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広島風土記
著者 井伏鱒二 著
慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと――。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる随...
広島風土記
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広島風土記 (中公文庫)
商品説明
慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと――。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる随筆十七篇、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。豊かな海山や在所の人々へのあたたかな眼差しがにじむ文庫オリジナル作品集。〈解説〉小山田浩子
目次
I
広島風土記/志賀直哉と尾道/尾道の釣・鞆ノ津の釣/因島半歳記/鞆ノ津/鞆は生き慣れた釣り場/消えたオチョロ船/大三島/大三島の樟の木/備前牛窓/ふるさとの音/備後の一部のこと/故郷の思い出/備南の史蹟
*
因ノ島(小説)
II
疎開日記/疎開余話/在所言葉
*
かきつばた(小説)
『黒い雨』執筆前後(談)
III
おふくろ/半生記(抄録)
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紙の本
古里・広島に関する随筆集
2023/12/01 21:00
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
井伏鱒二が古里のひろしまについて、つづった随筆が収められている。こうした短編集はほかになく、なかなか良いと思う。
広島といっても、井伏ゆかりの備後と、「黒い雨」の題材となった広島のある安芸では、まったく風情が違う。井伏にとっては備後こそが古里なのだろう。一方で、今も読み継がれる「黒い雨」が書かれた前後についてのエッセーもあり、興味深かった。