- 販売開始日: 2023/03/01
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- レーベル: 世界を読み解く一冊の本
- ISBN:978-4-7664-2561-1
空海『三教指帰』
著者 藤井淳(著)
官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する「出家宣言の書」とこれまで理解...
空海『三教指帰』
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商品説明
官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、
儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する
「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。
本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、
『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。
稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと
古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。
両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?
目次
- プロローグ──憤懣の書──
- 第1章 空海の決意──天皇への忠と祖先への孝
- 1 空海とは誰か──これまでのイメージ
- 2 来歴──誰に向けて書かれたか
- 3 時代背景
- 4 空海の時代の儒・道・仏
- 第2章 『聾瞽指帰』を読み解く
- 1 表と裏のメッセージ
- 2 儒教の篇──暴君は誰か
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