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暗殺者おばあちゃん四人組が、所属組織に狙われ真相究明と報復をする話。
歳にヒーヒー言いながら奮闘する現代と、過去の若き日々が交錯する。
口紅が気合を入れたり輝くために塗るものなのであれば、彼女達にとっての"口紅"は"組織幹部暗殺任務"だったかも
テンポ良くて面白かった。
出てきた鉛筆、料理、絵画などを調べつつ読むのが楽しかった。
音楽はサブスクで調べてかけつつ読んだ。
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#暗殺者たちに口紅を
#読了
暗殺組織に40年仕えた60歳の4人組。
定年を迎え、記念のクルージング旅行を楽しんでいると、組織の人間がー。
この船にターゲットがいるのか?と思いきや、狙われたのは自分たちだった。
なぜ私たちが組織から狙われるのか?
生き延びるには知恵と長年培った暗殺技術が試される。
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東京創元社さんのゲラ版先読みキャンペーンに当選して、その時に送った感想です。
↓
とにかく、とにかく楽しい物語。
「暗殺集団」という言葉からモノトーンの雰囲気を思い描いていたんだけど、めちゃくちゃカラフルで読んでいて元気が出る!
物語の構成も、ビリーたちが初めての仕事をする初々しい場面から始まり、その後現代の60代のおばちゃまズに場面が変わる……冒頭から引き込み力がすごい!あの4人がこう!みたいな(笑)
その後も過去の場面では重要なシーンがさらりと描かれて、現代に戻ると「ああ……なるほどね」となる流れは見事。
ミステリならではの謎解きもきちんとあり、ラストは気持ちよく読み終わる……というか、これ、続編ありますよね……?え?めちゃくちゃ続けられる終わり方ですやん?
気になるー!その後気になりすぎるー!!
そして、邦題も素晴らしいですね。このタイトル、秀逸だなぁ。好き。
あと、「更ニャン期☆」はズルイ。こっちも大好き(笑)
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ヒュー!
思わず口笛をふきたくなるくらい、かっこよくて痛快な物語だ。
ビリーをはじめとする女性4人の暗殺者は、〈美術館〉と呼ばれる組織でナチの残党やその他の悪党どもを暗殺する仕事をしていたが、60歳で定年となり引退した。
記念のクルーズ旅行に4人揃って出かけたのは良いものの、それまで献身を尽くしてきた組織に、逆に命を狙われることに。
何が起こっているのかわからないまま、4人は「殺されないために」反撃に出る…。
この4人のおばあちゃんがとてつもなくかっこいい。それぞれ得意分野があり(毒物に強いとか)、友情があり、ロマンスがあり、100パーセントさまざまな角度から楽しめる「暗殺小説」。
かと思えば普通の60歳女性と同じように、身体の不調やスマホの扱いに嘆かされ、愚痴を吐きつつも適応きていく。そのコメディ部分も本当にリアルで、何度も声を出して笑ってしまった。
著者さん続篇を!お願いします!!
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還暦を迎えた暗殺者たちがこんなに魅力的だとは思っていなかった。付け入る隙がないほどの完璧な暗殺者というのも職業(?)的には当てはまっていそうだが、ここに登場する暗殺者は60歳になり引退を迎える4人の女性。加齢による衰えや、絶頂期ではない状況がヒシヒシと伝わり、そこが暗殺者ではあるが人としての魅力になっていて、とても良い。素手の格闘が得意なビリー、毒物に精通しているメアリー・アリス、銃や爆弾が好きなナタリー、射撃が得意なヘレン、組織に加わる経緯や訓練なども描かれており、それぞれの人物像が膨らむ。さらに暗殺デビューや過去の仕事も描かれているので、現在との対比ができるからこそ60歳になった4人の今が鮮やかに浮かぶ。といっても、万事順調な人生ばかりではなく辛いことを経験しているものもいる。そこがまた、物語と4人の関係性に深みを加えているようにも思う。
暗殺組織の名前は〈美術館〉。ナチの残党や犯罪者を標的としてきた。60歳を迎えたビリーたち4人は引退を迎え、組織から記念に豪華客船の船旅に招待される。しかし、船内で組織の人間を見かけ、異変に気付く。
そこから先は、状況の確認から次第に組織から狙われていることに確信し、理由は分からないまでもテンポよく進んでいく。組織との闘いが繰り広げられるが、ここでもやはり最盛期ではないからこその4人の知恵と手法が発揮されてて良い。暗殺と同じくらいにそれぞれの恋愛観なんかも入る塩梅がまた良いのかもしれない。なんとも素敵な女性たちだ。絶対に敵に回したくないけど。
後半は、それぞれの駆け引きと思惑を存分に味わうことができて、思いっきり楽しめた。いやはや、最後まで敵に回したらダメだった。
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面白くなかったとは言わないけれど、好きかどうかと聞かれたら、うーんと口ごもる。
60歳の女性暗殺者の話ということで、ミス・メルヴィルがもうちょっと年をとったような感じかと思っていたのだけれど、全然違った。自分の身を守るためとはいえ、バンバン人を殺す。あとくちがちょっと・・・。
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飽きずに最後まで読み進めることはできるけれど、どちらかと言えばビジュアルに向いているストーリーかと。それぞれのキャラクターにどの俳優さんを当てはめようか妄想するのも楽しい。アラカンの女優といえば、デミムーア、ジョディフォスター、サンドラブロック、ジュリアンムーア、メグライアン、、、男性ならばヒューグラント、コリンファース、トムクルーズ、ショーンペン、ジムキャリー、キアヌリーブス、ブラピとか。
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暗殺組織〈美術館〉のベテラン暗殺者として暗殺業に40年を捧げた60歳の4人の女性たち。
引退を迎え記念のクルーズ旅行に出かける。
そこで、彼女たちを殺そうとする刺客から逃れたものの…
誰が何のために彼女たちを殺そうとするのか?
