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あしたは晴れた空の下で ぼくたちのチェルノブイリ
一九八六年、チェルノブイリで起こった史上最悪とされる原子力発電所の事故。放射能の恐怖は世界に広がっていく・・・。ドイツに住む日本人の少年・トオルがみたものとは。
あしたは晴れた空の下で ぼくたちのチェルノブイリ
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あしたは晴れた空の下で ぼくたちのチェルノブイリ 改装版
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2022/03/14 19:22
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
チェルノブイリ原発事故の後の1988年に刊行されて、いったん忘れ去られていたけど、福島第一原発事故を受けて、再刊された本。それからまた10年余りがたち、私たちは忘れていた。ロシアがウクライナに侵攻し、この原発や欧州最大規模の原発を砲撃・制圧するまでは。
今こそ、多くの人に読んでほしい児童書だ。児童文学だが、大人も読むべきだ。
主人公はケルンに暮らす小学6年の日本人少年トオル。チェルノブイリの事故で放射性物質を含んだ雲がドイツにもやってくる。
トオルは屋外でサッカーできなくなり、食卓からは地元の食材が消える。
買いだめに走る人も増え、目に見えない放射線の恐怖に市民生活はパニックになる。そんな中、トオルのママが新しい命を授かり―。
原発事故によって、日常がなくなってしまう困惑や怒りが少年の目を通して描かれている。
事故はもちろん、戦争で狙われたら大惨事を引き起こす。原発について、ふたをせず考えていくきっかけにする良書。