃめな金太郎でもありました。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。