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電子書籍
心理学をつくった実験30
著者 大芦治
パヴロフの犬、ミルグラムの服従実験、マシュマロテスト、セリグマンの学習性無力感……。心理学の魅力は、精緻に練り上げられた実験手法と、それがあぶり出す人間の知られざる一面に...
心理学をつくった実験30
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心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
商品説明
パヴロフの犬、ミルグラムの服従実験、マシュマロテスト、セリグマンの学習性無力感……。心理学の魅力は、精緻に練り上げられた実験手法と、それがあぶり出す人間の知られざる一面にある。「心」とそれにまつわる人間の活動を科学的に解明することをめざした近代心理学は、その当初から実験研究を重視してきた。本書では、そのなかから広く知られ、大きな影響力を持った30の実験をセレクト。それぞれの実験を心理学の流れのなかに位置づけ、その内容と影響を紹介していくことで、心理学という学問の歴史とその広がりを一望する。
目次
- 序章 心理学は、いつ、どのように成立したのか/心とはそもそもどういうものなのだろうか/心理学成立以前/哲学と心理学/ヴントとヘルムホルツ/実験心理学の成立/ウィリアム・ジェームズ/本書の構成/第1章 行動主義と条件づけ/アメリカ生まれの心理学者/進化論と心理学/行動主義の心理学/環境主義と条件づけ/実験1 ソーンダイクの問題箱──箱の仕組みを猫は理解できるか/実験2 パヴロフの条件づけ──餌がなくてもよだれが出るのはなぜか/実験3 ワトソンの男児アルバートの条件づけ──恐怖は学習される/第2章 ゲシュタルトと心理学/ゲシュタルト崩壊?!/ゲシュタルトの法則/ゲシュタルト心理学の認識論/洞察による学習/実験4 ウェルトハイマーの運動視の研究──線分が動いて見えるのはなぜか/実験5 ゴットシャルトの埋め込まれた図形の実験──経験は役に立たない/実験6 ケーラーの知恵実験──チンパンジーはどこまで考えるのか/第3章 行動と認知/心なき心理学の限界/認知で何が行われているか/学習における認知の重要性/条件づけから記憶へ/実験7 トールマンのネズミの潜在学習の実験──頭の中では学習している/実験8 バンデューラの観察学習の実験──他者の行動から学ぶことはできるか/実験9 レスコーラの犬の古典的条件づけ実験──動物は確率を計算できるか/第4章 認知と記憶/まずは記憶の研究から/記憶における情報処理/記憶力に限界はあるのか/実験10 エビングハウスの忘却曲線──記憶には法則がある/実験11 記憶の文脈効果の実験──「言いたいこと」がなぜ伝わらないのか/実験12 記憶の処理水準モデル──処理が深いほど記憶に残る/実験13 記憶術者シィーの研究──超人的な記憶力の正体/第5章 認知の誤り/意外にあてにならない人間の認知/ほか
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2023/07/04 07:16
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通りの内容で、有名な心理学実験が計30紹介されています。心理学の歴史を感じられる1冊です。
紹介されている実験の中には、文章をしっかり読まないと理解できないものも含まれています。そこはじっくり読まなければならないです。