次々と襲いかかる相手に知恵と暗殺術を駆使して反撃するアラ還たち。
過去を交錯させながらスピーディーに進んでいく。
飽きさせないのは、彼女たちそれぞれの個性が持ち味にもなっていることや過去のスカウトされ訓練される様子やプロとして暗殺してきた様子もあるからだろう。
映像を観ているような感じで楽しめた。
だが年齢を考えると常に鍛えておかないと駄目なんだろうな。
身体も脳も…。
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CL 20239.29-2023.10.1
60歳で定年を迎えた4人の暗殺者たち。
退職記念のクルーズに出かけた先で古巣の組織から刺客が送り込まれ、彼女たちは組織を敵に回して命をかけて反撃に出る。
60歳のおばあちゃんたち、と言っても読んでいると全くそんなイメージではない。40年培った暗殺の技術と個性的な性格とユーモアあるセリフ回し。仲間を思う気持ちに恋愛事情も。カラリと乾いた楽しいエンターテイメントでした。続編希望。
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最高に面白かった。
組織の名前や部署の名前、目的がはっきりしてて入り込みやすいし情景が浮かんで映画を見てるようでした。キングスマンやジョン・ウィックシリーズ、ガンパウダー・ミルクシェイクが好きな人ならすぐ入り込めそう。
引退を迎えた4人のチームが完璧ではなくてそれぞれ何か抱えてるのも、多種多様な暗殺方法も、過去と現在を行き来する構成も飽きずに楽しめた。これ続編については言及されてないけど、出たら絶対読む。表紙もかっこいいのよね。
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晴れて暗殺者稼業から卒業した四人の女性たちが、その記念旅行で早速襲われ、自分たちが所属する組織に狙われていたと知り逆襲を企てていく、エネルギッシュな物語。明快なストーリーに爽快なアクション、友情と少し愛憎模様も加わった、とても楽しいエンタメ作品でした。
爽快感があるのが、齢六十なんてまだまだ若いといわんばかりにアグレッシブに頭脳と身体をフル回転させていく四人の生きざま。
自分たちの仕事に誇りを、そして蓄えてきた自らの経験にも自信をもって襲撃者に立ち向かっていくさまがとても清々しくて良かったです。
頼れるのは自分たちのスキルと仲間たちだけ。そんなカッコ良い女性たちの活躍は、続編や映像化などでもぜひ観てみたいものです。
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キングスメンみたいな私設組織の、4人の60歳敏腕女性暗殺者。REDのヘレンミレンを思いださざるをえないかっこよさ。一応相手も組織の人間なのにこんなにあっさりやられるか?と思うところはあるものの、理不尽にやられるわけにはいかない、という気概だけで突き進む4人に惚れ惚れしますね。いろんな場所のゴージャスさも垣間見られて楽しかったです。暗殺テクも、なるほどなあと思うばかり。実用できませんが。
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図書館の本 読了
60歳の女性暗殺者4人、格好良すぎ!!!
古巣の暗殺組織に命を狙われた4人は、
生き残り、平穏な生活を取り戻せるか?
極上のエンターテインメント!
かつてはナチの残党を、現在は犯罪者を標的とする暗殺組織〈美術館〉。社会に害をなす者の抹殺に40年を捧げた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。記念にクルーズ旅行に出かけたところ、組織が彼女たちを裏切り者とみなし暗殺指令を出したと判明。生き延びるには知恵と暗殺術を駆使して反撃するしかない! 殺すか殺されるかの危険な作戦の行方は――。MWA賞候補作の著者が贈る極上のエンターテインメント!(BOOKデーターベースより)
テンポよく読めた!
なかなかジジババ世代でかっこいい!に巡り合えないのだけれども、これはおもしろかった。
Killers of a certain age by Deanna Raybourn
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ナチ残党や犯罪者をターゲットとする暗殺集団『美術館』で暗殺に従事、引退を迎えた60歳の女性4人が主人公。組織から退職記念クルーズに招待されるが、そこに自分たちに刺客が送り込まれていることに気付く4人。その理由は?どう切り抜けるのか!と言った内容。それなりでした。
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設定も興味深いし、主人公たちの凛々しさも良かった。けれど全体の流れは もう少し盛り上がりに欠ける感じがして普通に読み終わってしまった。これは映像化するのが良いのでは?