紙の本
高学歴親は、子育てに有利なはずだが
2023/02/03 13:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
高学歴親というのは、子育てには有利なはずなのに、無限大の可能性と予測不能な行動力を持つ子供たちにためらいながら接するうちに、プレッシャーを感じるようになるのかもしれない。「からだの脳」「人間らしさの脳」「こころの脳(社会の脳)」と順に成長していくことを知らず、早期教育に走りがちだが、それはこどもの発達を阻害し、間違った成長の仕方をするようだ。子育てとは、子供への心配を、子供への信頼に変えていく旅。孫たちの成長を静かに見守っていこう。
紙の本
「高学歴親」ってなに?
2023/05/17 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名と本文のなかで、「高学歴親」についてあれこれ書かれているけど、筆者が伝えたい子育てのポイントとは、ほとんどリンクしていない感じ。何が高学歴親なのかも定義されていないし、問題ある親や子育てが高学歴親によってなされている、というのも印象をかたっているだけ。高学歴親をだしにして、筆者の言いたい子育て観を展開している。その子育て観自体は、悪くはないと思うけど、語りの展開の仕方が悪すぎた。
投稿元:
レビューを見る
近々ある保護者会のネタにならないかと思って読んだ。いくらか新たな知見を得ることができた。親バカが悪いとは思わないけれど、過干渉はやはり良くない。新しく塾に来られる保護者には、慣れない間は手伝ってあげてくださいと言っているけれど、ずっとつきっ切りで見ているというのでは子どもの自立心が育たない。心配だとは思うけれど、なるべく早くに子どもを信頼してあげてほしい。それから早期教育はあまり良いとは思えない。小学校に入る前までは「からだの脳」をつくる期間であるので、自然に触れて体を動かすことをメインにしたい。そして、暗くなれば寝る、明るくなれば起きると睡眠時間を十分に取らせたい。それが、のちのち自律神経をうまく発達させることになるようだ。中学生くらいに多い起立性調節障害というのはこのあたりの問題らしい。寝る前のスマホやタブレットも良くない。メラトニンの分泌が減り良質の睡眠を阻害することになってしまう。高学歴の親だからというわけでもないが、自分ができていたことは子どももできると思って期待してしまうことが多い。期待してあげるのは大事だが期待し過ぎは良くない。子どもが押しつぶされてしまう。自分ができなかったことを子どもに託すというのもどうかと思う。まあ、幸せになってほしいと願うのは悪いことではないが。とにかく、子どもは自分の持ち物ではない。1人の人間としてその意思を尊重してあげたい。とは言え、子どもの持つ価値観とか良心とかは親から受け継ぐことが多いだろう。そういう意味では親は子どもの鑑でありたい。子どもは親の鏡で、子どもが言ったりしたりしていることを見ていると親の様子がうかがえる。うちの子どもたちがどう見えていたかは不明だが。まあ、子育てはなかなか思うようにいかないものと思っておけばちょっとは気が楽になるのだろう。おかげさまで、我が家の子育てもひと段落しました。あとは、結婚・出産(自分にとっては孫)などがあるのかもしれませんが、まあ気長に見守っていくことにします。
投稿元:
レビューを見る
子供は親自身の鏡である。そう思って子育てしてきたが、それに加えて早寝早起きによる体の脳の発達も非常に重要と認識できた。
一番重要なのは、子供の前では明るく元気に、かつポジティブに、だと思った。
投稿元:
レビューを見る
読みやすい。確かに高学歴の人が陥りやすい傾向をズバズバと分かりやすい説明で指摘してくれている本。自分も気を付けないとなと思うし、折に触れて読み返して育児に励んでいきたい。
投稿元:
レビューを見る
大学の同級生がインスタでこれ読んでるのを上げてて気になって読んだ。
子どもを先回りして考える力を無くさないようにしよう〜という感想。まぁ子どもが産まれたら考えよう、、笑
投稿元:
レビューを見る
とても面白かった。高学歴親ならではの陥りがちな問題があるというのも納得感あった。子育ては心配を信頼に変えていくことだと言う考え方もよかった。あと、初めは原始人を育てるのを重視というのも納得感あり。
投稿元:
レビューを見る
冒頭は少し微妙
脳の発達段階
原始人
おりこう
共感
の順。おりこう を先にやろうとしてバランス悪くなる
早寝早起き朝飯 を徹底して、そこは動かさない
5歳までは原始人 自然ふれあい
思ったほど悪くなかった
投稿元:
レビューを見る
子育て本としての目線は面白いと思う。内容として心に残ったのは
・子育ては心配を信頼に変えてゆく旅のようなもの
・睡眠時間を確保することの大切さ
よく寝て、信頼されていると言う状態にすることが大切なんだと…シンプルです。
投稿元:
レビューを見る
著者が還暦ときいてなるほど納得?
