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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2023/01/24
  • 出版社: 早川書房
  • ISBN:978-4-15-120004-5

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すべての美しい馬

著者 コーマック・マッカーシー , 黒原 敏行

1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディは、自分の人生を選びとるために親友と愛馬と共にメキシコへ越境した。途中で年下の少年を一...

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すべての美しい馬

税込 1,166 10pt

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すべての美しい馬 (ハヤカワepi文庫)

税込 1,166 10pt

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商品説明

1949年。祖父が死に、愛する牧場が人手に渡ることを知った16歳のジョン・グレイディは、自分の人生を選びとるために親友と愛馬と共にメキシコへ越境した。途中で年下の少年を一人、道連れに加え、三人は予想だにしない運命の渦中へと踏みこんでいく。至高の恋と苛烈な暴力を鮮烈に描く永遠のアメリカ青春小説。

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みんなのレビュー36件

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評価内訳

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紙の本

自分の「根」を大切に思うがゆえに流れ行く者たち、境界を越えた掟破りに下される厳しい裁き――「青春の通過儀礼」と言うにはあまりに険しい恋と旅と闘いを突きつける硬質な小説。

2009/10/07 17:24

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 険しい小説であった。読んでいる途中に、読後、自分の人格が変わってしまうのではないかとさえ思えた。
 映画の方は前に見た。美しい場面に眼福を感じつつ、切々と伝わってくるものに感性を響かせていれば良かった。「あの原作がこんなだったか」と心得違いを思い知らされた。抒情的なカットで心の琴線に触れる。そういう「泣きどころ」作りを意図したのが映画なら、小説の方は、険しい展開がそこしかないという境地を作り出し、読む者の精神を鞭打っていくようだ。

 文体の難解さを読み解く、あるいは行間の意味に感づく必要があるというように、「読む厳しさ」があるから「険しい」のではない。むしろ読みやすい作品だ。人物がぞろぞろ出てきて複雑だというわけではないし、思わせぶりな謎解きもない。神話や聖書、古典などの知識がなくても大丈夫だし、出来事が時間軸をバラして並べられるわけでもなく、登場人物が理解し難い行動を取るでもない。険しさはひとえに、テーマを貫き、それをしかと読み手に伝えようとする書き手の意志の強さがもたらすものなのではないか。

 16歳の若者が牧場の仕事を続けたいがために、親友と共にメキシコに渡り、身分違いの恋を知り、思いもよらない事件に巻き込まれ、痛烈な体験をして戻ってくる話だ。大人のための「行きて還りし物語」なのである。
 青春の放浪と恋という、実にベタな、陳腐とも言いたくなる筋書きである。小説としては、その辺に転がっている段ボール箱のような、ありふれた容れ物であろう。けれども、1回目を通しただけでは通過できない言葉がいくつも埋め込まれている。言葉だけでなく、再び読み直してから先に進んだ方が納得できる場面もいくつか埋め込まれている。やがて、読み直した部分で非常に大事なものを突きつけられていたのだということが分かってくる。

 テーマは何なのか。思うにそれは「根」と「流」という2つに関わることだ。「根」は「根を下ろす」と同義の「定住」や「留まる」ではなく、「根源」という言葉が近そうだ。どこで誰から生まれたのか、何を尊重して生きるよう育ってきたか、何に価値を感じるよう育ってきたか。そう、「育てられたか」ではなく、「育ってきたか」とした方が、「人と人の関わり」より「個人と世界との関わり」にこだわっている、この小説にフィットする。
「流」は「定住」「留まる」に対応する「流浪」「漂流」ではなく、自分が意識できる「根源」をどこまで別の方向へ伸ばしていくことができるのか、目的を持つ「流着」である。

