読割 50
電子書籍
最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード
著者 椹野道流(著者) , くにみつ(イラスト)
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く海里は、呼ばれて実家に帰ることに。しかし実家には見知らぬ少女がいた。「この子は一体!?」と海里は驚くが、一憲は別件で、海里に話があるという...
最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード
最後の晩ごはん 19 兄弟とプリンアラモード (角川文庫)
商品説明
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く海里は、呼ばれて実家に帰ることに。しかし実家には見知らぬ少女がいた。「この子は一体!?」と海里は驚くが、一憲は別件で、海里に話があるという。一憲とその親友・仁木とともに、喫茶店を訪れた海里は、一憲から、海里が幼い頃に起きた衝撃の出来事を聞かされる。それは一憲の「罪」の告白だった。長年分かり合えなかった兄の、苦しい胸中を知った海里は・・・・・・。家族の絆に涙が溢れる第19弾!
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
「罪も恩も実は天下の回りもの」
2024/04/09 05:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ19
五十嵐家の横たわっている過去絡みの話
一憲が自身も記憶の底に封印していた「罪」と
そこからの「恐怖」の告白
したことは完全に許されることではないだろう
しかし、高校生が背負うには重すぎるものを背負わされていた彼を否定できない。
記憶が戻ってきたのは、特別養子縁組をしようとしていたから。
子供を迎えるにあたって自分の「罪」の封印が解けてしまったのは必然なのだろう。
兄弟だけでなく涼彦があそこに居てくれて良かったとしみじみ思った。
(彼にも新たな出会いとかあってほしいと心から願います)
そして奈津さんが奈津さんで良かったとも。
淡海さんも良いフォローしてくれましたね。
(相変わらず彼に対してはわたし的には嫌なわだかまりはあります)
淡海さんの養父母さんとの話はなんか深く考えさせられましたけど。
プロローグのグリーフケアからの話の流れは違和感なく
そして「最後の晩ごはん」をそう持ってくるかと感心してしまいました。
(やっぱり「最後の晩ごはん」でしたって感じで)
プリンアラモードのくだりは涙なしでは読めませんでした。
師匠の「罪も恩も実は天下の回りもの」という言葉にはぐっときました。
そう思って自分も行動したいなぁと思うことしきりです。
そして、一憲さんの愛生さんへの対応がすごく好感持てます。
今後特別養子を迎えての話・李英くんのその後の話はとても気になります。