・そもそも高学歴ではなかった
・完璧にしようとしてもできないし目指していない
・親歴もそれなりに長くなりつつあり言われる前に自分で失敗したりしてもう経験的に知ってる
のどれかもしくは全部で私には刺さらなかったのかも
本書で問題とされているの、どちらかというと私がしている育児ではなく専業主婦の母(やや高学歴)がしてきた育児に近い気がします…
自分が完璧にしないとと思う(だけでなく、やってしまう)のと、周りに頼れるママ友がいないのは、フルタイムやコロナ禍で他のママ友と会う時間がないというのはあるにしても、基本的には学歴の問題ではなく気質やプライドの問題では?と思いました。
最初に示されたグラフも親子6組だけのもの、自分の育てられ方&自分の子育てを引き合いに出して(娘さんおひとり!)語るのはちょっと根拠不足かなと…
早寝早起きが大事なのはそうでしょうね、がんばります
投稿元:
レビューを見る
子育ては「心配」を「信頼」に変えていく旅。
会社の同僚を見ると、小学1年生になる前から息子さんを塾に入れたりしている人も。あまりに小さい頃からの詰め込み教育に私自身は疑問を抱いていて、この本で、小さい頃はとにかくよく運動して、よく食べて、よく寝て、「からだの脳」を育ててあげるサポートが大事なんだとわかった。
本に関して言えば、因果関係がよくわからないデータ、ただただ著者の教えが良かったという結論に持っていきたいだけで根拠に乏しいエピソードが散見され、論説としては甘いと思った。
投稿元:
レビューを見る
そうかも!そんな保護者が多い!ということを論理的に書かれている。
子育てに悩む親にぜひ勧めたい!
子育ては「心配」を「信頼」に変えてゆくp.46
素敵だ。そんな信頼を親からされたら自己肯定感も幸福感も上がる、人に優し大人になれると思う。
干渉、矛盾、溺愛。この3つが危ない子育て
親になって、自分が子どもだったことを忘れるのか?棚に上げるのか?自分ができ過ぎても子どもにプレッシャーになるのは本当に辛過ぎる。そしてその辛さを親は気づきもしない…負のループだ…
「ファイトの押し付け」良かれと思って親がすることは「善意の押し付け」かも p.58
高学歴親が子どもを心配できない理由、親の完璧主義と虚栄心と孤独、孤立。
振り込め詐欺は東アジア特有の犯罪、母親の過干渉
母子の関係性の性差
子どもに危機感を持たせるのは10歳以降
レジリアンスは、自己肯定感、社会性、ソーシャルサポートの3つからなる。
「からだの脳」生きるための脳、は原始人のような子」0〜5歳
「おりこうさんの脳」人間らしさの脳、は「学校の勉強以外の知識欲がある子」1〜18歳(6〜14歳)
「こころの脳」社会の脳、は「相手のこころを読める子」10〜18歳(10〜14歳)
語用論とは、言外の意味を持たせ、それによって相手に行動を促させる、と言う言語的テクニック
自閉症の特徴としてこの理解が先天的に障害されているp.132
環境の力は遺伝因子を凌駕する 2000年代〜
3〜5歳、からだ脳時代、欲しい、買って!の対応は頭ごなしの叱り付けではなく、共感。
「そうなんだ、欲しいよね。飲みたいんだね。」…
「こういう理由があるから買ってください」と購入したい論拠を伝えることを教える。
*子どもには、やらかし話を。子どもに自分にも伸びしろがある、と気付かせる。→安心感に +子どものいいところを褒める、モチベーションになるから
*視点を変える。←何にも言えること!
