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戦争と罪責
著者 野田正彰(著)
戦争の時代,そして戦後を通じて,日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた.戦地で残虐な行為を行った将校,軍医,憲兵・・・・・・.彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為...
戦争と罪責
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戦争と罪責 (岩波現代文庫 社会)
商品説明
戦争の時代,そして戦後を通じて,日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた.戦地で残虐な行為を行った将校,軍医,憲兵・・・・・・.彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか.精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する.罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る.
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紙の本
精神病理学者の考察
2023/08/10 18:49
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦場で前逆な行為に手を染めた元兵士たちに、精神病理学者である著者が聞き取りをし、考察をした一冊。
なぜそのような行為をし、何を感じたのか、その後その罪とどう向き合ってきたのか…。丹念な聞き取りと、著者の分析が続く。
どの事例も、非常に興味深く、難解だが、惹きつけられる。
《「戦争は人間を残酷にする」とよく言われる。だがそのような一般化は思考の怠惰である》
《このような感情麻痺は、戦後の日本人に持続していたのではないか》
などなど、考えさせられる投げかけも多々。