 牧場に生まれ、豊富な知識を持つ祖父に育てられたジョン・グレイディ・コールは、アメリカの馬を愛して育った。彼が生きるのは西部開拓時代ではなく、20世紀半ば。祖父の死で牧場という生活の場を失ったため、「アメリカ人」と「牧童」という根を失くさずに済むよう、馬と共に生きる仕事を求めてメキシコに旅立つ。彼と同じ根を持つ親友ロリンズが道連れである。
 2人はヒッチハイクやバスではなく、鞍をつけた馬にまたがって、橋のない川を渡り、荒れ野や山道を越えて行く。出会った旅人や住人に、食べ物や飲み物の厚意を受け、野営を重ねて流れ着くべき新天地を目指して行く。
 祈りもしないし、日曜に休息もしない。しかし、彼らの根を一番奥で支えているのは、大いなる存在への信心だ。焚き火のほとり、「神様は人間をじっと見守ってくれていると思うか?」と尋ねる親友に「ああ。きっとそうだと思うな」とジョン・グレイディは答える。「一寸先は闇で何が起こるかわからない。けどきっと神様にはわかってるはずだ。でなきゃおれたちは一日だって生きちゃいけない」と言う親友に、彼はうなずく(P154)。
 ひとまず流着した牧場で、2人は野生馬を飼い馴らす仕事を得、ジョン・グレイディは馬の血統に関する知識を生かせるようになる。自分の根を認められ、さらに、その根を愛してくれるメキシコ人の娘に惹かれて行く。
 この職探しの筋に絡むのが、正体不明の年下の家出少年で、彼もまた馬に乗っているが、持ち馬なのかどうかがはっきりしない。その少年のトラブルに関わることで、ジョンたちの運命は急転する。少年を始めとした「根」の判然としない存在、「根」を手放しているような存在に、かき乱されていくのが象徴的なのである。

 冒頭に書いた「険しさ」が感じられたのは、作者がこの物語に課した「国境」の掟である。ジョン・グレイディとロリンズは何頭もの馬と関わる。彼らの「流」の旅に関わる馬も何頭かいる。物語全体を振り返ると、作者は、アメリカの馬はアメリカへ、メキシコの馬はメキシコに、その生きるべき場所へときちんと還す筋立てをしていたように思う。それは人間たちの運命もまた同様、アメリカの人間はアメリカへ、メキシコの人間はメキシコに還しているように取れる。これは「国際化」「ボーダーレス化」「多国籍化」が加速した20世紀後半の流れとは反対にある決着のつけ方だ。
「国境」は越えても構わないものだというのが、この物語の設定だ。国境を越えて進んでも構わないが、世界には越えてはならない「境」がある。「境」は「掟」という形に転化され、越えてはならない境を越えた者に必ず罰を与える。その必罰の展開が神話的であり、西部劇的なのだ。
 メキシコに入ってしばらくして、ジョン・グレイディとロリンズが次のように交わす言葉が実に象徴的だ。
 いつか陽の昇ってこない日がくると思うか?
 ああ、とジョン・グレイディがいった。裁きの日だ。
 そいつはいつだと思う?
 主がこの日と決めた日だ。
 裁きの日か、とロリンズはいった。そういうのを全部信じてるのか?
 さあな。いや、たぶん信じてるよ。おまえはどうだ?
 ロリンズは煙草を口の端にくわえ火をつけてマッチを捨てた。さあな。ひょっとしたらな。(P101-102)

 その先、2人は、メキシコで罪を犯して裁きを受ける人物何人かと関わる。そして、主人公であるジョン・グレイディも越えてはならない境を越えたがために、元の自分には戻れなくなる大きな代償を払うことになる。
 残り40ページ弱というところ、2人に不利益をもたらした者に、ジョン自ら制裁を加えようとする場面がある。それは神に代わっての制裁であり、ボーダーを犯す行為とも言える。そこへメキシコ人3人組が現れ、ジョンの行為に割り込む。うち1人が口にする台詞がとても好きだ。原書はスペイン語のようだが、ジョンの誰何に対し、男は「この国の人間だ」と言う。ここにもボーダーにまつわる掟が表されている。この国の人間の不始末はこの国の人間たちに委ねられるべきだという道理と、他国人の手を汚させないという厚意が含まれた言葉なのだろう。