子どもが親に一番してほしいことは、信じてもらうこと。
最もダメは「価値観の押し付け」
『子育てとは、心配を信頼に変える旅』
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに大好きだ!面白い!!と思える本に出会ってしまった。
端的に言えば、"再確認"だった。
いつもいつも思うけど、やっぱり私は小児科医や精神科医、脳科学の研究をしている人などが書く本が好きみたい。
エビデンスもありながら、実例が豊富で、非常に参考になる。著者の主張に関しては、ガッチリ自分にハマったら最高!!!!ってなります。
本を読んでて、思うことが本当にたっっくさんあって、途中ページをめくるのが怖い箇所もあった。
でもそれは、自分の過去と向き合う作業なのだと。
独親育ち(安易な言葉だけど)の私の子育ては自分の過去と向き合うところから始まる。
私みたいな失敗作を生み出さないように、子どもの心を壊さないように、生きる力を台無しにしないために。
全て自分がされてきたことを反面教師にしている。
まず驚いたのは、妹の制服を切り刻んだ女の子の話。
私は小学生の頃、同級生の服を鋏で切ったことがあるのを思い出した。
どうしてそんなことをしたのか全く思い出せない。
当然、それを知った母親は烈火の如く怒り狂い、その場で私の着ている服を鋏で切り刻んだ。
"服を切られたらこういう気持ちになるんだよ!!!!"と体験をもって教えられた。
その後から、母親と交換日記をすることになったのを覚えている。
しかしある日突然「あんたはいつもいつも良い事しか書かないじゃない!!こんなんじゃ何の意味もないじゃない!!」とブチギレだし、交換日記は終わりを告げた。
悪いことをしたと素直に告げることに極端に怯えていた。(それは社会人として家を出るまで続いた)
初めて掃除当番をサボったとポロッと言った小学校低学年のあの日、母は1週間全く口を聞いてくれなかった。
親戚や知り合いがいる前では優しい母になるので、その時に口を聞いてくれるのが嬉しくて「あ、機嫌治った!良かった!!」と思ってニコニコしていると、「私はまだ許してないからね」と毎度、人と別れた後に言われるのだ。
そして子供心に、"掃除当番をサボるのは悪いこと"ではなく、"悪いことをしたら親に絶対言ってはいけない"が植え付けられた様に思う。
「自分の頭で考えなさい」も母親の口癖だった。
未就学児の時だったか、小学校低学年の時だったか覚えていないが。
とにかく、「ごめんなさい」をしても「何に対して謝ってるの?」「それを悪いことだとわかっててどうしてやるの?」「理由がわからないのにごめんなさいだけ口で言っても何も意味ないじゃない」「自分の頭で考えなさい」
いつもこのパターンで、日中から夜20時だか21時だか何時までだかわからないけど、父親が仕事から帰宅するまでずーっっと家の中に立たされていた記憶がある。(動くことは基本許されずトイレに行くと睨まれる)父親が「まあまあもう許してあげなよ」と言い、解除される。
(今思えば、そんな時間まで幼子がずっと立たされてるの異常だろ!どうにかしてくれよ!!って感じだけど)
私は自分か���ピアノを習いたいと言ったけど、「ピアニストになりたいって言ったのはあんたでしょ!!」と練習中に昭和のスポコン漫画さながらの激しい体罰を受け、きょうだいはプリント学習系の習い事で、宿題をしないと毎回体罰を受けていたらしい。
今私は大人になって。
色々な本を読んで知識を得て、子育てをしているけれど。
この躾の仕方?育て方に1mm足りとも共感できない。