『すべての美しい馬』は「国境三部作」の皮切りだという。2巻目『越境』も読んだが、「境界三部作」と言うべき広がりのなか、「境」「掟」、「根」と「流」が険しくも大切に書かれていた。これが3作を通して、一体どのような境地へと達するのか。3巻目に当たる『平原の町』のepi文庫シリーズへの所収を楽しみに待ちたい。

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紙の本

青春小説の傑作

2001/10/11 04:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mau - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1949年、祖父の牧場が人手に渡り、カウボーイでありたいと願う十六歳の少年は、自分の本当の居場所を求めて、親友と国境を越えメキシコへ旅立つ。そこで知る出会いと別れ、純粋な愛情と降りかかる暴力。

 当時ですら既に、カウボーイは時代遅れな職業となっている。けれども主人公は馬と共にある事が自分の天職だと知っている。自分の居場所はここではない、どこか他のところにある、という強烈な自意識。その若さゆえの確信が少年を突き動かし、越境へと導いていく。

 ストーリー自体はレトロなほどに素朴だが、過去の因襲、不条理な対決などにはフォークナー的な一面が感じられるし、恋人の大叔母アルフォンサの語りはガルシア=マルケスのリアリズムを思い起こさせる。決して単純な物語ではない。

 地の文は途切れなく延々と続くが、挟まれる会話の(特に親友との)なんとシンプルで美しく、かっこいいことか。こういう会話が出来ることが青春なのだと、惜しげもなく言ってしまおう。

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紙の本

純粋無垢な馬と底辺を生きる人間の織りなす色模様。

2017/12/27 11:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

メルヘンチックな物語を想像していたのですがまるで違いました。

ジョン・グレイティ・コール、十六才、テキサスにある
牧場の息子です。自分の家の牧場が、祖父の死によって
ゆらぐところから物語が始まります。
世の中は牧畜が斜陽化し、石油の時代へと突入する頃です。
昔ながらのカウボーイの先行きは明るくないのでした。

母親が牧場を売ってしまい、テキサスから抜け出して都会の
劇団員になります。父親は別の仕事で財を成しているのですが、
牧場を買い戻す気はありません。
なぜでしょう、自分たちの家なのに。

ジョンが弁護士に相談すると、知らない間に両親の離婚が
成立していて、父親はそもそも牧場を継ぐ立場にないのでした。

失意に沈むジョンは、親友のロリンズと旅に出ることにします。
馬と暮らすことしか考えられず、牧畜のふるさとのメキシコに行けば
何かあるかもしれないと、愛馬のレッドボウに跨ったのでした。
そこから始まる冒険譚です。

途中で出会うブレヴィンスという少年、牧童としてもぐりこんだ
メキシコの大牧場、天職とばかりに調教で頭角を現すも
その先にある無残な現実。
人との出会いと別れ、友情、裏切り、愛情。

ジョンは浮き沈みに翻弄されていくのです。
十六才の若者には残酷すぎる運命の歯車が、ぎりぎりと
軋みながら回っていきます。

天の高みから見通すように、馬という存在がすべてを
包み込んでいます。もがき続けるジョン。
しかし、いつだって馬はそばにいて、心の支えになっているのです。

ジョンが馬たちを手なずけて面倒を見ている描写が
多くありますが、一歩離れてみると、自然の生き物が掟に
従って生きているだけというゆるやかさが感じられるのです。

人間の狭量と自然の包容力が、物語の背景にある気がして
なりません。それを本能的に感じているジョンのふるまいに、
たとえ苦い運命であろうとも応援せずにはいられなくなってくるのです。

華やかさはありませんが、印象に残るシーンがいくつもあります。
渋めの作品です。

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2005/05/16 01:01

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2007/10/08 21:32

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2008/08/25 20:02

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2009/02/18 23:31

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2009/10/29 21:06

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2010/03/03 23:04

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2010/04/28 00:17

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2010/08/25 21:50

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2011/03/22 00:47

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2011/06/16 23:47

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2011/07/22 04:12

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2011/11/27 22:45

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