「ごめんなさい」口に出して言えたらそれでいいじゃん。
どうしてそれをしてはいけないかは繰り返し教えていくしか無いじゃん。
こどもに考えなさいって言ったって。わからないよ。考えるための語彙力も経験も知識もないんだから。
子どもにお習い事をさせる(家で練習する系)のって本当に大変だよ。何がって親の忍耐が。
体力も精神力も。
待てない親は何もやらせない方が良いよ。体罰なんて本当に言語道断。「自分は待てないんです」って言っている様なもので本当に恥ずかしい。
話はだいぶそれてしまったんだけど。
我が家の母親は高卒?(多分…?)で、父親が教育関係。
母は本当によく世間体を気にしていた。
「出前を取ってるなんてよそ様に思われたら恥ずかしいから私は出前ほとんどとったことない」って言ってたけど、食事の準備が大変でイライラして家族に当たるくらいなら出前でも外食でも良かったじゃんって思う。
母にとって「若いのにしっかり教育している」は勲章だったようだけど、本当にとんでもない暴言暴力ネグレクトが裏にあったから。頑張ったのはあなたじゃなくて我慢してきた私たち(私だけ…?)って思ってる。
必死だったんだよね。夫の職業に見合った自分じゃなくてはいけない、子育てをしなくちゃいけないって。でもね、おかげでとんでもなく精神が破壊された人間が育ちましたよ。
父親は父親で、中学受験の香りがする頃からどんどんヤバい人になっていって、中学に入ってからは大勢の前で罵倒、成績が悪ければ殴られるってことがありました。大学受験終わるまで続きました。大人になってから完全に父親不審になりました。
人を育てるって本当難しいなって思う。
そして私のこと。
私も夫も、自分たちでは思わないけど、おそらく世間一般からしたら高学歴とされる分類かも知れない。
それがこの本を手に取ったきっかけでした。
すごくインパクトのあるタイトル。
でも中を読んで本当に安心した。
私は睡眠を1番大切に思っていて、お習い事も時間が遅くなる様なものは基本的に選ばない様にしてる。
日が沈んだらお布団に入って、日が上るくらいに目覚ましよりうんと早く起きるうちの子たち。(だから夏は大変なことになる)
思いっきり原始人の子供達で本当に安心しちゃった。
周りの知り合いでうちと同じ様な時刻に寝かせてる人がいないので、1mmも話が合わないけど、私はそれで良いと思って生きてる。
そもそも。この現代社会でこどもを早く寝かせるって本当に大変なんだよね。親の意識と実行する努力がないと絶対出来ない。
うちはTVは基本つけてないし、ゲームやビデオの視聴も基本��夕方までに限定してる。
そういう取り組みも良質な睡眠に関わってると良いなと思っている。
長くなったけど。
こういう本を読むことで過去の自分を思い出しながら、"こうなりたくない"という気持ちを確認し、見つめ直せるのは良いなと思う。
ただ知識をinputするだけじゃなく、持ってる知識を見返して、outputに繋げていける。
良い本でした。
投稿元:
レビューを見る
文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他
干渉しすぎなんじゃないか、過保護なんじゃないか、これって「監視」?
と、日々葛藤しつつ子育てしている私には、
とてもためになる本でした。
「高学歴親」でなくてもタメになる内容です。
夕飯は7時。
9時には寝る。
生活リズムを整えるのが大事。
特にこれ。
投稿元:
レビューを見る
まずはちゃんと寝て動いて食べるという生活の根幹を身につけられるかどうか。
そこが整えばあとは自然に着いてくる。